すいかのにおい
去年に刷った木版画です。『すいかの匂い』という江國香織さんの小説が好きでそれをイメージして作りました。
子どもの頃に感じる恐怖と好奇心がない混ぜになったような感覚を覚えます。夢の中なら今でも感じるような気がするけど、子どもにとっては現実の世界も夢の中みたいに全貌がつかめずに想像上の怪物があちこちにひそんでいるのかもしれないなと思います。
大人になったからって世界の不思議が理解できているわけじゃないけど、分類して言語化して自分を安心させているんだろうな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?