見出し画像

突然始まった青春に生かされている

「青春」と聞いて連想するのはなんだろうか。
多くの人が高校生活を思い浮かべるんじゃないかな。
でも実際の私の高校生活は「青春してた!」と言えるものではなかった。(もちろん、楽しかったし周りの人には恵まれてた)
彼氏もできなかったし、何と言ってもコロナで大半の行事は白紙になった。

でもそんな私に思いがけず「第2の青春」がやってきた。
それは言うまでもない、TOMORROW X TOGETHER だ!!!!

もともと名前は知ってたものの何人グループなのかも知らなかったし、曲も数曲しか知らなかった。突然YouTubeのおすすめに流れてきた「K-pop暗い曲プレイリスト」(私はとにかく鬱っぽい曲ばかり好きになる)がなかったらたぶん私は一生MOAにはならなかっただろう。人生って突然現れるスイッチを押すか押さないかの選択の連続だなあ…とかよく考える。

そんなこんなで紆余曲折ありすっかりMOAにずぶずぶと両足を突っ込んだ私は4月30日、ハマりたてほやほやにも関わらずライブに参戦することになる!
根がお調子者なため、参戦が決まりすっかり浮かれた私は毎日毎日ひたすらTXTの曲を聴き、(リアルに一か月間トゥバしか聴かなかった)掛け声を声枯れるんじゃないかくらい練習してはライブのことだけ考えて日々を生きていた。

そしてようやく出発の日が来た!名古屋へは夜行バスに乗って行くことにしたため前日の夜に家を出てワクワクでバスに乗り込んだ。(実際は家を出る4時間前くらいから緊張と期待で変な汗が止まらなかった…)
名古屋についてからはあと○○時間後にはトゥバに会えるってわかっているはずなのに信じられなくて、一緒に参戦する友達と「もうすぐ会えるってマジ?」「え?会えるってヤバくない?」みたいな会話をずっとしてた。

ついに会場入り!やばい!ここにいる人たちみんなMOAなんだ!うわあ!念願のスローガンだ!席意外と良くてヤバいかも…ああ、緊張する…

そしてついについにずっっっっと夢に見ていた時がやってきた。
まるでお城のパーティーが始まるかのような音楽とともに、ゆっくりとステージの幕が上がってゆく。
5人の姿が見えた瞬間、涙が溢れ出した。
参戦が決まってからの日々が走馬灯のようにフラッシュバックしてくる。

正直、楽しいばかりの日々なんかじゃなかった。
やっぱりちょっとモヤモヤしながら入学したし、大学でできた友達とあんまり合わなくて泣いた日もあった。
バイト始めて、覚えることたくさんだし忙しいし、ほかの子たちと違って毎日課題だらけだし…
でもそんなつらい日々を乗り越えられたのはTXTがいたからだ。
辛いことがあった日は必ずトゥバの曲を聴いた。TOMORROW X TOGETHERの曲は辛いときに「がんばれ!」「もう一度立ち上がれ!」なんて言わない。ただそばにいて「よく頑張ったね」って泣き止むまで背中をさすってくれるんだ。
疲れたなあって思ったら、カレンダーに登録した「ボムギュに会える日」って表示を見る。それを見たら本当に、なんでも頑張れた。

そんな日々を思い出して、涙が止まらなかった。ずっと会いたかったんだ。


初めて見る5人は、画面越しで見る何倍もかっこよくて、かわいくて、歌がうまくて、本当に本の中から出てきた王子様みたいだった。
何度も練習した甲斐があってか、掛け声はすごく楽しくて、夢のような時間だった。

そんな夢時間はあっという間にラストスパート。
そしてこのライブで個人的に一番感動した曲が流れてきた。
「Blue Spring」
=青春
今回のライブに向けて、メンバーみんなで作詞してくれた曲だ。

when we're high when we're low 넌 늘 곁에
楽しいときも落ち込んだときも、君はいつもそばに
All my youth 가득 차 너의 온기
僕の青春はずっと君のぬくもりに満ちあふれている

따스한 너의 숨결에
あたたかな君の息遣いで
서늘했던 내 세계에
冷え切っていた僕の世界に
마침내 피어난 봄
ようやく訪れた春
나의 blue spring
僕の青い春だ

「私いま、すっごい青春してるなあ。」
この歌詞の意味を帰りの夜行バスで見たとき感じた。
今まであんまりうまくいかなかった人生にやっと訪れた春、TXTじゃん。
会いたい人のために日々いろんなこと頑張って、今日もこうやっておしゃれして、メイクも頑張って、
私、超青春してる…!!!

高校生活という第1の青春は終わったけれど、思いがけず第2の青春が始まった。
ところで、ボムギュのボムって、韓国語で「春(봄)」って意味らしい。
ボムギュは私に訪れた運命の春の子なのかも!なんて限界オタクなことを考えながら今日も過ごしている。

2回目の青春は暖かく、楽しいものになりそうだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?