ヴァリオを見に、BTCまで行ってきました

こんばんは、えーぴーでございます。
今日3本立ての内の2本目です。
タイトルにもある通り、先月26日に1歳共有馬かつ命名採用馬、ヴァリオに会いに育成場でもあるBTC内の愛知ステーブルさんに行ってきました。

旅の始まりは前日25日、仕事を18時に終え車で高松空港まで。
最終の高松-羽田便に乗って・・・というのが予定より遅延。
そもそも羽田でのトランジットもそんなに時間の余裕がないので、これ以上何かあったらトランジット不可能=ヴァリオに会えないという事態でしたが
経由の羽田でグランドスタッフさんと共に羽田空港内をダッシュ&特別バスで輸送。
レアな経験をしてなんとか最終新千歳行きに搭乗。

新千歳についたのが23時半、そこから共有代表の方のレンタカーに乗って苫小牧のホテルへ。そしてホテル着が0時半前。
翌朝の出発が6時なので完全に寝るだけの宿ですw

そして26日。睡眠時間4時間半ほどでしたが静内で高速終点を迎えてからずっと下道なのですが、ナビや看板に出る牧場の名前に興奮w
おかげで眠気もなく2時間半の道中でしたが無事BTCに到着。
もちろんBTCもTwitterでよく見る有名育成場の看板がずらっと出てましたのでやはり興奮しましたw

で、こちらがその時のヴァリオです。

いやーセリの時に見た写真と比べれば当然だけど全然違いますね。
如何にも競走馬らしくなったというか、あとサマーセールで落札したので早くスタートできていること、これが大きいです。
気性も割とどっしりしてる方でしたからね。この後集団で調教に向かう訳ですが、その時も先頭にいましたし。
育成場の社長も「先頭で引っ張る、これも競走馬にとって大切で良い事ですね」と仰っていました。走ることに前向きなのは良い事です。

このあと調教見学&BTC見学をご厚意でさせていただいたのですが、本当勉強になりました。
こういうのクラブ馬主のツアーじゃできないですからね。育成場の見学なんて、これも一つの馬主特権でしょうか。


屋内直線1000mウッドチップコース(ヴァリオはこの日ここで20-20をやりました)


ダート直線1600m&1200mコース+練習用ゲート(もはやゴールが見えないw)
シカの足跡もありました。
屋内周回ダートコース(よくTwitterで見るやつですw)
屋外周回ダート1600mコース(見学した際に他の育成場が18-18程度をやっていました)

とまあこれ以外にもいろいろ調教設備があって、Twitterで見た奴や!
とか勝手に一人で内心興奮していましたがこれだけの育成場の広さ、そこから感じる北海道の雄大な自然と大地。
本当勉強にもなったし、ある種癒されたし多少無理して来てよかったなーと思いました。

そんな中、こんなエピソードをご紹介。
先ほどの直線1000mウッドチップで調教見学した後、さて次の場所に行こう・・・とした際に、車を運転する社長の手が止まり。

「放馬だ!!」

と叫び、車から降りて向かいました。
すると放馬した馬の育成場の方はもちろん、おそらく他の育成場の方もみんなして馬を止めに行くのです。
幸い、すぐに馬は止まって事なきを得ましたが放馬すれば自分の育成場の馬の調教は勿論、何があるか分かりませんし公道もすぐ横にあります。
困った時はお互い様、という表現以上に緊迫した場面を取り残された車の中からただ見つめるだけでした。

馬柱にはオーナーの名前は勿論出ます、生産牧場も出ます。
しかし育成場の名前はどこの競馬新聞の馬柱にも出ません。
でもその背景には若駒だらけの育成場で、何が起きるかわからない中で日々試行錯誤の上、馬を育て、次なるステージへと渡すことの大変さをほんの一部でありますが知りました。

昼食を浦河の中心地でいただき、本当はその日札幌泊したかったのですが、
翌日急遽決まった出資馬の障害デビュー戦を見届けるためにその日の夕方に関西へ戻るという、
自身二度目の北海道は滞在約17時間で終了しました。

順調ならば来年春に愛知ステーブルさんの小松分場に見に行く予定です。
いやー本当に楽しみ、マジで勉強になるのでなかなか行けないかもしれませんが育成の現場を見る事、すごく勉強になります。

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