移動機について徹底解説!~移動機って何?から1円でスマホが買えるって本当?まで全て解説します。~

更新日:2022/08/02

最近、ガジェット界隈で話題の移動機について解説します。
移動機って何?機種変更と何が違うの?スマホが1円で買えるってPOP見たけど本当?という方の参考になれば幸いです。

移動機とは

スマートフォンやタブレット、ノートパソコンといった持ち運び出来る通信端末のことを差します。

界隈では主に、日本全国にあるキャリアショップ(Auショップ/docomoショップ/softbankショップ)や家電量販店のキャリアコーナー等で回線契約をせず、スマホ端末のみ単体購入することの意味で使われています。

電気通信事業法第27条の3により消費者、つまりスマホ購入者に認められた正当な権利であり、キャリアショップ等は原則端末購入のみのお客さんを断ることが出来ません。

移動機のメリット・デメリット。

移動機のメリット①「キャリア専売スマホ」を回線契約なしで入手できる

Androidスマートフォンの中にはメーカーが「Auでしか販売しない」「Docomoでしか販売しない」と販売キャリアを限定している場合があります。そういった場合に移動機を利用すればキャリア(通信事業者)を乗り換えることなく目当てのスマホを入手することが出来ます。

移動機のメリット②端末を安く購入できる

同じ機種でもキャリアによって販売価格が異なる場合があります。
例えば、A社が10万円、B社が8万円、C社が9万円で売っていた場合、B社で買うと出費を抑えることが出来ます。

移動機をする人の目的の多くはこれです。
最近は「店舗独自割引」等といった名目で数万円以上値引きされることが多くなっておりメーカーの直販サイト(Apple Store等)で買うより遥かに安く購入できるため移動機が話題となっています。

移動機のデメリット:90日間~180日間の購入制限がある

Au、Docomoの場合は購入から90日間、SoftBankの場合は購入から180日間空けないと次の移動機が出来ません。
移動機をして、すぐにもっと条件のいいもの(案件)を見つけても指をくわえてみることしか出来ません。

機種変更との違い

機種変更は、今契約しているキャリア(通信事業者)で回線契約を維持したままスマホのみ新しくすることです。
機種変更は端末代の大幅な割引は無いことが多く、引き続き通信契約に応じた毎月の料金(と新しい機種購入代金)が発生します。

今使っているキャリアで、キャリア専売のスマホが販売されてそれに乗り換えたい、といった場合に手続き(審査・SIMカードの入れ替え・下取り)を簡素化出来るのがメリットです。

1円でスマホが買えるのは本当?

残念ながら、移動機では1円でのスマホ購入は出来ません。
POPで大きく「実質1円」と掲示されているのは回線契約をした場合の金額であり、回線契約をしない場合は(つまり移動機では)22000円ほど追加料金がかかってしまいます。
それでも22001円ほどで高性能な機種が買えるのはかなり破格です。

移動機が断られるって本当?断られずに買う方法はある!?

先述した通り、電気通信事業法第27条の3によりキャリアショップ等は原則端末購入のみのお客さんを断ることは出来ません。

しかし、実際には移動機を希望するお客さんを断るキャリアショップ等が存在します。その理由は「メリットがない」からです。

定価(メーカー直販価格)80000円や100000円する端末を22001円ほどで売るのは赤字になるばかりか、端末セットで回線契約を希望する人の在庫がなくなる等ショップにとってデメリットしかありません。
そのため「在庫がない」「手続きできるスタッフがいない」「仕組み(システム)上、端末だけの販売が出来ない」等何かと理由を付けて断られることがあります。(それらの理由が本当にそうである可能性もあります。)

しかし、端末のみの購入は法律に則った正規の行動であり、店頭に「回線契約なしでもOK」と言うPOPが掲示されている以上、遠慮する必要はありません。(スタッフがいない、システム上出来ないのであればそのPOPを提示してるのは別の問題が発生する。)

断られる確率を下げるには、まず移動機であることを隠して新規契約・もしくはMNPを考えていることを店員さんに話します。
この時に店員さんの名刺を貰っておきます。
名刺を貰うことで「対応した・された」証拠となり通報するときに有利になります。
MNPを装う場合はMNP予約番号を取得しておきましょう。

話がある程度進んだところで「あの、やっぱ契約なしで移動機だけ下さい」等ということで、それなりの確率で回線契約なしでスマホ端末のみ入手出来ます。
もし「端末だけでしたら販売は出来ません」と言われた場合は「そうですか。では電気通信事業法第27条の3に違反しているということで総務省に通報してもよろしいですか。本当にその(販売を断られた)理由で売れないんですね?」ともう一押ししてみることをおすすめします。

移動機目的なのに新規契約・MNPを装うのは詐欺みたいで気が引けるという方がいるかもしれませんが、その必要はありません。
相手だって在庫があるのに在庫がなくなった等と噓をつく可能性があるからです。残念ながら嘘と嘘の殴り合いの世界です。

移動機が安く買えるタイミングについて

週末にセールが行われることが多く、特に3連休や大型連休が狙い目です。
一年で一番の狙い目は、年度末近くの2月・3月です。
4月になるといったん大きな割引は終了し、GW以降に再び大規模なセールが行われます。








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