【ポケカ】邪神ピカチュウ【世界レギュへの最適解】


こんにちは、あるいはこんばんは。初めましてあぱし-と申します。https://twitter.com/apathy_pokeca
note投稿の要望が思いの外多かったので、初めての投稿で手探りですが書いてみます。もちろん全文無料です。

広域にはいわゆる「アルセウスバレット」ですが、個人的にバレットという呼び方がしっくりこないので「邪神ピカチュウ」と呼んでいるこのデッキ。
ガチのマジで世界大会に持っていくならこれだと思ってます。
前置きはこのくらいで本題へいきましょう!


・環境分析


 JCS本戦の分布が以下のような感じだった様です。
 ・オリジンパルキアVSTAR 45%
 ・ミュウVMAX 20%
 ・ハピナスVミルタンク 8%
 ・ジュラルドンVMAX 6% 
 ・レジギガス 6%
 ・ヒスイゾロアークVSTAR 3%
 ・オリジンディアルガVSTAR 3%

 最低でもパルキアとミュウに勝てないと話になリません。
ポケカはある程度割り切って捨てる対面も出てくるものかと思いますが、残りの35%も切るには多すぎる。

そんな中、邪神ピカチュウの戦績がこちら↓

 JCS直前のつぶやきですが、正直ほんとか?と疑いたくなりました(笑)でも多分本当。
ちなみに、レジには負け方が分からないレベルなのと、ディアルガは事故って自滅していってくれる印象です。

 カードプール的にはポケモンGOが追加されてますが、おそらく、世界大会も分布は大きくは変わらないと思います。
 
 そんなわけで、世界への最適解は邪神ピカチュウです!!(言い切った)


・デッキ作成の経緯


 5月末の初めてのシティリーグのデッキを考えるに当たり、Tier1デッキがパルキアとミュウに勝てるデッキが最低条件となりました。
また、正直言うほどプレイングは上手くないことや安定して勝てる事などを考えた結果以下のような条件が必須になりました。
・環境デッキに勝てる
・回すのが簡単、連戦しても疲れない
・特定のデッキ(カード)で詰まない
・再現性が高い、事故らない
・ミラーマッチでも勝てる
・デッキパワーがそのものが高い

 多方面に強く出るためには各種エネルギー供給が必要なので、アルセウスベースで考えていくとして、パートナーとして目をつけたのがそらをとぶピカチュウVmaxでした。
パルキアにかなり強く出れるのと逃げ0優秀、くらいの感覚で採用しましたがこの子めちゃくちゃえらい子でした。(後述)
 また、ドローソースとしてクロバットVを使い、そのままVmaxしてアタッカーにするデッキを見つけたのでパクらせてもらいました。
 さらにアルセウス系統やゾロアークVに勝つためにもうひと要素、闘要素をねじ込みました。ガラルサンダーVとか。
 正直、ここまでは机上の空論で頭の中で考えていただけで回るか微妙でしたが、意外と事故らず回る回る。そんな感じでいい感じにこれらを満たすことができました。

その時のレシピがこれ↓

kkkV5k-EJ0YEx-Fbkwvb | ポケモンカードゲーム公式ホームページ


ちなみに 先日、北米で優勝したデッキは闘要素がなく、雪道マリィフル投入でした。(ゾロアークに勝てるのかな。。。)



・シティリーグでの結果


5月末に行われた64人規模のシティリーグの結果です。

 想定していたマッチングが少なかったですが、結果ベスト4でした。
最後のサイトウコウセイさん戦は運に見放された感じで、全然勝てる試合だったのに見事に下振れしまくって悔しかったです。(笑)まぁそういう時もたまにはある。

 ポテンシャル的にガチデッキの中でも十分通用するし、トップ狙えることが確信できたのでこの日から布教活動が始まった話はまた別の機会に。


・デッキ紹介

より環境を意識した結果、シティから少しだけ構築が変わり、この様になりました。

【デッキコード】FFVVkb-zUHlzI-df5kdk

変更点も含めて採用カードの解説行きます

・アルセウス


デッキの核なので4−3
アルセウスVを1ターン目に立てないと始らないのでVは4
Vstarもできれば素引きしたい事と、2体目3体目と立てて倒されにくくすることもあるので3
基本的にはこの子でトリニティチャージかノヴァから試合が始まります。
スターバースは早々に切って、ボス、ベルト、ダブルターボエネルギーあたりを持ってきてそのターンに相手の主力を狩りにいく事が多いです。温存できればなおよし。


・そらをとぶピカチュウ

基本1体立てれればいいのでサイド落ち考慮して2−2
先述の通り、対パルキアにおいてすごく強い
雷無無の3エネで撃てるダイバルーン160点(ダブルターボ付いても140)がパルキアをワンパンできる。HP310がパルキアにワンパンされない。
基本的にこの子でパルキアを2〜3匹狩ります。
また、逃げエネ0なので雑に前だしてから色々考えられる点も優秀。
さらにダイバルーンのおまけ効果「たねポケモンからダメージを受けない」で詰むデッキ多い。たねポケモン主体のデッキは意外と多く、環境デッキの中にもレジギカスやハピミルとかいます。この子だけで完封できるので雑に使っても勝てます。

・クロバット


ドローソース兼アタッカー
所ターンにこの子かゲッコウガを持ってきてドローを加速させる。
対ミュウにおいてはダイカッターがミュウをワンパンできるのでゴリゴリのアタッカーになる。
ミュウ以外の対面ではナイトアセット使用後のクロバットVが取られないようにVmaxしたりします。基本的にサイドプランを2−2−3か2−3−3で押し付けるので、そういう強みもあります。
シティの時はVmax2枚が現在は1枚になったのは対ミュウが減ったのと、ミュウ相手だとある程度アルセウスでサイド掘り進められるのでサイド落ちもそこまで怖くないという理由です。

・ヒスイジュナイパーV

対ミルタンク専用カード
対ハピミルはピカチュウさえ飛ばしておけば基本負けないけど、ピカチュウVSミルタンクで泥試合になるのが嫌なので一応採用。できれば抜きたい。

・ガラルサンダーV

アルセウス、ムゲンダイナ、ゾロアークなどなどを不意打ちでワンパンしてくれるイケメン
対ミュウだと後1で雷鳴蹴りしたりもする。優秀。

・メタモンV

このデッキのアイドル
前のターンからいると、Vへんげした直後に進化もできるので適当に場に出しておくと相手がものすごく困るカード
強い動きとしては初ターンにアルセウス、ピカチュウ、メタモン、クロバットみたいな盤面を作ると、どれを倒しても全員進化してしまう状況が作れる。また、サンダーの2匹目としてもよく使われる。この子は本当に優秀。
Dレギュ落ちで一番辛いのは多分この子(泣)

・かがやくゲッコウガ

ドローソース
エネが13枚と多めのデッキなのでかがやく枠で採用。
トレーニングコートと合わせて後半は手札が溢れ蛙。
ドローソースとしてクロバットとどっち持ってくるかは手札次第ですが、迷うなら状況ならこっち持ってきた方が次のターン以降も引けるので安定する。非エクだし基本狙われない(笑)

・バケッチャ

雪道割るマン
序盤の雪道がちょっと鬱陶しいので採用してるカード。環境によっては抜けるかも。

・ガラルジグザグマ

ダメカン1個だけ乗せるマシーン
でもその1個がすごく重要
このデッキの最高打点が基本的に210(ベルトダブルターボアルセウス)なので10点追加して220の届くのがえらい。
220届くと、アルセウス、パルキア、ディアルガあたりが狩れる様になる。
また、スターバースでダブルターボを持ってきたい時に、ネズ経由でついでに持ってくることもできる点が優秀。

・ボール系

クイックボール4枚
ハイパーボール4枚
ヒスイのヘビーボール1枚
この雑な感じ好き(笑)
手札減らせることがナイトアセット打つ上でメリットになるのでクイボハイボ4−4。ヘビボは採用カード種類が多い都合上一応採用。スターバースで持ってくることもある。

・入れ替え札


ポケモンいれかえ1枚
あなぬけのヒモ1枚
基本的にはエネ切って逃げればいいデッキですが、序盤のエネに余裕がない時や逃げれなくする系のデッキには必要なので1−1。一長一短なので2種採用。スターバースで持ってくることもある。

・道具


こだわりベルト1枚
ツールジャマー1枚
こだわりベルトは基本最初に出たアルセウスに付きます。ダブルターボ210打点で動き出します。
ツールジャマーは後続のアタッカー用。先述の通り、ピカチュウ(ダブルターボつき)に持たせるとパルキアに大きなおまもりが付いても280点でワンパンできるのと、クイックシューター+パルキア+こだわりベルトで最高火力出されても耐えることができるので実質ベルト兼おまもり。対ミュウでもベルト無効にしてタブレット使わせられる。あと、雑に貼ってふうせん無効にできるのもえらい。

・その他


やまびこホーン1枚 弱点が分散しているデッキに対してやまびこボスで勝ち筋を作る。ないとアルジュラとかきつい。

・サポート

博士の研究3
マリィ1
ボスの指令3
キバナ1
ネズ1
冒険家の発見1

博士 トラッシュ行って困るカードがそこまで多くないので雑に打てる。妨害するより力技でねじ伏せるデッキなのでマリィより博士

マリィ といいつつ一応相手に干渉するカードは入れる。一応マリィを警戒したプレイングはしてもらうのとLO狙った相手には温存して最後に使わせてもらう。

ボス 弱点取れるやつを呼び出す。終盤はボスをピンポイントに引っ張ってこれるカードがないのでサイドから拾うか無理矢理ドローする。3枚入れてると、あーボス引ければ勝ったのになーって試合は滅多にない。

キバナ エネ加速要因 先1でエネ貼ったアルセウスが後1メロディアスエコーで落とされた際の返しなどに使う。スターバースで持ってくる。

ネズ 後1でダブルターボとクロバットを持ってきたり、先述のスターバースでネズ経由でダブルターボ+ジグザグマとかやる

冒険家の発見 先2で打てると盤面みんな進化できてめっちゃ堅くなる。ついでにクロバットとか持ってきてドローもできる。スターバースで持ってくる。

ピン刺しのサポートに関してはスターバースでピンポイントで持ってくることを想定してます。

・スタジアム

トレーニングコート 2枚
崩れたスタジアム 1枚

トレーニングコート 多色という特性上、エネを使い回す必要があるので採用
ゲッコウガと相性がいい。相手に使われたら嫌だけど、それ以上に強い動きができる自信があるので2枚採用。

崩れたスタジアム 雑に貼っておいても強い。(パルキア、ミュウ、ゾロアークetc…)手負いのアルセウスや負け筋になりそうなポケモンを流す動きもやる。

・エネルギー

ダブルターボエネルギー4枚
基本惡エネルギー3枚
基本闘エネルギー3枚
基本雷エネルギー3枚

ダブルターボ 最初はアルセウスにダブルターボ絡めないと動き出せないのでフル投入

惡エネ シティの時は4でしたが、環境的に惡がそこまで動けなくてもいいので3枚に。ただ、ダイカッターが惡2エネ必要なのでプレイング注意

闘エネ 環境にゾロアークが多かったので闘3エネに増やした。

雷エネ ピカチュウに1枚貼れればいいけど、環境トップのパルキアには強く出たいので3枚

自分の周りにゾロアークが多かったのでこの比率になりましたが、世界はゾロアークよりミュウが多いと予想するので惡4闘2でいいかも。(結局シティ構築に戻る)


・不採用カードと理由

デッキが完成するまでに紆余曲折あったのでたくさん入れ替え候補があります。
入れて見て噛み合わなかったカード、本当は入れたいけど枠の都合で入れれていないカード。
書き出したら長くなりそうなので余裕があったら後日追記します。このカードは?というのがあればコメントいただければ書きます。



・各デッキへの理想動作


このデッキの基本的な動かし方


○先行の場合
1ターン目 アルセウスに何でもいいのでエネルギー貼る、雑にドロー加速、後続のVポケ立てる。
2ターン目 アルセウス進化、スターバースでボス、ベルト、エネルギー、いれかえ、など必要札持ってくる。トリニティノヴァで相手のアタッカー潰しつつ後続にエネ加速。
3ターン目以降 アルセウスが残っていて、さらに相手のアタッカーを取れるなら続投してさらにエネ加速。やられたもしくは火力不足なら後続とバトンタッチして弱点突いて薙ぎ倒す。
また、負け筋となりそうなポケモンは崩れスタで流したり、進化させて耐久あげたりサイドプランずらす事を意識。

○後攻の場合
1ターン目 全力でトリニティチャージを打って次のターンに強く技を打てる様にする。先2で相手に技打たれても、きっちり次でやり返せるように盤面のポケモンやエネ加速先を考える。(メタモン置いておく、あと1エネ手貼りでワザ打てるなど)
2ターン目 アルセウス進化、スターバース アタッカーはアルセウスor弱点付けるポケモン
あとは先行と変わらず。

先行はかなり楽。後攻で理想盤面は少し要求値高いけど、及第点のトリニティチャージまではわりかしいけます。

各デッキ相手の動かし方は書き出したらキリがないので少しだけ・・・

・VSパルキア


とにかくピカチュウ何よりピカチュウ
理想盤面作れれば先行でも後攻でもまぁ負けない
先行取れれば先2にノヴァと癇癪ヘッドでパルキア取ってしまうダメ押しもできる。
雑に勝てると思うけどベンチを絞ってパルキアの打点を伸ばさないことは意識。
ボス連打されてVを3体取られて負けることはあるので不要なVは出さない。


・VSミュウ


後1メロディアスエコーの対策として前は最悪取られてもいいように動く、エネ貼るのも後ろにする。キャッチャーされたら知らん(笑)
クロバッドVmaxがキーになるので初ターンはクロバットVとメタモンVを置いておきたい。もちろんアルセウスも。メロエッターミュウVmaxーミュウVとかの1−3−2でサイド取る事が多い。
アルセウスでゲノもミュウVも取りやすいのでアタッカーには困らない。アルセウスVstarを取るのにパワータブレットを連打してくれるので残りの枚数を意識して、クロバットをワンパンされないように念頭に置いておく。


・VSアルジュラ


先行ならアルセウスで先殴りして相手のアルセウス倒してそのまま押し切れる。
後攻だとガラルサンダーでアルセウス潰す。
基本ジュラルドンは相手せずにアルセウス3体狩って勝ちたい。そのためのやまびこホーン。
最悪でもジュラルドンは1体しか相手にしない。2−3−2で取り切る。

・ハピミル レジギガス (+その他たね主体デッキ)


雑にピカチュウで空飛んでれば勝てる
ハピミルだと、取り敢えず基本の流れでアルセウス⇨ピカチュウまで組み立てて、ミルタンク出てきたらジュナイパー、ハピナス出てきたらガラルサンダー。
一応、ボス連打でベンチ取られないように余計なポケモン出さない様にはしてる
あと、あなぬけ+ボスやベンチ狙撃は一応警戒して、大ダメージ出せるやつとか
雷タイプ(ピカチュウの弱点)と狙撃は優先的に倒す。
色々考えてはいるけど、たね主体に負けた記憶がないのでわかんない(笑)
ポケGOの追加でマッドパーティとかミカルゲとかコイキングとかたね主体のデッキもちらほら見る様になりましたが、基本美味しくいただけるのがいいですね。


ここまでで環境デッキをほぼほぼ網羅できたと思います。何気にすごくないですか?環境デッキ全てに五分以上の相性取れるんですよ!


環境外にはなりますし、世界大会にもいないとは思いますが苦手なデッキについても触れておきます。

・苦手な相手

デッキ作成の経緯のとこでも少し触れましたが、特定のカード(デッキ)に当たったら負けというのがすごく嫌いなんです。
なので全方位に五分以上戦える事が根幹にはあるのですが、どうしても苦手なデッキがあります。・・・・・・・・ヒスイウインディ。

そもそも進化の非エクで戦うデッキはあまりやりたくないです。(サイド取り切るまでに長いので)
アルセウス含めて闘弱点が多いので、その中でもウインディはきつい。
一応ピカチュウが闘抵抗持っているので3発受けてくれる可能性はありますが、大体一緒に入っているグラエナ絡められると2発で沈むのでサイドレース不利です。
正直、相手の事故待ちなとこがあります。

あと、弱点取れない相手だと、アルセウスのポテンシャルの高さだけでゴリ押していく事になるので優勢ではないかもしれません。


・今後の展望

今回は世界大会のレギュレーションで書き進めましたので、ギラティナは無視してます。正直、きついです。
ただ、邪神ピカチュウも新しい相方を手に入れて、変貌を遂げて強く立ち回れるような構築ができそうです。定まってきたら追記します。

また、Dレギュが落ちていなくなるのはクロバットとメタモンとトレコくらいかな?代替案もあるので今後も構築を少しづつ変えて長く戦っていけるデッキかなと思いますね。


・最後に

ここまで読んでいただいて本当にありがとうございます。
まさか7000字超えるなんて思ってなかったです。(しかもまだ追記するつもり)
あぱしーの邪神ピカチュウへの愛は十二分に伝わったかなと思います(笑)
愛するがあまり布教活動に勤しんだ結果、周りに10人近く邪神ピカチュウ教の教徒が生まれました。普段行くショップは魔環境ですね(人ごと)

少しでも興味を持った方はぜひ入信しましょう( ^q^ )
正直、ここまで書いても伝えたいことの半分も伝わらないと思います。
そうなんですよねー・・・あぱしーの文章力じゃ伝わらないですよ。ぜひ一度回して見て欲しい。
愛知県のプレイズ半田というお店によくいますので、直接聞きにきてくれてもいいですし、TwitterでDM飛ばしてくれてもいいです。リモートもできます!(やった事ないけど!)https://twitter.com/apathy_pokeca

そんな感じで邪神ピカチュウの素晴らしさが一人でも多くの人に伝わりますように!



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