広島で変形性膝関節症が改善できる整体院
1 変形性膝関節症とは
膝はあらゆる動作に関わっている大切な部位です。
変形性膝関節症は,加齢を原因として膝関節の軟骨が年齢とともに弾力性を失って,遣い過ぎによりすり減り,最終的には膝関節の変形を引き起こす疾患です。
肥満や素因(遺伝子)も関与していると言われています。
また,骨折,靱帯や半月板損傷などの外傷,化膿性関節炎などの感染の後遺症として発症することがあります。
変形性膝関節症は膝の軟骨のすり減りが始まりです。
その始まりやきっかけに一番多いとされるのは加齢と言われており,加齢に伴い筋力が落ちて体重負荷が軟骨に集中・軟骨や骨の代謝が落ちるなど,様々な要因が絡み合って発症に至るとされます。
痛みの原因
痛みの原因は関節内の炎症です。
関節の中は関節液という液体で満たされていますが,炎症は関節液の中を漂う「軟骨のかけら」が関節の内側を覆う膜(滑膜:かつまく)を刺激することで生じます。
軟骨の表面は本来非常に滑らかで,こすっても簡単にはすり減りません。しかし,ひざは1日に何千回もこすれます。
これが数十年続くと,タイヤがすり減りるように徐々に磨耗が進んでいきます。
その結果,すべすべしていた軟骨の表面はザラザラと毛羽立ちはじめ、軟骨自体が削り取られていくのです。 こうして削り取られた軟骨のかけらが滑膜を刺激して,炎症を引き起こします。
2 症状
変形性膝関節症の主な症状としては,ひざの痛みと変形ですが,膝の違和感や痛み,膝の動かしづらさ,膝の腫れなどがあります。
変形性膝関節症が進行するにつれて,ひざの可動域(動かせる範囲)が徐々に制限されるようになり,末期には日常生活に大きな支障をきたすようになります。
具体的には,正座,しゃがむ動作、階段がつらくなったり(特に下りで痛みを感じる),動き始めにひざの後ろが痛い,素早く動けない,歩行時にふらつくなどの症状がみられます。
変形性膝関節症になる男女比は,1:4で圧倒的に女性に多くみられます。
変形性膝関節症は、加齢によって発症することが多く,50代以降から急増します。
女性に多い理由ははっきりわかっていませんが,男性に比べて関節が小さいこと,筋肉が少ないこと,ハイヒールをはくこと,閉経後に女性ホルモンが減少し,急激に骨密度が下がって,骨粗鬆症になり易くなります。そう言ったことも,影響していると考えられています。
高齢者になるほど変形性膝関節症になる率は高くなっていきます。
🟠初期症状
立ち上がり、歩きはじめなど動作
の開始時に違和感や痛みがありま
す。休めば痛みがとれます。
動きはじめの違和感や痛み
変形性膝関節症の主な初期症状は,朝起きた時や椅子から立ち上がったとき,また,歩きはじめに感じる膝の動かしにくさや違和感・不快感・痛みです。
なんとなく動かしづらいという違和感,膝のこわばり,膝に重しがつけられているような感覚といった,痛みよりも「ちょっと膝が変」という程度の感覚から始まることが多いです。
布団から出るとき,この違和感や痛みによってすぐに起き上がることができず,ゆっくり姿勢を整えないと布団から出られない場合もあり,だんだんと今までと比べて時間がかかるようになります。
けれども,これらの違和感や痛みは,しばらくすると治まることが多いのです。
そのため,これらの初期症状は,ただの老化現象,ちょっとした不調と思いやすく,放置してしまう場合も多いのです。
痛みや違和感の発生箇所としては,膝の内側に生じることが多いことも変形性膝関節症の特徴です。
日本人には,O脚傾向が多くて,O脚によって膝内側の軟骨がすり減りやすいため,痛みが内側に生じると考えられます。
階段昇降時の痛み
変形性膝関節症初期の特徴的な症状として,階段昇降時の膝の痛みもあげられます。
階段昇降時の膝の痛みは,特に階段を降りるときに顕著に現れやすいという特徴もあります。
階段を降りるときは,一段ずつ降りることしかできず,本当に慎重になってしまうのです。
20年くらい前,膝のケガ,靭帯と半月板を損傷をしたのですが,その後,ちょっとした坂をくだるときに足がスムーズに出なくて,それまでは,てっきり昇りの方が負担がかかって痛いと思い込んでいたので,何故⁈と思ってしまったことをよく覚えています。
階段の昇り降りは,歩くよりも膝に負担がかかり,一般的に体重の4~7倍の負荷がかかると言われています。
そのため,歩くことは問題がなくても,階段で膝が痛むことが変形性膝関節症の初期症状の目安となることもあります。
ある程度の年齢を重ねて,当てはまる症状があれば変形性膝関節症を疑い,一度は整形外科を受診して診断していただいたほうが良いと思います。
🟠中期症状
階段を降りる時や上るときに痛み
があり,階段の昇降がとても困難
となります。
動作中,持続する痛み
動き始めだけでなく,ずっと膝が痛む,という状況になってきます。
具体的には、変形性膝関節症初期には歩行では最初の1〜2歩だけ痛むという症状が,歩いている間はずっと痛む,という状態になってきます。
特に,重量のある荷物を持っての歩行では痛みがひどくなり,買い物帰りがつらくなってきます。
歩くこと自体が苦痛となるため,外出が億劫になって,動くことを避けるようになっていきます。
そのため,膝を支える筋肉が衰え,筋肉で体重負荷を分散できなくなり,軟骨や骨にかかる体重負荷がさらに増加して,症状が進行して変形性膝関節症の痛みがますます増大し,一層の外出控えにつながり,負のスパイラル(悪循環)に陥ることにもなりかねません。
🟠末期症状
安静時にも痛みがとれなくなります。
膝の変形が目立ち,膝がピンと伸びなくなり,歩行が困難になります。
移動困難
歩くこともままならない状態に陥ってしまいます。
歩行時には杖を使用したり,車椅子での生活になることもありえます。
膝の痛みや膝が満足に曲げたり伸ばしたりできないので,自宅内では歩くことも立つことも避けるようになってしまう場合もあります。
脚の変形が非常に顕著に
変形性膝関節症の症状が末期まで進行すると,極端なO脚やX脚になることがあります。
日本ではほとんどO脚になります。
変形性膝関節症は膝の軟骨を摩耗させると述べてきましたが,摩耗が積み重なると軟骨が消失して膝関節内の隙間がなくなってしまい,膝関節の変形だけでなく,スネの骨,太ももの骨,足・足関節なども合わせて変形してしまい,外見的に目立つほどのO脚になってしまいます。
もともと変形性膝関節症はO脚気味な方に,発症しやすい疾患です。
脚が歪んでいることで膝軟骨の一部分に体重負荷が集中しやすく,軟骨の摩耗が引き起こされやすいからです。
変形性膝関節症によって脚が顕著に変形してしまうと,自力での歩行が難しく杖を使って出歩かざるを得なくなったり,外見的な変化が著しいので「他人に見られたくない」という気持ちから外出を一層さけるようになって引きこもりがちになってきます。
安静時痛
変形性膝関節症が末期まで進行すると立っているだけ,さらには横になって安静にしているだけでも膝が痛むことがあります。
また,あまりにひどい場合には痛みで夜中に目が覚めてしまうこともあります。
不思議なこと
不思議なことに,かなり進行していても自覚症状はあまりない、という患者さんも珍しくありません。
たとえば膝関節内の隙間がほとんどなく,一番重症な状態と診断されても「あまり日常生活に支障がない」と感じられる方もいらっしゃるのです。
実際,私もケガは右足の靭帯損傷と半月板損傷だったのですが,痛くなったのは,左足なのです。
レントゲンでみると,酷いのは,右足なのです。
3 改善方法
一般的には,
・ふとももの前の筋肉(大腿四頭
筋)を鍛える。
・正座をさける。
・肥満であれば減量を心がける。
・膝をクーラーなどで冷やさず,
温めて血行を良くする。
🟠筋肉(大腿四頭筋)を鍛える
仮に外出が億劫になってしまうほど悪化したとしても、運動療法で膝に関わる筋肉,とくに大腿四頭筋(太もも前面の筋肉)を鍛えて膝関節へかかる体重負荷を筋肉で受け止められるように訓練することで,これらの症状を改善したり進行を防ぐといった対策は可能です。
運動療法は変形性膝関節症の治療ガイドラインで高く推奨されています。膝を支える筋肉を鍛えることで、痛みを軽減したり、ひざへの負担を軽くしたりすることができます。
温熱療法
患部を温める治療を温熱療法といいますが,血行促進と可動域の拡大を狙います。
この整体院ならではの改善方法
鍼灸と温灸を特別治療として行っています。
🟠血液の流れを良くすること
この考えを基本として,治療してい
ます。
特別な温灸をして,血液の流れを良くすることで,硬い筋肉が柔らかくなります。
筋肉の力は,骨を曲げてしまうほど,とても強いです。
筋肉が柔らかくなると,骨の引っ張りがだんだんとなくなって,痛みも改善されてくるのです。
血液の流れが良くなることで,からだ自体が元気になっていきます。
からだだけでなく,心も元気になり,相乗効果が期待されてきます。
実際,私も随分,変形性膝関節症がこの整体院で治療していただいて,驚くほど痛みも減って,以前より元気になり,だんだんとよくなってきました。
痛くて沈んだ気持ちも,立ち直って,明るさが戻ってきたように思います。
この整体院の先生のお母様も,たくさんの変形性膝関節症の方を治療され,多くの方から喜んでいただいておられます。
お人柄も本当に温かみのある方で,私の尊敬する方です。
変形性膝関節症の治療もしていただきましたが,長年の経験を活かして,本当に素晴らしい治療をされます。
整体院の雰囲気も良く,居心地もいい,治療もちゃんと向き合って丁寧にしていただけます。