2024年12月期第2四半期決算を発表～「第二創業期」としての収益のV字回復への序章が幕を開けた～
こんにちは。AppBank株式会社（証券コード6177)のIR担当です。
2024年８月13日に2024年12月期第2四半期の決算を発表しました。
弊社HPに決算関連の資料をアップロードしていますが、決算資料ではお伝えきれない補足情報をお伝えいたします。
目次
上場後のAppBankの変遷
当社は、2015年に東京証券取引所マザーズ市場（現グロース市場）に上場しましたが、その直後に不祥事やコロナ等の影響もあり、減収が続きました。2024年12月期以降、新たな経営体制のもと「第二創業期」として収益のV字回復を進めています。
四半期業績の実績と見通し
2024年４～６月期（２Q）には、株式会社PLANAと開始したメディア共創企画事業が収益に大きく貢献し、QoQで約2.8倍の成長を実現しています。
売上高：175百万円（前四半期比約2.8倍)
営業利益：△51百万円
メディア共創企画事業の収益は、24年4～6月期は1.5か月分しか取り込まれていないため、2024年7月～9月期（３Q）からフル寄与効果が期待でき、メディア事業の収益は倍増する見通しとなっています。
ビジネスハイライト
セグメント別にハイライトをご説明します。
メディア事業は、全国47都道府県の地方放送局とのネットワークを有する株式会社PLANAと開始したメディア共創企画事業を開始しています。その結果、2024年4～6月期（２Q）は、セグメント営業黒字化を達成しました。また、今後の展開として計画しているIPを活用した地域活性化事業モデルの基盤を構築することができました。
IP＆コマース事業は、2024年9月にYURINANの鎌倉店を新規に開店するため、次四半期以降の業績を牽引する予定です。
2024年7月～8月には、資本業務提携先でIP/プロデュース力の高い株式会社STPRと協業し、原宿でコラボイベントを開催します。また、浅草でも人気作品「ラブライブ！スーパースター!!」とのコラボイベントを開始します。店舗を運営する原宿以外でのイベントは初めての試みで、事業モデルの横展開を考えています。
成長戦略と戦略的パートナーのご紹介
当社は、培ってきたIPコラボレーションの収益化ノウハウ、営業力・企画力・オペレーション力・発信力を活かし、戦略パートナーと共に、全国～海外へ展開し、地域活性化事業モデルの開発とインバウンド需要の取り込みを計画しております。
戦略パートナーについて、どのような会社なのかご質問も多かったため、パートナーの強みや協業内容についてご紹介を改めてさせていただきます。
株式会社PLANA
株式会社PLANAは、全国47都道府県の地方放送局とネットワークを持つ、ダイレクトマーケティングのエキスパートです。その強みを活かし地方放送局と連携し、地方産品のEC展開や、地方都市でのイベントを企画推進することで、クライアント企業の地方深耕・需要創出支援の領域で協業を進めます。
株式会社STPR
株式会社STPRは、2.5次元アイドルとして人気の「すとぷり」をはじめとしたクリエイターを支援する360°総合エンタメプロデュースカンパニーです。コラボイベント等、ビジネスの掛け算による地域活性化支援の領域で協業を進めていきます。
クオンタムリープ株式会社
クオンタムリープ株式会社は、アライアンス構築力、海外リレーション、戦略立案・伴走支援を強味とするビジネスエグゼキューションカンパニーです。非連続な成長加速のための座組を構築し、経営推進するため、同社代表取締役とパートナー2名が経営に参画しています。
シナジー創出イメージ
IPの発掘・ソーシングから管理・運用・マネタイズまでのノウハウを有する当社の強みに、各社の強みを掛け合わせ、IPコンテンツを活用した地域活性化事業モデルの開発を推進していきます。
2024年12月期第2四半期決算概要
24年12月期２Q業績につきましては、株式会社PLANAと協業するメディア共創企画事業が立ち上がり、売上高は前四半期比で+179.0%と大幅に拡大しました。各段階利益につきましても、赤字幅縮小しており、黒字化に向けて順調に進捗しております。
売上高の四半期推移：セグメント別
メディア事業は、メディア共創企画事業により大幅増収となっていますが、24年５月に開始したため、約1.5か月分の収益のみ取り込んでいる状況です。そのため、フル寄与は24年7～9月期（３Q）となり、メディア事業の収益は２Q比で倍増する見通しです。
IP＆コマース事業は、大型イベントの実施はなく、３Q以降に向けた準備を進めてきました。2024年9月には、鎌倉小町通りにYURINAN鎌倉を出店予定で、24年7～9月期（３Q）から収益貢献の開始を予定です。また、24年7月～8月に2つの大型イベントを実施しており、こちらも24年7～9月期（３Q）に収益貢献見込みとなっています。
営業利益の四半期推移：セグメント別
メディア事業は、メディア共創企画事業の増収により、セグメント利益が黒字化しております。既存事業につきましても、進めてきた合理化策により、収益性が高い領域へのリソース集中施策が利益寄与しております。
IP＆コマース事業は、平時の店舗収益向上策を継続して実施しながら、IPコラボイベントの安定開催に向け、体制構築を進めております。そのための費用が先行して発生しておりますが、24年7～9月期（３Q）以降で収益貢献が期待できるイベントが開催される予定で、年間さらに複数回のイベントを開催予定です。
販管費の四半期推移（全社）
販管費は、進めてきた合理化策等により削減しておりますが、24年7～9月期（３Q）はYURINAN鎌倉の出店に伴う一時費用が発生する見込みです。
トピックス(1/2)｜大型イベントを開催
2024年7月1日（月）～7月24日（水）には浅草のかっぱ橋本通公西会商店街で、「ラブライブ！スーパースター!!」とのコラボイベントを開催いたしました。運営店舗がある原宿以外でのイベントは初めての試みとなり、今後は他地域でのイベント開催も現実的になりました。
2024年7月19日（金）～8月15日（木）には原宿竹下通りで、「すとぷり」とのコラボイベントを開催しております。
イベント収益につきましては、いずれも24年7～9月期（３Q）に貢献する見込みです。
トピックス(2/2)｜YURINAN鎌倉を新規出店
2024年9月に鎌倉市小町通りにYURINAN鎌倉を新規に出店予定です。小町通は年間約1200万人の観光客が訪れ、原宿竹下通りにひけをとらない観光地です。賃借料は原宿の約1/4となるため、損益分岐点比率は低く、高い収益性を期待しています。収益につきましては、24年7～9月期（３Q）から貢献予定で、24年10～12月期（４Q）以降でフル寄与予定です。
下期以降の施策一覧と業績貢献イメージ
業績のV字回復及び中期経営目標の達成に向け、各セグメントで施策を講じています。図にロードマップをお示ししていますが、各施策の収益貢献タイミングについて整理してご説明します。
【メディア事業】
既存メディア
2024年4月までに、人件費削減や収益性の高いメディアへのリソース集中など、合理化施策は完了しております。今後も効率運営は継続します。メディア共創企画
2024年5月半ばに事業を開始しており、24年4～6月期（２Q）には約1.5か月分の収益しか取り込んでいないため、24年7～9月期（３Q）には3か月分の収益取り込みを予定しております。
【IP＆コマース事業】
IPコラボイベント
浅草・原宿でのIPコラボイベントは2024年7月～8月に実施されるため、24年7～9月期（３Q）への収益貢献を予定します。24年10～12月期（４Q）には浅草・原宿のイベント効果が剥落しますが、随時イベントは企画しており、さらに複数回のイベントを予定します。新コラボプロダクト
運営店舗がない浅草での街ジャックイベントの実績・ノウハウをもとに今後も他エリアでのイベントを企画していきます。YURINAN新規出店
鎌倉店の出店が9月になるため、24年7～9月期（３Q）では約1か月分の業績貢献となり、24年10～12月期（４Q）からフル寄与予定となります。さらなる新規出店については、鋭意調査中です。
【その他】
資本業務提携先/その他企業とのアライアンス
水面下で進めているアライアンスがあり、さらなる収益・業容拡大を進めていきます。
中期財務目標とKPI
2026年12月期までの3か年で、CAGR+70%のトップライン成長と、営業利益率８％以上を必達目標としており、達成のためのKPIを設定しています。
足元の進捗は、目標達成にむけて順調に進捗しております。日本一のIPコンテンツ・コラボレーション企業として、企業価値向上に努めてまいりますので、ご支援いただけると嬉しいです。
ご不明点やご質問がございましたら以下リンクよりご連絡ください！
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