見出し画像

1Mbpsってどれぐらいの早さ?注意!1Mbps=1MB/sではありません。

この記事では、1Mbpsがどれぐらいの早さなのかについてデータ的観点及び、何が出来て何が出来ないかという感覚的観点から解説しています。

【まず結論】1Mbpsは125KB/s。1MBのファイル(データ)をダウンロード(表示)するのに約8秒かかるスピード。

勘違いしている人がたまにいるのですが、1Mbpsは1MB/sではありません。
つまり1秒間で1MB分のファイルをダウンロード出来たり1MB分のデータを表示できる速度ではありません。

1Mbpsのbps(ビーピーエス)は何”ビット”のデータを1秒間に送受信できるかというものを表します。
ビットとはデータの最小単位です。
8ビットで1バイトになり、1000バイトで(馴染みの深い)1MBになります。※厳密には1024KBですが、複雑になるのでここでは1000バイトとします。

つまり早い話、Mbpsの数値をKbpsの数値に変換し8で割った計算結果が1秒間でデータをダウンロードしたり表示出来る速度(単位:Kbps)となります。

1M(B)=1000KBなので、1Mbps=1000Kbpsになり、この1000という数値を8で割ると125…つまり1秒間に125KB分のデータをダウンロード(表示)できるといった具合です。

1秒間で125KBということは2秒間で250KB分のデータをダウンロード(表示)できます。このように計算していくと現在社会のデータの基本容量
(基準)である1MB(1000KB)分のデータをダウンロード(表示)するのに約8秒かかる計算になります。

iPhoneで撮影した写真の容量は平均1MB~2MBです。iPhoneで撮影した写真をLINE等で共有する際1Mbpsの通信速度だと8秒~16秒かかる計算になります。

1Mbpsで出来ること・出来ないこと

1Mbpsで出来ることは意外に多く、ネット検索、中画質(360P~480P)での動画視聴、SNSの閲覧(instagram)はそこまで待たされることなく(ストレスなく)利用できます。
ビデオ通話も画質が良くないのを妥協出来るのであれば利用可能です。
メール(LINE)は余裕で利用可能です。

1Mbpsでは(快適に)出来ないことは、高画質でのビデオ通話、映像配信サービスの利用、オンラインゲーム、1GB(目安)を超えるOSのアップデート、テザリングやルーターに入れての複数台でのネット同時使用です。

感覚的に、スマホですることの70%ぐらいは1Mbpsもあれば十分に利用可能です。

5Mbps~20Mbps出れば十分合格点。

スマホを普段使いする上で、もっとも帯域を利用する(通信速度を必要とする)のはやはり動画再生ではないでしょうか。

Googleが公開しているyoutubeのシステム要件(推奨する通信速度)によると5Mbps(625KB/s)出れば、1080Pの動画が再生され、20Mbps出れば4Kの動画が問題なく再生出来ます。

5の時代になったことで最低100Mbps出ないと話にならない!と遅い!といった風潮が出始めていますが、普段使いする上では5Mbpsあれば十分で20Mbpsもあれば困ることはほぼありません。騙されないようにご注意ください。









最後まで拙い記事をお読みいただきありがとうございました。 文章に間違いなどありましたらお気軽にコメントください。 コメント、スキ、外部サイトへのシェアもよろしくお願いします