見出し画像

アガシジィ(テフェ産)

学名:Apistogramma agassizii  (Tefe)

飼育のしやすさ :★★★☆☆(60点)
水質へのうるささ:★★☆☆☆(それほどうるさくない)
繁殖しやすさ    :★★★☆☆(55点)
入手難易度   :★★☆☆☆(時期がある)
輸入状況    :半年に一度程度

特記事項:特異なアガシジィであり、最も人気のあるアガシジィでもある。

適応水質:pH5.2~7.5(特に気にせず飼育可能)

ブラジル、ペルーの広範囲に生息するアガシジィの中で、テフェ周辺にのみ生息する唯一と言っていいほど他の産地のアガシジィと突き抜けて見た目が変わっているアガシジィ。

フォルムや色彩は他の産地のアガシジィとさほど変わらないが、この種の特徴は何と言っても身体にあるラインとそのメタリック感だろう。

採取場所による色彩の違いや個体差もあるが、全て身体にラインがくっきり入りメタリックな色を放つ。(飼育環境にも依存する)

ブラジルのアピストにしては珍しく、やや硬度のある水(本当にやや)を好む。

アガシジィ テフェの色彩は餌などの色揚げの影響は出にくく、飼育環境に強く影響を受ける。
イエロータイプのテフェは色揚げ効果のある餌を与えるとやや濃いオレンジになるが、他のアピストの様に黄色→オレンジ→真っ赤までの変化は付きにくい。
(背鰭の縁のみ真っ赤になる)

以前は入荷も多く、わりとどこにでも売っている印象だったが、近年非常に人気が高く、入荷情報を見た頃には売り切れているなんて事もしばしば。

コロナ禍で南米便が減少している最中ではあるが、次に輸入されたらショップ同士でも争奪戦になるだろう。

今年に入って東南アジアブリードが稀に輸入されているが・・・・・・
うーん・・・というクオリティ。


性格:アガシジィは総じてオスの気が強いが本種もアガシジィらしくオスが強い。
かなりメスを追い回すため、飼育に慣れていない場合注意と観察が重要。

産卵傾向:1ヶ月に一度程度。
pHが6付近で維持されている状態が産みやすい。
縦型の植木鉢を好む。
割った植木鉢等で、オスが身体を横にしてやっと入れるような隙間等も産卵場所として好みやすい。(流木の隙間などもわりと好き)


産卵スイッチ:本水槽と似た水質の水で少し硬度が高い水で水換えするとスイッチが入り易い。
徐々にpHが下がっていく環境だと意外と産みにくい。


注意点:基本的にオスがメスをとにかく追い回すので飛び出しは勿論、メスがボロボロにされたり、怯えて泳がなくなったりするようであればオスの隔離や隠れ家の増設など行いたい。

底床選び:周囲の影響を受けやすい。
真っ黒の低床で飼育すると身体が黒ずみやすく、明るい低床の場合メタリック感がやや薄れる。

備考:見かけたら即座に手に入れよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?