2018年11月の記事一覧
「座れるところ屋さん」
芝居を見るために吉祥寺を降りて、少し時間が早かったのでずっと気になっていたナポリタン専門店に入ろうかなと思った。そこは吉祥寺の劇場に行く通り道にあってよく見ていたけど、なぜだろう「専門店」みたいな感じを出されるとどうにも気が引けるというか、こういう言い方はなんだけど胡散臭いみたいな、そういう印象をどうしても持ってしまう。「専門店」ってわざわざ言うのがどうもしっくりこないというか、それはナポリタンで
もっとみる電車でサンドイッチ食べた
何かを考える人の姿というのは美しいものだ。演劇の稽古をしながら、俳優もまた、産みの苦しみに考えを巡らす、その様子にはえも言われぬ感動がある。一方で、何か美しさとは別の、みっともないような……というと失礼だが、しかしそういう風に見えてしまう悩み方をする人もいて、その違いは何か、と考えていた。
そこにあるどんづまったような感覚は、「考える」という行為の持つぐんぐんと進んでいくような勢いのない、ある種