【MVNO解説】OCNモバイルONEの料金プランを徹底解説(評価)!
更新日:2022/08/22
このページでは格安SIM(MVNO)のOCNモバイルONEについて解説&評価していきます。
情報が古くなっている場合もありますので最新の情報はOCNモバイルONE公式サイトをご確認ください。記事中の金額表示は10%税込みです。
記事中の画像をクリック/タップでそれぞれの公式ページに飛ぶのでぜひご活用ください。(一部リンクが設定されていない=飛ばない画像あり。)
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運営会社
OCNモバイルONEはNTTコミュニケーションズが運営しています。
提供回線、料金プランについて
回線はDocomo回線のみの扱いです。
2019年11月20日に新設された新コースと、それ以前からの「新コース以外」(ここでは便宜上「旧コース」と記載)の2つのプラン体系があります。
・新コース
月500MBのコース(プラン)のみ、毎月10分までなら無料通話までなら通話料がかかりません(1回10分以内の電話ではなく、累計で10分なので注意)
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・旧コース
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新コースと旧コースの違いとおすすめのコース。
新コースと旧コースは以下のような違いがあります
・料金
新コースの方が安くなっています。
例えば新コースの3GBの音声通話プランは990円ですが、旧コースでは1452円です。
・日次プランの有無
日ごとに使えるデータ量が決まっている「日次プラン」が新コースにはありませんが、旧コースにはあります。
日次プランは月末まで高速データ通信ができるので「ついつい使いすぎて、いつも月末の数日間、通信制限かかってしまう(自分ではコントロールできないから通信事業者側に通信量コントロールしてほしい」という方にピッタリなプランとなっています。
ただし旅行の時など、たくさん使いたいときに使えなくて不便な思いをするリスクがあります。
通信速度の安定性
新コースは時間問わず安定して速度出ていますが、旧コースは平日の通勤/通学、昼休み(12時~13時)、帰宅時間帯は速度が通信速度が著しく落ちます
低速通信の制限の有無
新コースでは利用出来る低速通信(200Kbps)の容量が契約高速データ通信容量の半分であり、それ以上低速通信を行うとさらに通信速度が低速(64Kbps?)になります。
例えば、月1GBの契約だと500MBまでしか低速通信(200Kbps)を行えません
旧コースではこの制限がなく、無制限に低速通信を行うことが出来ます。
音声通話SIMの最低利用期間の有無
新コースには最低利用期間が設けられていませんが、旧コースには6か月間の最低利用期間が設けられています。
パケット追加チャージ金額
新コースはOCNアプリを経由することで1GBあたり550円でチャージ可能です。旧コースは0.5GB(500MB)で550円です。
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おすすめなのは「新コース」です。料金が安い上に、通信速度も安定して速いからです。
支払い関連について
初期費用
事務手数料3300円、SIM発行手数料433円かかります。
事務手数料は「エントリーパッケージ」を購入することで費用を抑えられます。
エントリーパッケージはAmazonや楽天市場といったECサイトやメルカリ、ヤフオクといった個人間売買、一部家電量販店等で購入することが出来ます。だいたい300円~500円程度で売られています。
ネットで購入する場合、物が発送されるパターンとエントリーコードがメール等で通知されるパターンがあります。
早く契約したい場合はメール等で通知されるパターンの方がおすすめです。
初月の料金
初月の基本料金は無料です(初月解約した場合を除く)
無料になるのは基本料金だけで音声通話代やSMS送信代、容量追加といったオプション類は支払いが必要です。
支払方法
クレジットカード、デビットカード、口座振替(SIM単体の契約限定)が利用できます。
口座振替を利用する場合、カスタマーサポートに電話して書面を通しての契約になります。契約に時間がかかることに注意してください。
↓カスタマーサポート連絡先↓
端末について
OCNモバイルONEでは端末の同時購入が可能です。
Android、iPhone共にミドルスペックからハイスペック機まで多種多様なモデルが発売されています。
たまにセール販売が行われるので、急ぎでなければ待つのがおすすめです。
端末を買う場合、口座振替が利用できません。
また、先述しましたがエントリーパッケージの併用が出来ないのでご注意ください。
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OCNモバイルONEならではの11個のメリット、2個のデメリット。
ここからはOCNモバイルONEならではのメリット、デメリットを書いていきます。他のMVNOとの比較ポイントです。
メリット①通話定額オプションが充実している
2021年4月7日よりプレフィックスが自動付与されるようになり、専用アプリを使ったり電話番号の前に指定の番号(0035-44)を入力しなくても30秒11円で通話できるようになりました。
トップ3かけ放題は当月の上位3人までの通話代がカットされる(0円になる)オプションです。
「この電話番号(この人)とこの電話番号(この人)とこの電話番号(この人)の通話料金を無料にしたい」とこちらが指定するのではなく、OCNモバイルONEが、自動的にその月の上位3人分の通話代金を無料にします。
そのため割引対象の電話番号は動的に変化します。
メリット②マイポケットの通信量がカウントフリーになる
「マイポケット」という月額330円で128GBの保存容量が利用可能なクラウドストレージサービスがあるのですが、それのデータ通信量がカウントフリーになります。
メリット③MUSIC系アプリがカウントフリーに。
(画像クリックまたはタップで公式ページに飛びます)
上記画像のアプリが通信量カウントフリーになります。
月額料金無料ですが、申し込みが必要です。
メリット④プリペイドSIMがある
(画像クリックまたはタップで公式ページに飛びます)
「1日50MB×20日間」タイプと「1GB使い切り(利用可能期間最大4か月)」タイプの2種類があります。
通信品質を試してみたい方、自分の持っている端末で使えるか調べたい方必見です。
メリット⑤名義変更が出来る
OCNモバイルONEは契約者の名義変更が出来る、数少ないMVNOです。
>>OCN2種 ご契約者の名前変更(承継・改称・譲渡)
メリット⑥通信速度が速い。(新コース)
MVNOにとって通信速度が鬼門とされる平日昼間でも安定したスピードが出ます。
メリット⑦050plusの月額基本料が割引される。
iP電話アプリ「050Plus」の月額基本料が半額(162円)になります。
データSIMで電話したい!050番号を持ちたい!という方はOCNモバイルONEを候補に入れてもいいかも知れません。
メリット⑧OCN光とセットで220円割引(最大5回線)
OCN光を契約している場合、月額料金が220円割り引かれます。(※500MBコース除く。その代わりに500MBコースでは月10分の無料通話が付いています。1回10分ではなく月合計10分のことに注意してください)
メリット⑨店頭で対面契約出来る
全国にあるDocomoショップおよび一部のゲオ店頭等で対面での契約が出来ます。
対面で契約をしたい場合は、来店予約と必要な書類(持ち物)の確認をしてから行くことをおすすめします。
ゲオで契約する際、タイミング次第では端末を安く購入できる可能性があります。
筆者の親戚はiPhone8(64GB)を1円で購入することが出来ました。
メリット⑩5G通信が使える
5Gオプション(月額料金無料)に申し込むことで5G通信が利用可能です。
3G通信が利用不可になるので田舎に住んでいる方・山間部に行くことが多い方はあまり申し込まない方がいいかも知れません。
メリット⑪SIMを最大4枚追加して5枚のSIMカードで容量シェアが出来る
家族で使ったり、複数端末で使いたい方にお勧めです。
SIMカードの追加に既定の料金がかかることにご注意ください。
メリット⑫SMSが月5通まで無料で送信可能
OCNモバイルONEは月5通までSMSが無料で送信可能です。
(海外への送信は1通目から料金がかかります)
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デメリット①端末のバッテリーの減りが速くなる。
OCNモバイルONEはグローバルIPをしているため端末のバッテリーの減りが早まります。
新しめの機種や大容量バッテリーを搭載している機種を使っている場合はそこまで気にならないかもしれませんが、そうでない場合はちょっと減りが気になるレベルです。
モバイルバッテリーの用意を推奨します。
※2022年3月末よりこの問題に対して順次対応(予定)とのアナウンスあり
デメリット②OCNブラックがある
音声通話SIMをスマホセットで契約後、すぐに解約(短期解約)してしまうと通称「OCNブラック」状態となり、今後OCNモバイルONEの契約が出来なくなる可能性があります。
端末が安いからと言って転売目的で契約するのはおすすめしません。
OCNブラックは同居している家族にも影響が出る可能性があることに注意が必要です。
詳しくは「OCNブラック 家族」「OCNブラック 感染」といったワードでご検索ください。
総評:自信をもっておすすめ出来るMVNOのひとつ。
OCNモバイルONEは「(端末代、通信・通話料金が)安くて、通信速度が速い」ため筆者が自信をもっておすすめ出来るMVNOのひとつです。
また、Docomoショップや一部のゲオショップで契約できるのでネットで申し込んだり、端末の設定に自信がない人でも契約することが出来ます。
(操作方法等の相談は出来ないのでご注意)
MVNO選びに迷ったらまず候補にあげるべき通信事業者でしょう。
最後まで拙い記事をお読みいただきありがとうございました。 文章に間違いなどありましたらお気軽にコメントください。 コメント、スキ、外部サイトへのシェアもよろしくお願いします