USBメモリとUSBメモリ型SSDの違いを完全解説!7つの違いと使い分けについて
近年、USBメモリの形状をしたSSDが様々なメーカーから次々と発売されています。
こういうものです。
となると、「USBメモリとUSBメモリ型SSD(スティック型SSD)の違いって何?」という疑問が生まれます。この記事ではそんな疑問にお答えします。
USBメモリとUSBメモリ型SSDの違い①OSの認識の違い
USBメモリをパソコンに接続するとリムーバブルディスクと認識され、USBメモリ型SSDをパソコンに接続するとローカルディスクとして認識されます。
これにより、例えばMacではUSBメモリはTimeMachine用の記録デバイスとして使えないがUSBメモリ型SSDならTimeMachine用の記録デバイスとして使えるという違いがあります。
また、ソフトやプログラムによってはローカルディスクにしかインストールできないものも存在しており、USBメモリ型SSDの方がより多くの種類のデータを保存することが出来ると言えます。
USBメモリとUSBメモリ型SSDの違い②転送速度
USB3.1に対応していても、USBメモリだとリード150MB/sを謳う製品が多いです。
USBメモリ型SSDはリード400MB/s~500MB/sを謳う製品が多いです。
※いずれも公称値。
USBメモリとUSBメモリ型SSDの違い③耐久性
USBメモリは耐久性が低く、大量のデータを日々書き込むとすぐに壊れます。また、比較的データが消えやすいです。
USBメモリ型SSDは日々、大量のデータを書き込んでも壊れにくく、データの長期保存にも向いています。
USBメモリとUSBメモリ型SSDの違い④主流容量
USBメモリは16GB~64GBが主流の容量です。
USBメモリ型SSDは128GB~512GBが主流の容量です。
USBメモリとUSBメモリ型SSDの違い⑤価格
256GBで比較すると、USBメモリだと3000円程度で信頼のおけるメーカーの製品が買えるのに対し、USBメモリ型SSDだと6000円~7000円と2倍以上の差があります。
USBメモリとUSBメモリ型SSDの違い⑥対応ソフト
同じメーカーのソフトでも「USBメモリにのみ対応しているソフト」「USBメモリ型SSD含むSSDにのみ対応しているソフト」と対応が異なることがあります。「USBメモリ型SSDだからUSBメモリ用のデータ保護ソフト使えるだろう」と思っていると使えなかった、となりかねないので注意が必要です。
USBメモリとUSBメモリ型SSDの違い⑦質感の違い
USBメモリは安っぽいプラスチックでできていることが多く、いかにもチープ感が漂いますが、USBメモリ型SSDはアルミが使われていたり、少し上質なプラスチックが使われていることが多く、所有の満足感に大きな違いがあります。
USBメモリとUSBメモリ型SSDはどう使い分ける?USBメモリ型SSDはUSBメモリの上位互換ではない!
比較すると、一見USBメモリ型SSDはUSBメモリの上位互換のように思えますが、そうではありません。
USBメモリは安価だが故障しやすい、転送速度が遅い。USBメモリ型SSDは高価だけど耐久性が高く、壊れにくい、(データも消えにくい)転送速度が速いという特性の違いがあります。
この違いから、USBメモリはデータの”受け渡し"が得意な記録デバイス、USBメモリ型SSDはデータの”保存”が得意な記録デバイスと言えます。
USBメモリ型SSDはまだ一般的ではありません。
そのため、人にデータを渡す時にUSBメモリ型SSDを使うのは「無くされてしまう可能性」(USBメモリと誤認=安いから無くしても謝ればすむ=雑に扱い紛失という流れ)からあまりおすすめ出来ません。
人にデータを渡すとき、容量はそこまで必要ないことが多く、転送速度もそこそこ出ていれば十分でしょう。
であれば、USBメモリを使って受け渡しするのが「正解」かも知れません。
USBメモリ型SSDは、耐久性の高さと転送速度の速さを生かして「外付けストレージ内で直接動画編集する(パソコンの内臓ストレージに動画を移動させない)」といったデータの書き読みが連続的に発生するシーンでの活用や、パソコン内の一部のデータを持ち運ぶのにデータが消えるリスクを極限まで減らしたい場合(パソコンを家において外出する際など、データが消えたらすぐにまたコピーできない環境等)に使うのがおすすめです。
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