私が走る理由

翼走者の前任者が総十持ちならば、私も総十を取らなければならない。

そんな義務感を、私は本当に感じていたのだろうか。



1.6周年の結果

 私が、伊吹翼担当として周年を走り始めたのは、ほんの最近の6周年からである。結果は、伊吹翼4位(総合109位)であった。当時の私は、その結果に非常に満足していた。なぜなら、当時の私は「翼に一途になるため、自分が後に引けない理由を作ることができた」と感じているからだ。そもそも私が伊吹翼単担当を名乗り始めたのも、Act-1が終わった後の話で、つい最近のことだ(詳しい話はここでは割愛する)。ここで少し突っかかりを覚えた方もいるかもしれない。私は今回の7周年の結果報告ツイート(ポスト)で、「去年はTPR漏れで終わってしまったのが悔しかった」と述べた。事実、TPRに漏れてしまったのは悔しく思ったのだが、ここでは私の本当の気持ちを吐露したい。

2.私の長いようで短い1年間

 去年1年間の私は本当にミリオンライブに狂っていたと思う(それは多分今もそうで)。一番の元凶は、Act-1のDay2にAブロックでBmcとアイルを浴びてしまったことにあると思う。最も、これが理由で伊吹翼単担当を名乗り始めたわけではないと豪語したいのだが。しかし楽曲というものは、こうも人の心を揺さぶるものだ。これをきっかけに私は、ミリオンライブを最前線で追うことに躍起になり始めたように思う。生活の中心がミリオンライブに変わった。だからこそ、ミリアニで翼がロケットスター☆を歌い始めた時は、Act-3で前から2列目でそれを聴くことができたときは、本当にどうにかなってしまいそうだった。次第に私は、ミリオンライブというコンテンツそのものに大きな愛情を向けるようになった。ゆえに、Act-4の控える2月は、常に情緒がおかしくて、ふとした時に涙が流れるほどであった。それは、期待か、不安か。思うに、きっとそれは、私の価値観・世界観を大きく変えてくれたこのコンテンツに対する感謝。

3.迎えた7周年

 であらば、来るミリシタ7周年で私は何を思って走る。翼走者の前任者が、今年は走らないということを私は知っていた。伊吹翼担当として3連覇を果たした彼の遺志を継ぐものとして、私は存在するのか。
 
 否。

 私は、翼のことが好きだ。狂おしいほどに君が好きだ。ショッピングに奔走する君が好きだ。オシャレを追求することに余念のない君が大好きだ。変わることを決めた君が好きだ。淀みない真っ直ぐな想いをBelieve my change!に載せて歌う君が好きだ。夢にまで出てくる君が好きだ。私が見えないところまで飛んでいこうとする君が、好きだ。

だから、私は伊吹翼で走った。
だから、私は伊吹翼で1位を取った。

 そして、私をここまで狂わせてくれた、ミリオンライブも大好きだ。これからも最前線でミリオンライブを追わせてほしい。

だから、私は総合十傑を取った。

 理由なんて、それで十分ではないか。

4.エンドロールのポエム

 一番上に一人だけこっぱずかしいポエムが載っけられたが、一応解説。

「果てしなく続く草原 一面に広がる青い空」
 これは、私がBmcを聴いたときに思い浮かんだ情景だ。最も、ミリシタのカードのイラストの影響が大きく反映されている。細かい話をすると、この情景はBmcのラスサビにおける最終到達点といった感じだ。

「空高く飛ぶ君の大きな翼は、まだ鮮明に見える」
 翼は、空高く飛べるほどに、大きな翼を手に入れ、成長した。ここで、この情景を見る私は地上にいることになるが、まあそれは、私が絵も描けないSSも書けない弱いオタクであることを含意してもいるのだが、「鮮明に見える」、つまるところ、遠くから見える大きな翼が見えなくなる、すなわち私が翼の更なる可能性を願っているというのが、本質的なところだ。

「それは、私の愛した翼」
 伊吹翼さんのことが好きってことです。

あぱ



 

 

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