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#ネタバレ 映画「ノーカントリー」

( 引用している他の作品も含め、私の映画レビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。)

「ノーカントリー」
2007年作品
人の数ほどルールはある
2008/5/15 22:03 by 未登録ユーザ さくらんぼ (修正あり)

国境の番人がいました。逃げる男(主人公?)が酔っ払いの格好をしていたら、黙って通してくれました。

さて帰り道。

病院から抜け出して、寝巻きのまま通り過ぎようとしたら、別の門番がいて捕まりました。でも米軍に従軍の経験があると分ると、態度を変え部下に街まで車で遅らせるサービスまでしました。

門番には、あんなに自由な裁量があったんでしょうか。

いやいや違うでしょう。いやしくも国境です。通過するには厳格な規則があるのはずです。

でも人間には、法律や他人様の決めたルールのほかに、自分自身で決めたルールがあり、状況に応じて、気分次第で、自分のルールを優先するのです。

ほら、自動車が来ない事を確認して、赤信号で横断歩道を渡った人はいませんか。

夜中にわざわざ「死に水」を与えに行くのも、コインで生死を決めるのも、その人にとってはチャンとした恥じる事の無い、真っ当なルールなのです。

私はかつて「好きです、本気です!」と告白された女性から、デート一回で捨てられたことがあります。デートで気に入らない事があったのではなく、そのまえに、何かの理由で心変わりし、彼女は私を捨てる決心をして、やってきたようです。でも告白した以上、もう少しじっくりと付き合って欲しかった。理由を話して欲しかった。

でも、彼女のルールにとっては別に問題の無い事だったのでしょうね。

理解しあえない・・・

人の数ほどルールはあるのです。

2022.9.18 ( お借りした画像は )

キーワード「自由」でご縁がありました。微妙な色合いがなんともいえません。無加工です。ありがとうございました。



( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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