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ボレリー

学名:Apistogramma borellii

飼育のしやすさ :★★★☆☆(中性付近なら飼いやすい)
水質へのうるささ:★★★☆☆(水道水でドンピシャ)
繁殖しやすさ :★★★★☆(80点)
入手難易度   :★★★★☆(めったに手に入らない)
輸入状況    :2年に1~2回程度

特記事項:飼い込むとカッコいい!

適応水質:pH6.0~7.5(中性付近のある程度硬度のある水を好む)

トリファスキアータ同様、大湿原パンタナル周辺のパラグアイ川水系の支流等に生息。

ボレリーイエローフェイス、ボレリーレッドマスクという名で流通する欧州ブリードがよく見られるが、特別な掛け合わせなどを行わずワイルドを親としてブリードを重ねた個体群が上記名称で輸入される。

ブリード個体と比べ、ワイルドらしい特徴が特にないのが特徴。
各ヒレがこれでもかと大きくなり、素晴らしい。

ネグロ系のアピスト飼育のように、低pH超軟水等で飼育すると徐々に弱ってしまうので、出来る限りpHが下がらないようにしてあげたい。


性格:比較的温和な個体が多いがブリード個体に比べるとやや荒い。
雌雄間の争いも多種に比べて殆ど無く、ペアで近くに居る事が多い。

産卵傾向:月に一度程度。
入り口が狭く、奥が広い形状の産卵床に産みやすい。
婚姻色が色濃く出てから産卵する事が多い。

産卵スイッチ:好む水質が中性付近な為、水換え頻度を高めているとサクッと産むことが多い。
逆にネグロ系のアピストが好むように弱酸性の超軟水で飼育すると徐々に弱るので注意。

注意点:かなり太り易い種類な為、給餌のしすぎには注意したい。
かなり丈夫な種類ではあるが、好む水質が他のアピストよりもpHが高めなのでエロモナスや亜硝酸やアンモニアが猛威をふるいやすい。
濾過が効いた水槽で適度な水換えを心がけたい。

底床選び:比較的周囲の影響を受けにくいタイプであるものの、白系の低床より黒系の方が引き締まって見えるのでオススメ。

本種独特の青さは、光の角度によって異なる。
ライトを水槽中央ではなく、奥側に置くと面白い。

備考:飼い込んで大きくなってからがボレリーの真骨頂。
手に入れたら大事に育成してほしい。

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