JBCの可能性について勝手に考えてみた

こんばんは、えーぴーでございます。
久しぶりの更新となりましたが、今日2024年のJBC開催地が決定しました。
それがなんと「佐賀競馬場」での開催!
もちろん、初めての開催となります。
昨年佐賀競馬場に初めて行きましたが、本当のどかなところで。そこでJBCとなるとかなり大変なんじゃないかと勝手に心配していますが。
(特に飲食と交通の面においては)

で、その施行条件も今日発表されていましたが
クラシックは2000m、これは佐賀記念など主要中距離重賞のメイン距離ですね。
スプリントは1400m、これもサマーチャンピオンなど短距離のメイン距離です。
そしてレディスクラシックが・・・1860m!?
非常に中途半端な距離なんです。
普段の佐賀競馬においては施行距離は900m、1300m、1400m、1750m(これも中途半端だけど)、1800m、2000m、2500mです。
今の時点でコース設定もされていません。完全に新設距離です。
もちろん、コース表にもスタート位置の記載はありません。
佐賀競馬コース情報→ https://www.sagakeiba.net/raceinfo/course/

では、なぜ現在も重賞が行われている1800mを使用せず、新設の1860mなのか。
そんな疑問をTwitterで呟いたら、こんなリプライが来ました。

「交流競走をするにあたっては、スタートしてから最初のコーナーまで200m以上が必要」

なんとなく、どこかしらで聞いたような話でしたがでも気になって調べてみました。
下の写真をご覧ください。

これは佐賀競馬場のグーグルマップでの航空写真です。
番号が振ってあるのは、ゲート車両用の引き込み線がある。つまりスタート地点と思われるものです。
写真の1が1750mのスタート地点、2が1800mのスタート地点と推測されます。
で、この1800m地点のスタート地点から最初の3コーナーまでの距離をマップ上の計測ではありますが測ってみたところ、200mにわずかに届かなかったんです。
なので1800mをレディスクラシックには使用できない事が明らかになったと思われるのです。
そうなるともう少し2コーナー寄りに寄せないといけない!
となった時に写真の3の所に引き込み線があります。
2と3の距離はマップ上では60m、つまりここが1860mのスタート地点である可能性が非常に高いのです。

しかしここで一つ気になるのが、この1860mの引き込み線。
この航空写真がいつ撮られたものか分かりませんが、写真にあるように
舗装の感じを見てもつい最近作られたものではないように見えます。
もしかすると、昔からある程度は想定していたけれど
似たような距離をいっぱい作ってもアレだし・・・
作るだけ作って使われなかっただけかもしれません。
もし、このJBCによって日の目を浴びるようなことがあれば、
それはそれで計画した人も浮かばれるのかもしれませんね。

ここから先はJBCをまだ開催してなかったり久しくやってないけど、可能性としてはわずかにありそう。
でも色々あって難しいんじゃないか?と思う競馬場の可能性について勝手に考えていきたいと思います。

まずは2008年にJBCを開催して以来、一度もJBCがない園田競馬場です。
ここに関しては関西唯一の地方競馬場として、いつやってもおかしくないのかなと思います。
競馬場の内装もかなり綺麗になりましたし、施設面もアクセス面も十分に可能性があります。

ただ、ここの問題はやっぱり周辺環境なのかなと。
2008年開催の映像見れる人は見てほしいんですが、もうスタンドがギッチギチに人で埋まってます。
クラシック1870mのスタート地点の向こうは川の土手になっているのですが、そこにも結構人がいるのが見れるぐらい大盛況だったみたいです。
しかし、園田競馬場の周辺はいたって普通の住宅街。
この住宅街との折り合いをちゃんとつけないといけないのが一番の課題です。
ナイターも交渉の末、ようやっと「金曜だけ」の開催で決着出来たぐらいですし、
ナイターのメインレースが終わると正門を閉鎖し、「歩いて帰るな!園田駅まではファンバスを使え!」と毎回アナウンスがあるぐらい、近隣に対しては気を使っています。
僕は2008年の開催には行ってはいませんが、近隣から結構なクレームがあったのかもしれませんね。

コース設定ですが、前回は1870mをクラシック、スプリントを1400mで行いましたが現在はレディスクラシックがあります。
そうなると1700mが適任かなと思いますが、ここで先ほどのコーナーまで200m以上問題が出てきます。
1700mをスタートにすると3コーナーまで200mが全然取れないんですね。

ならばクラシックと同じ1870mか1400mの二択なんですが、
1870mだとクラシックと被って距離バリエーションが少ないですし、
1400mをダート女王決定戦の舞台としてふさわしいか、と言われるといかんともしがたいのですが、ここはあえて1400mをレディスクラシックにして。
そうなると1400mのスプリントと被るじゃないか!という話ですが
これに関しては園田特有のコースがあります。
スプリントを1230mで行うという案です。
しかも1230mはグーグルマップで計測したところ、1コーナーまで200m以上確保できてます。
限りなくスプリントの根幹距離である1200mに近いのに、スプリント特有の激しい先行争いをスタンド前で繰り広げられる。
これが実現したらすごく面白そうですが、いかがでしょう(笑)

次に高知競馬場での可能性です。
今では地方競馬の中でも売り上げ的に優等生という、名物である一発逆転ファイナルレースで一番一発逆転に成功したのは競馬場そのものという話もありますが。
施設も長期の改修を経てスタンド内はかなり綺麗になりました。
行ってみた方はわかると思いますが、どこか中央の競馬場のような既視感があると思います。
それもそのはず、設計が「JRAファシリティーズ」ですからね(笑)
ここでJBCをするならばという話ですが、
クラシックは高知優駿などが行われる1900mですね。
スプリントは1300mでできればなあ・・・と一応黒潮スプリンターズCという重賞も行われてるので。ただ現実的に1400mが有力かなと。
レディスクラシックは1900mですかね、1400mも考えましたがここもどうしてもコース形態がネックになります。
1600mはありますがコーナーまでめっちゃ短いですし、そもそもフルゲートが11頭でしたw
1800mもありますが、ここも3コーナーまでの距離が200m確保できません。

そして最大の問題が交通アクセスと思います。一応駐車場も佐賀競馬の次ぐらいの広さはありますが、バスにしても高知市街から結構離れてますし。
ただ、市街地から離れてると言えば盛岡も似たような条件で既に3度やってます。
だけど高知にはそのあたりのノウハウが無いってのが実現を難しくさせてるのかもしれませんね。

ということで2つ挙げてみました。
てか、自分がここでJBCやったら見に行けるのにな!という事で書いてるところもありますが。
たまにはこんな妄想記事でも書いてみましたw

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