見出し画像

【Apple Watch】iPhoneなし/MVNO(格安SIMユーザー)でも使える?

更新日:2022/9/15

この記事では、Apple WatchはiPhoneなしでも使えるのかcellularモデルを
MVNO(格安SIMユーザー)でも使えるのかについて解説します。

・iPhoneなしでも使えるか

答えは「半分使える」です。
Apple WatchはiPhoneとしかペアリング出来ないのでAndroidユーザーがApple Watchをペアリングして使うといったことは出来ません。
(iPadとペアリングすることも出来ません)

ただし、ペアリングさえすればiPhoneを一緒に持って外に出なくてもApple Watch単体でもワークアウトの記録やApplePayの利用など多くの機能が出来ます。(Cellularモデルであれば通話やSMS、LINE等の利用も可能)

・MVNO(格安SIM)ユーザーでもcellularモデルが使えるか

記事執筆時点では、MVNOユーザーはCellularモデル(Apple Watch単体での通信機能)は使えません。
これはAppleが直接取引関係のある通信事業者(つまり大手キャリア)にしかApple WatchのeSIM機能を開放していないからです。

サブブランド・オンライン専用プランもahamoを除いてCellularモデル(ナンバーシェア)に非対応です。
UQ mobileやY!mobile、PovoやLINEMOを使っている人がCellularモデルを使うことは出来ません。

ある方法を使えばiPhoneなし/MVNOユーザーでもCellularモデルを使える。※ただしApple Watchの機能はかなり制限される

Auの「ウォッチナンバー」を単体契約し(AuでiPhone契約・回線契約がなくても契約可能)ファミリー共有機能を使ってiPhoneとペアリングすれば”自分が”iPhoneを持っていなくても、MVNOユーザーでもCellularモデルを使って新しい電話番号で電話・SMSが使えるようになります。

非iPhoneユーザーがApple Watchを購入し使用(ウォッチナンバーを契約する)にはiPhoneを所有している家族の協力が必要です。

本来、ウォッチナンバー契約とファミリー共有機能は、子供や高齢者などiPhone・スマホを持っていない人が家族の持っている(ペアリングした)iPhoneと連絡が取れるようにするものです。

ウォッチナンバーを契約しファミリー共有機能でiPhoneとペアリングしたApple Watchでは「時計機能」「電話を受ける・かける(iPhone/スマホとは別の番号)」「メッセージを送受信する(iPhone/スマホとは別の番号)」「ワークアウトの記録」「位置情報を共有する」「高心拍数及び低心拍数の通知」「転倒検出機能」以外の機能は無効化されます。

具体的には「iPhoneの通知を受ける、iPhone(スマホ)の電話番号での電話やSMS、ヘルスケアデータの共有、呼吸数、不規則な心拍の通知、心電図、周期記録、睡眠、血中酸素ウェルネス、Podcast、オーディオブック、Remote、News、ホーム、ショートカット、Apple Watch App」等の機能が一切使えません。

「MVNOユーザーがウォッチナンバーを契約して自分のiPhoneに自分用のApple Watchとして登録すれば電話番号だけiPhoneとApple Watchで変わるだけで他は普通にApple Watchとして機能するのでは?」と考える人がいるかも知れませんが残念ながらできません。
ウォッチナンバーを契約したApple Watchは自分用のApple Watchとして登録できない仕様になっています。
前述した通りかなり制限を受けるので普通にGPSモデルを買った方がApple Watchとして使うことが出来ます。

iPhoneを持っていない方はApple Watch以外のスマートウォッチを、MVNOを契約している方はGPSモデルを購入することをおすすめします。
こういった方がApple Watch(Cellularモデル)を購入してもキッズケータイレベルでしか使うことが出来ません。

Apple Watch(Cellularモデル)の販売価格とウォッチナンバーの月額利用料金(385円)を考えると制限を受けてまでApple Watchを使う価値はないでしょう。



最後まで拙い記事をお読みいただきありがとうございました。 文章に間違いなどありましたらお気軽にコメントください。 コメント、スキ、外部サイトへのシェアもよろしくお願いします