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sp.ウィルヘルミィ

学名:Apistogramma sp.wilhelm

飼育のしやすさ :★★★★☆(70点)
水質へのうるささ:★★★☆☆(弱酸性の軟水)
繁殖しやすさ   :★★★☆☆(45点)
入手難易度   :★★★★☆(流通は少ない)
輸入状況    :一年に一度程

特記事項:個体差が大きい。

適応水質:pH4.5~6.2(5.5程度が調子が良い)

pulchra(プルクラ)の一種として未だに学名の付かないアピスト。
アガシジィに似たシルエットであるが、特徴は何と言ってもその顔。
オスは頭部から顎下まで紫色に染まる。
飼い込む事でプルクラ(美しいの意味)の何恥じる事無く様々な色彩に発色する。
以前は流通の多かった種類だが、近年ワイルドの入荷はとても稀で、年に1~2度欧州ブリードが輸入される程度。
プルクラとの違いはラテラルバンドの太さや、ウィルヘルミは一本なのに対しプルクラは二本(下側は薄い)。
他のプルクラ種と混在している事もあるので要注意。



性格:アガシジィに似てオスが排他的。

産卵傾向:2ヶ月に一度程度の頻度で産卵しやすい。
入り口が狭く、奥が広い筒状の産卵床に産みやすい。
流木のくぼみ等を好む傾向があるように感じる。

産卵スイッチ:自然とpHが下がっていくような環境作りを指標にすると産卵に至りやすい。
水換えをあまり好まず、放置気味の水槽の方が産みやすい。
pH(や硬度)をなるべく低めに保つという環境が良いだろう。

注意点:オスが非常に攻撃的であるため、メスが逃げ切れる環境作りを心がけよう!

底床選び:周囲の環境の影響をあまり受けない種類ではあるが、真っ黒の底砂ではやや黒ずみ、明るめの底砂ではやや黄色が目立つ体色になる。

備考:照明の当たる角度によって見るたびに色が違って見える。
様々な変化を目の当たりにすると時間を忘れ、目が離せなくなるだろう。

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