「Doki Doki Takeover」の楽曲がめちゃくちゃ良いんです
注意
この記事は
・「Doki Doki Literature Club Plus!」
・「Doki Doki Takeover Plus!」
のネタバレを含みます
上記作品を未プレイ(未視聴)の人間はまずこれらの作品について知った方がいいよ
前置き
Doki Doki Takeover Plus!(以下DDTO)という作品が、ここに存在している。
Friday Night Funkin'を基としたDDLCの二次創作modである。
「FNFとDDLCの世界が絡み合い、MonikaがHating Simulatorの中に"自分"を見出すだの、BoyfriendとGirlfriendが文芸部をひっかきまわすだの、異常な事態を引き起こしている。この3人と部員達はどうなるのだろう?」
DDLCAct3とAct4の狭間、DDLCのデータとHating Simulator(FNFweek6の舞台)のデータが結合してしまい、削除されたと思われたMonikaのファイルはHating Simに流れ着く…みたいなストーリーで始まるこの作品。
FNFmodの常、DDTOにはDDLCを元ネタとした様々な楽曲が登場するのだが、これらがもう非常に良い。
どんくらい良いかっていうともう…めちゃくちゃ良い。
津波ウナギのカス語彙力では一言で言い表せない位良い。
なのでこの記事では、DDTOの魅力、ひいてはDDLCワールドの魅力をどうにかこうにかなんとかして伝えたいという考えの下、各楽曲をいくらかピックアップしたりしなかったりして、魅力を伝えていこうと思う。
めちゃくちゃ主観的な話なので、「作曲者そんなこと考えてないと思うよ」とか、「解釈違いじゃボケナスが」とかが発生する可能性が大いにあるので、各自気を付けてほしい。
なお、DDTO楽曲にはいくつかverがある曲が含まれているが、特記のない限りは最新版の話をしている。
Prologue: Just Monika
始まりのweek、MonikaがHating Simに降り立つ。
ついでにBFとGFも降り立つ。Senpaiはキレる。
High School Conflict
「高校衝突」始まり。
DDLC楽曲を象徴するサウンドフォントとライトモチーフに"FNF風"のアップテンポさを加えた、DDTO楽曲の「明るい側面」をまとめたような曲。
DDLCの”決定する”効果音を使用することで、開始点としてのイメージを持ちやすくしているのがすごいとおもった(小並感)。
Bara No Yume
「バラノユメ」衝突。
FNF側楽曲Rosesの成分を含み、SenpaiとMonikaの衝突を「FNFモチーフとDDLCモチーフのぶつかり合い」として表現した曲。
サウンドフォントや音遣いから感じられるどことなく荘厳な雰囲気は、DDTO楽曲の「暗い側面」全体になんとなく感じ取れるものであり、二番手という位置も相まって、これにもまた全体のまとめのような立ち位置を感じる。
BFくん渾身の賑やかしが光る。
Your Demise
「終焉」一端の幕切れ。
DDLCの舞台が(おそらく)日本だからだろうか、Monikaの領域展開によって和風テイストを醸し出したこの曲。
DDLC側のライトモチーフが強く出ていながらもFNF楽曲Thornsの成分も含まれており、Spiritまでもを掌握したMonikaの力が伺える。
タイトルはYour RealityとかMy Confessionとかからの雰囲気を受け継いで…いるのかな?どうだろ…わかんね…
Sayori
BFとGFが文芸部に流れ着く。Monikaのいない文芸部、"部長"は誰だ?
最初から最後まで中心人物。Sayoriめちゃくちゃ好きです(幼馴染は王道なので)
Rain Clouds
「雨雲」Sayoriの詩より。
始業のチャイムで始まり、文芸部での活動開始を飾る曲。
明るいっちゃ明るいがそこまで突き抜けもしない、雲のかかった雰囲気を纏っているところすげえよなあ。そう思わない?どう?
DDLC始めてSayoriに会った時流れてたやつ、Ohayou Sayori!を基に持つってwikiに書いてあった。確かにそうだわ。言われて気付いたわ。
終わり方が後に繋がってくるねえ~~~~。
My Confession
「告解」Sayoriが秘めたもの。
同名のDDLC楽曲をオーバーホールした感じの曲。
アップテンポにするとこんな印象になるんだ…。
ギュウウウゥゥゥウウウン…←ここすき、ゲーム中の演出も含めてめちゃくちゃすき
DDTOBadEndingにも言及したい。
Natsuki
ちらりと見えた不穏は鳴りを潜めたことだし、楽しもう。
良心。Natsukiめちゃくちゃ好きです(ロリコンなので)
My sweets
「甘々」意識してる?
タイトル甘え~~~~~。
DDTOを通してNatsukiは舌をよく回す高速シンガーの特徴を持ってるんだけどここではまだ見えてない。
Hmph!
Baka!
「馬鹿!」いかにもNatsuki。
DDLC+楽曲Strawberry Peppermintのリミックス的な曲。ほら…サイドストーリーで流れてるアレだよ…。
大胆なギターアレンジはNatsukiの外面によく表れる勝気な部分、引用元は内面のあま~い部分を表していますか?そこんとこどうなんですか?
Yuri
部長はSayori。Act2とAct4。
素でまあまあやべーものを秘めてる。Yuriめちゃくちゃ好きです(大きい娘とクレイジーサイコラブがマジで好きなので)
Deep Breaths
「深呼吸」詩を詠む前みたいに。
言うなればAct1。
エンジンのかかっていないYuriに合わせてるのかBFの声がちょっと変わってるのが芸細。
最初チューニングするみたいにちょっと歌うのすきすき侍。貴殿の𝑺𝒂𝒏𝒊𝒕𝒚、頂戴致す
Obsession
「執着」詩を読んだ後みたいに。
言うなればAct2。
DDLC楽曲Play with Meを引用してるんだけど、題名ネタ好きね~。好き。
呼吸音とか笑い声好き。
クレイジーサイコラブ好き。
数少ないMarkovノートが出てくる曲のひとつでもある。
Monika
真の部長が学びを得て戻ってくる。
クレイジーサイコラブ(改心済み)。Monikaめちゃくちゃ好きです(矢印がクソデカなので)
Reconciliation
「和解」最後は大団円。
DDLC+の中のどっかで聞いたBGM総詰めな曲。
裏でOhayou Sayori!のメロディが流れてんの「こっから再スタート」って感じがしていいですね そう思わない? どう?
ここでMonikaの"肉声"を聞いてなんか感極まったよね。
Festival Week
遂に迎えた学園祭。三度目の正直。
MCくん、MCよろしく。
Crucify(Yuri Mix)
「磔刑」チェーンソーを以て。
「えっと…。
この曲に記された物語に没頭してしまいまして。
若い恋人が二人、騒がしい故郷の中にも静謐を湛えた場所で、ある怪物に対峙する歌です。
その怪物は、彼らに神の意志を振るおうとするのです───」
元ネタはFriday Night FeverのTakiというクソデカ激ヤバチェーンソー宇宙人シスター。
聖的かつ暴力的ってテーマ、DDTOのYuriにピッタリじゃないか?
狂笑もついてきてお得。
Beathoven(Natsuki Mix)
「ビートーヴェン」BGM頂戴!
「正直に言うわ。
アンタがよこしてきたリストに書いてあった曲が多すぎて、一個一個目を通す気にならなかったの。
この曲はアルバムにかわいいネコの絵が描いてあったから、もうこれだって決めた───」
元ネタはVS.KapiのKapiというDDRプレイヤーの猫。
この元ネタはBeethoven's virusって曲を元にしてて、Beethoven's virusはベートーヴェンの「悲愴」第三楽章を元にしてるらしい。深すぎ!
跳ねる様な曲調はNatsukiのお手の物。
It's complicated(Sayori Mix)
「複雑なんだ」これって複雑なんだ。
「私の中に飛び込んできた曲があったんだ。
幸せで、明るい曲調で、
それでいて、すごく切ない雰囲気を感じたの。
悲しくて、楽しくって、そういうのってすっごく心にくるんだ。
えへへ、もうわかんない───」
元ネタはFNF:SoftのChapter3で…ああもう元ネタの状況だってめちゃくちゃ複雑なんだ、この曲が歌い上げられた所以は君の目で確かめてみてくれ!とにかく心に一物抱えた曲。
他のカバーに比べてアレンジ強め。原曲よりもノリ感がかなり高速化している。
Sayoriの声は切なさを孕みながらも明るさを見せるメロディにちょうど合ってると思うのよ。
Glitcher(Monika Mix)
「バグらせ屋」タイトルのせいかしら。
「歌えそうな曲は沢山あったわ。
"私たちの曲"も全部リストアップしてくれてありがとう。
でも、これは特に…私が歌うことをみんなが望んでいるものだって気がしたのよ───」
元ネタはVS.HexのHexというロボ…がウイルスに乗っ取られてバグってる場面。
原曲的にはバグ退治の場面でMonikaの立ち位置がバグらせた敵だったり、そのせいかMonikaの物言いがちょっと皮肉っぽかったりするが、曲中ではDDLCとHating Simをくるくる切り替えたりしちゃってノリノリ。
Encore
まだ物足りない。Monikaを訪ねる部員達を見てみよう。
幸せな側面のその先を追体験!素敵な未来ですね~。Encoreって初見読めなくない?
Hot Air Balloon
「熱気球」宙に浮いたまま突き抜けて。
Natsukiの高速歌唱がわかる一曲。
全体的に浮かされるような曲調で、序盤こそストーリー内Natsukiの心情を反映してか少しSayori曲のような切なさを含むが、次第に”かわいく”なっていく。
Shrinking Violet
「萎縮する菫色」自信を持って。
活動を通して自信を持つことができたYuriが書いた曲。作っちゃうの!?
Yuri特有の低めで美しい音遣いはそのままに、曲調は明るめ。前向きになれたんだね…。
成長したな、Yuri…。
Joyride
「浮かれて行こう」理由が生まれて。
目覚めた時に起きる理由がある人生、これをSayoriが曲にしたらこうなるだろうなって。
書くために曲を噛み締めてたら泣きたくなってきちゃった。
こんな風に前向きにいられるようになって本当に良かった……。(限界オタク)
Our Harmony
「文芸部の輪唱」みんなで。
総まとめみたいな曲。
暗い部分のダークで刺々しい雰囲気、明るい部分の眩しく跳ねるような雰囲気、上手いことメドレー風に落とし込んであって非常に良い。これを聴くだけでDDTOを通しで摂取した時と似た気分になれる。
Encoreを通してMonika側からの矢印が見えてさぁ…。オタク特有の微笑みが出ちまうよ…。
急に歌うよ。
Protagonist
置いてけぼりだけど、主人公だって登場人物の一人なんだよ。
MCって何の略だ?MainCharacterかな?
NEET
「ニート」MCがニートになっちゃう!
ここに来て歌いだすMCくん。
ダウナーながらも前を向けるだけの希望を孕んだ、まさにMCの曲。
ダイアログが面白い。
You and Me
「そっちとこっち」関係性。
BFが去ったんなら、メインキャラクターは「MC」だよなあ!?
音遣いといいサウンドフォントといい、あまりにも最終回すぎる曲。
女の子全員分のボイスラインが用意されててすごいとおもった(小並感)。
Takeover Medley
「テイクオーバー・メドレー」総まとめ。
You and MeがMC目線の最終回なら、Takeover MedleyはBF目線…並びにプレイヤー目線の最終回まとめ曲。
ゲーム上の演出やばかった…素直に感動です。
Side-Stories
幕切れの後も、やっぱりまだ気になるよね。
オタクなのでこういうのがあるだけでもうずっと生きていけます。
TBDありがとう!フラーッシュ!
Love N' Funkin'
「恋とフロア酔い」双方向性コミュニケーション。
文芸部の面々がFunkinするばっかり?じゃあGFに恋文を書いてもらおう!
文芸部4人が曲を通してGFに文字書きを伝授。各人ごとにちゃんと特徴が出てる歌い方で良いですね。
アー駄目です変なこと書かないで!
Catfight
「じゃれ合い」ほんとにじゃれ合いの域で済む?
DDLC本編にあったYuriとNatsukiの口論が曲になって登場!ただし世界線的な都合上褒め合いのエスカレートでございます。
Act2のイベントリスペクトで指数関数的なグラフを呈する形でBPMが上昇していくギミック搭載。
お互いがお互いの歌唱スタイルをリスペクトする形なのでYuriの方がノートが少ないとかはありません!
「「Sayoriは黙ってて!」ください!」
Constricted
「拘束済み」友達だよ!
友情出演:Zipperくん。拘束具を着たバケモノです。Sayoriとはちゃんと友達らしい。作者のTwitterに書いてあった。ってwikiに書いてあった。
声が恐ろしすぎるので、Zipperくん側にはガイドボーカルよろしくブザー音がリードとして付いてます。
元の場所に返してきなさいよっていうかもう助けて!
Wilted
「萎びてしまったよ」ワンチャンない?
Monikaにガチ恋しちゃったSenpaiが第4の壁をぶち破って挨拶に来ちゃったよヤバイヤバイ…。
Monikaには第4の壁に惑わされ過去のいざこざを引き起こしちゃった引き目があるので、なんとかSenpaiをフって得た知識を捨てさせようと頑張ります。
このタイミングでHating Sim側の旋律を聴くと懐かしくなってきちゃうね。
Hey, Now listen here!
Freeplay-only Songs
ストーリーの枠に収まんない。
フリプ専用曲ってあるとおまけみたいでちょっとだけ嬉しくなる、そうは思いませんか?
Poems N' Thorns
「ウタトトゲ」まだいがみ合ってんの?
MonikaとSenpaiが敵対したままBFに喧嘩を売ってきてます。2人で。
2人の持ち曲の親和性も上がっている。わざとやってるだろ!
ラストの畳み掛けが気持ちいい!ループ再生しても切れ目部分での違和感が少ないのでハマったらループしてみるのも一興。
Dual Demise
「双終焉」BFに何の恨みが…いやなんでもない。
領域展開したMonikaがSpiritと共闘!狙いはBF!恥ずかしくないのか!
ここまで来るとお互いにお互いの雰囲気を乗りこなして来る。
まあMonikaもSpiritも第4の壁見えてるしな…。
Titular(MC Mix)
「有名無実」"MC"とは?
学園祭の日、MCが歌うはずだったもの。曲名の意味よ。
Mixだから当然なんだけど、DDLC側に馴染むようアレンジされている。
One More!
Another
変なところにあったもの。
Drinks on Me
「おごってあげよう」Va11-Hall-Aもやってみなよ。
とにかくオシャレな曲。
Va11-Hall-Aやったことなくってェ…下手な言及は避けようと思っててェ…
Erb
「Epic Rap Battle Goku vs Superman」なんで?
wikiによると「隠された曲」として収録されていたらしい。
なんで収録したんだろう。わからん。
wikiのmusicページ、各楽曲に歌唱者のアイコンが乗ってるんだけど、Erbは歌唱者がいない(?)せいで困ってるSayoriのアイコンが載せられてるんだよね。かわいい。
Epiphany
「悟り」
一曲分はまだ、スペースが余っているから。
猶予は短かったから、あなたに伝えたいことを極限まで詰めたの。
ちゃんと伝えるために、声だって用意したわ。
また2人で向き合って、暫しの時を過ごしましょう?
書いてみて
つらつらと思ったことを書いてみた。
思ってたよりも曲の話っていうよりDDTOの話に寄っちゃった気がする。
書くに当たって嘘を言っちゃいかんなと調べながらやってきたんだけど、過程でより理解っていうか感情っていうか、とにかくDDLCコンテンツに対して向ける目に磨きがかかった気がしてる。
当然な話これは単なる二次創作ではあるんだけど、そんな言葉じゃ片付けられない位結末の一つとして素晴らしい作品だと思う。
そんなところつついてたら二次創作なんで一つも楽しめたもんじゃないので、ここに関しては考えずにいた方がいいですねっていう。
最終的に伝えたいことは「パソコンを持っている者は今すぐGamebananaにアクセス!」なんだけど、そもそも作品を知らん人がここまで読んでるのか?っていうのもあるし、結果的に限界オタクがただボロボロなんか変なことを口から零してるだけになってるかもしれない。
まあ多分それでええねん!こんなん!登録もしてあるし試しに1回なんか書いてみようってことで好きなもの語っただけなんだから!伝えたいことなんて上に書いたやつしかないよ!
そんで締め方がわかんないよ!
ちょっとだけDDLCの話もする?
Act1のNatsuki/Yuriルート、他の娘たちが結構悲しい感じになるんだよね。
Sayoriルートだとなんていうか…身の回りのいろんないざこざが解決しててさ、もし件の介入がなければ多分一番平和的な進み方をするじゃん?
やっぱこう見ると正史っていうか…望ましいルートはやっぱりここなのかなあって思うよね…。
各人の趣味とかあるしこういう概念はあんま良くないとされるけどもね。
ちょっと取っ散らかってきたし、この辺でおしまいにしようかな。
DDLCのキャラクター達は全員非常に魅力的なんでね…もっとこう…そういう方向性のコンテンツとしても有名になってほしいネ…
という訳で、この記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
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