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Apple製品が安く買える!?Apple整備品について徹底解説!

更新日:2022/9/9
この記事では、「Apple整備品」について徹底的に解説しています。

Apple整備品(整備済み製品)とは

「Apple整備品(整備済み製品)」とは「初期不良品」「客都合(製品自体には全く問題ない)」「量販店などの店頭展示期間が終わった」等の理由でAppleに返品された製品をAppleが点検および必要に応じて修理後、厳しい品質検査を行い再販したApple製品のことです。


対象になるApple整備品

記事執筆段階で、日本国内でApple整備品の対象になるApple製品は以下の6種類の製品です。

・Mac(MacBookだけじゃなくminiやProも対象)
・iPad
・Apple Watch
・iPod Touch
・Apple TV
・Apple Pencil等のアクセサリー類

現在、日本ではiPhoneの整備品の販売はありませんが、MVNOで販売されているiPhoneや交換修理した際の交換機が整備品なので手にしたことはあるかも知れません。

米国では既にiPhoneやHomePodの整備品が販売されていますので今後日本でも整備品の対象となるApple製品が増える可能性は十分あります。

Apple整備品のメリット

①安い

Apple整備品の一番のメリットは安く購入できることです。
定価の最大15%引きで購入できます。
中古ショップで販売されている同製品より安い価格になることもあります。

②高品質

先述しましたが、Apple整備品はApple自身が点検・修理およびクリーニングしているので「返品されたもの」と言えどもその品質はかなり高水準です。

一度、人の手に渡ったものなので「バッテリーの劣化が気になる」「ボディーに傷がないか心配」という方もいるかもしれませんが、iOS・iPadOSデバイス(iPad・iPod touch)に関してはバッテリー・ボディー共に新品のものに換装されてから届くのでその心配は必要ありません。
(万が一、不都合があっても返品することが可能です。)


iOS・iPad OSデバイス以外の製品に関しては特にこういった記述はありませんでしたが、かなり厳しい品質検査を受けていることに変わりありません。

参考リンク:Apple認定整備済製品は品質が保証されています。(Apple)

③返品できる

新品同様、製品受け取り後14日以内で大きな破損などが無ければ開封済みでも返品することが出来ます。
「試しに整備品を買ってみる」ということが気軽にできます。

参考リンク:返品・返金 - ショッピングのサポート - Apple(日本)

④保証が手厚い

新品のApple製品と同様の1年間の製品保証が付いています。「整備品だから保証の内容・期間が弱い」といったことがなく安心して購入できます。

また、AppleCare+に加入することも可能です。

⑤化粧箱、付属品完備

Apple製品本体だけでなく、マニュアルや充電器(ACアダプターやケーブル)リンゴシールといった付属品も整備品専用の箱に同梱されて配送されます。


⑥すぐに届く

Apple整備品のページに表示されている製品は、現在Appleに在庫のある製品のみ表示されているため、購入後すぐに届きます。

新品の製品が数週間待ちでも、整備品なら待つ必要がありません。

Apple整備品のデメリット

①最新モデルは発売されるのに時間がかかる

整備品は大体1~2世代前のものが発売されていることが多く「最新モデル」の整備品は最短でも半年ぐらいは待たないと発売されません。

②自分の求めるモデル(容量やカラー等)があるとは限らない

自分が欲しい容量やカラー、通信モデルの製品がラインナップされているとは限りません。

CellularモデルのiPadが欲しいのにWi-FiモデルのiPadしかなかったり、メモリ16GBのMacbookが欲しいのに8GBのMacBookしかない、ということも多いです。

③すぐに売り切れる

人気の高い製品だと10分以内で売り切れることもあります。
「整備品一覧を見て買う製品を選ぶ」のではなく「買う製品を決めた状態で整備品が出るのを待つ」といった買い方をしないと争奪戦に負けてしまいます

定期的に整備品のページにアクセスする、SNSで整備品の入荷情報をすぐ発信してくれるアカウントをフォローする等といった工夫も必要です。


④Trade-In(下取りサービス)は利用できない

手持ちのデバイスをAppleに下取りに出すことで新しいApple製品が安く買える「Trade-In(下取りサービス)」は利用できません。

購入した整備品を新品購入時(買い替え時)に「Trade-In(下取りサービス)」に出すことは可能です。
整備品だからと言って下取り価格が下がるということも特にないと思います。(同じモデルの新品と整備品を持ったことが無いので確実な検証が出来ないことをお許しください。)

⑤実店舗で買えない

Apple整備品はオンラインでしか購入できません。
そのため「今日手に入れる、今すぐ使う」といったことは出来ません。

最短翌日で届くのでそこまで大きなデメリットでもないと思いますが一応留意しておく必要があります。

⑥箱が整備品専用の物

中古で売る際に、新品の箱とはデザインが大きく異なるので減額される可能性があります。

⑦ギフト包装/ギフトメッセージ/刻印サービスが利用できない

プレゼントしようとしているのであれば、要注意です。

⑧ペイディあと払いプランApple専用が利用できない

何回かに分けて支払いたい場合はクレジットカードを利用する必要があります。

実際に「Apple整備品」を買った筆者の経験談

筆者はこれまでに2回、Apple整備品を購入した経験があります。
iPadとMacを購入しましたが、今のところどちらも大きな問題は発生しておりません。(iPadは購入から1年5か月、Macは購入から8か月経過しています)

Macにプリインストールされていたアプリをアップデートしようとすると「このアップデートは他のユーザによって購入されたか、あるいはアイテムが返金・キャンセルの対象となっているため、この Apple ID で利用できません。」というエラーが出たことはありましたが、ゴミ箱に入れて再インストールすることでこの問題は解決されました。

恐らく前の(返品した)ユーザーのAppleIDに紐づけられていたためにこのエラーが出たものと思います。
検索すると中古で入手した際も起こることがあるようです。

Amazon整備品はApple整備品ではないので要注意

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Amazonにも「整備品(整備済み製品)」を謳う製品が販売されていますが、Apple整備品とは異なるので注意してください。

Amazon整備品は「製品から30cm離れた時に使用感や傷等が見られなければOK。」「販売時点でバッテリーが80%以上あればOK」「アクセサリー(充電器等)は純正品じゃなくてもOK」とかなり緩い品質(検査)基準になっています。保証期間も180日間しかありません。
正直「Amazon整備品」と名がついているものの実態は普通の中古品・リサイクルショップで売られている商品と大差ないと思います。

また、特別安いというわけでもありません。
例えばiPadAir(第3世代)のApple、Amazonそれぞれの整備品価格を比較すると

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Apple整備品が49280円なのに対し

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Amazon整備品は59800円と10000円以上高くなっています。

Amazon整備品ではiPhoneやAirPodsといったApple整備品にはない製品も販売されていますが、審査基準や保証期間がAppleとは違うことに注意が必要です。

参考リンク:Amazon Renewed (Amazon整備済み品)


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