なぜガイアッシュ覇道は環境落ちした?
こんにちは。カジュアルDMプレイヤーのaporoです。今回は、オリジナルにおけるガイアッシュ覇道の環境落ちについて考察していきます。
今回の考察は、
・デッキパーツ解説
・現環境で活躍できない原因
の2つに分けて考察していきますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
・デッキパーツ解説
うろ覚えですがガイアッシュ覇道のリストはこんな感じです。
上から順に解説していきます。
・メンデルスゾーン
4枚必須です。このデッキの速度を支える基盤であり、ドラゴンデッキには入れておいて損のない1枚です。2ターン目2ブーストは普通に犯罪であり、現在もモルトNEXT等のブースト基盤を必要とするドラゴンデッキには必ずと言っていいほど入ってます。
・ボルシャック・栄光・ルピア
4枚必須です。ドラゴンデッキにおける3→6というなかなかにイカれたマナカーブを大成させた張本人です。このデッキでは、後ほど解説するガイアッシュ・カイザーを4ターン目に着地させるというバカげたことをやってきます。また、3ターン目に5マナを先に作って次のターンに5コストドラゴンを確実に着地させるということもできます。再録されて安くなったので、とりあえず買ってほしい1枚です。
・蒼狼の大王イザナギテラス
優先度は中くらいです。今回は、後に解説するラフルル・ラブとの相性を考慮して採用しています。単純に軽めの汎用カードと考えていただいて構いません。普通にブースト呪文を持ってきて使うもよし、この後出すドラゴンを持ってくるもよし、フィニッシャーを持ってくるもよしと用途がかなり広いです。ただ、後に解説する切札勝太&カツキングが同様の効果を持っているため、3枚採用にとどめています。しかし、ブースト呪文を打てるのは、普通に強いので、枠があれば採用したいところです。
・龍罠エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ
2枚ですがほぼ必須枠に近いです。ドラゴンデッキというのは一般的に下図のVANベートーベンというカードによく苦しめられます。
そこで呪文面のマクスカルゴ・トラップ。相手のVANベートーベンを除去しながら、コスト6以下のクリーチャーを踏み倒し、フィニッシュまで持っていくことができます。また、クリーチャー面もかなり用途が広く、ドラゴンデッキにとっては、痒い所に手が届く1枚です。
・生命と大地と豪波の決断
最強クラスの殿堂カードです。ピン投なので解説する必要はあまりないですが、これを引くとゲームが終わるレベルで動きが上振れます。
高いですが、入れられるのであれば入れておきたい1枚です。
・王来英雄モモキングRX
後ほど解説する「アルカディアス・モモキング」を入れるのであれば4枚必須です。こちらもなかなかのバカスペックカードです。まず、先ほど解説したネイチャーから何食わぬ顔ででできます。そして、後ほど解説する「アルカディアス・モモキング」でロックしてきます。なぜかチェンジもできます。なぜかメンデルスゾーンで3ターン目に出てきます。本当に意味の分からない汎用カードです。
・切札勝太&カツキング~熱血の物語~
4枚ハイパー必須です。先ほど解説した「モモキングRX」を余裕で超えるスペックを持つ現代DM最強格のカードです。トリガーで踏ませても強い、普通に出しても強い、マッハファイターで盤面を̪シバいても強いカードです。ネイチャーから出てくるうえに、このデッキに入っている数少ない革命チェンジ先やフィニッシャーなどを真顔で回収してきます。言わずとも最強なこのカードは、ガイアッシュ覇道の核と言っていいでしょう。
・メガ・マナロック・ドラゴン
枠があれば入れたい殿堂カードです。こいつは6コストのくせに最大5ランデスしてきます。バケモンです。なぜか殴ってもまあまあ強いです。バケモンです。なぜかドラゴンです。バケモンです。このように単純なバケモンであるため、対戦相手に出されたら誠心誠意、感謝の台パンをかましましょう。(自己責任で)
・アルカディアス・モモキング
先ほど解説した「モモキングRX」とセットだと思ってください。平気な顔して「モモキングRX」に乗っかってきます。場に出ると安全に殴れるためかなり強力です。また、タップイン効果で殴り返しもケアできるため、デッキの安定感が増します。積極的にデッキに入れたい1枚です。
・流星のガイアッシュ・カイザー
4枚必須です。召喚とうそをついて相手ターンの終わりに出てきます。
そして後に解説する「クラッシュ覇道」によって4コストでEXターンをとってきます。バケモンです。地味に攻撃を止める効果を持っているので、早出しすればするほど強いです。先ほど解説した「栄光ルピア」とのシナジーも強烈なので、ドラゴンデッキ最強格の1枚といえるでしょう。
・闘争類喧嘩目ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ
優先度は高めです。墓地リセット付きの9枚目以降のマナ加速として使われます。単純にクリーチャー面も盤面処理で強く、墓地退化などへのメタ性能もかなり高いです。痒い所に手が届くので、積極的に採用したい1枚です。
・音卿の精霊龍ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」
優先度はかなり高めです。先ほど解説したドラゴンからチェンジして呪文を止めてきます。「アルカディアス・モモキング」に止められない呪文も止められるのでさらに安全に殴ることができます。フィニッシュ時にチェンジしたい1枚です。
・蒼き団長ドギラゴン剣
このデッキでは先ほど解説したカードパワーの高いドラゴンを踏み倒せるため、他のカードと組み合わさった時の出力はかなり大きいです。引いたらすぐチェンジしたい1枚です。
・勝利龍装クラッシュ覇道
4枚必須です。ガイアッシュで4コストでEXターンをとってきます。これで殴り倒してフィニッシュする光景はまるで戦車。再録されて現在は安くなっているので新しいデッキで採用を検討している方はぜひ買ってみましょう。
・なぜ環境落ちしたのか
一番大きいのがチュリスの殿堂入りです。これにより従来は取れていたドギラゴンでのアグロプランが取れなくなり、動きの遅いデッキとなってしまいました。
次に大きいのがガイアッシュ対策の進行です。最近の環境では赤単やアナカラー墓地退化などの増加で、ガイアッシュのカウンター能力が使いづらくなっています。これによるカウンター性能の低下が原因と思われます。
おわりに
ガイアッシュ覇道というのは、アドバンスが主戦場のデッキであり、オリジナルでの活躍がしづらかったのかなと思います。またオリジナルでガイアッシュ覇道の環境入りを見たいところですね。
それでは、良いデュエマライフを!
執筆 aporo
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