ルックスで売るのは悪いことなのか?

ルックスで売るのは悪いことなのか?

以前、新しく加盟してくれたお店を売り出そうと思って、身長体重等を書いたら、うりせんみたいで嫌です。僕は技術を売りにしたいです。と言われたことがありました。

※ ここでもヒエラルキー問題がでてきます。

個人的には、うりせんみたいだと嫌なの? と言いたいところですが、それは違う職種と間違われるのは確かに嫌だと思うので、訂正したのですが、少し気になってしまいました。

なぜか、と言うと、その彼が送ってきたプロフィール写真は上裸でボディの良さを誇張したものだったからです。

ファッ!?? おもいっきりうりせんみたいやん!! そう叫んでしまいました。

写真でボディのスペックを見せることと、数字でボディのスペックを見せることの違いはどこにあるのでしょうか。

僕は GOGOボーイ症候群 とこの現象を名付けることにしました。フィジーカー症候群と呼んでも差し支えありません。

写真でボディを見せることは、ゲイ産業のヒエラルキー頂点近くにあるGOGOボーイにあやかったもので、数字でボディを語ることは、うりせんみたいだ、と言うことなのです。

ここで少し解説しておきたいのですが、こういったヒエラルキー(階級)です。人間は何かと順序をたてたがるものなのです。知らんけど。

① ナイトオーガナイザーや現役体育会
② GOGOボーイやボディビルダー、フィジーカー、モデル
③ ツイドルやちょっとかわいい一般ゲイ
ーーー 平均的な一般ゲイ
④ 人気AV男優
⑤ ゲイマッサージ
⑥ うりせん

もちろん人によって違うと思いますが何となく大勢の人がそう思っているんだろうな、と感じるのはこういった図式です。上であるほど、華々しくて①〜③が天上界、④〜⑤が地獄、という暗黙のヒエラルキーです。

正直言って、GOGOボーイでボディビルダーで、ゲイマッサージやうりせん、AV男優もしている人がたくさんいます。

GOGOの時は神で、ゲイマッサージの時は奴隷みたいな価値観の当事者も、当事者外の方もいます。

当事者外の方で、ゲイマッサージはヒトにあらずみたいなことを言うのに、あるGOGOについては、かっこいい!最高と褒めてる方がいて、時々所属しているゲイマッサージを教えてあげようかと思うことがあります。

話が逸れましたが、主題は ルックスで売ることがそんなに悪いのか? です。

世の中の現実をみます。昨今、パーソナルトレーニングが人気ですが、流行っているのは、大会で優勝したようなルックスが最高のトレーナーのジムやパーソナルです。

フィジーカーの大会では 顔 も審査基準です。優勝するために整形を考える方だっています。もちろん体だって努力で作るものですがルックスの1つです。

ホテルやアナウンサー、CAをみてみます。みんな容姿端麗です。選考で容姿をみていないなんてただの詭弁です。

顔は中身の一番外側、と言った人もいます。

ある女性に人気の整体に行ってみたところ施術技術はまぁまぁ普通で容姿が女性にウケそうなイケメンでした。

技術なんてうけてみないとわからないし、技術の高い店なんて都心であれば山ほどあります。

多分皆さんの自宅の部屋を出て500メーター以内に、技術のそこそこ高いお店は何件もあると思います。

その中で、わざわざ 電車に乗って あなたのお店に来る お客様は、容姿や言葉から垣間見れる人間性に惹かれて来てくださるのではないでしょうか。

もてる武器を全て使って闘うことは悪いことではありません。

もし、本当に技術だけで集客し、闘いたい場合は、ホムペも写真なしで技術論を展開して、それで集客すべきなのです。

イケルかイケないかだけでなく、ウマがあいそうか、安らぎそうか、職人の顔をしているかどうか、お客様は写真や数字、文字、あらゆる情報から自分にふさわしい施術者かどうかを見定めます。

ゲイの世界、どんな容姿でも売れます。気にせず、自分の魅力を内も外も思いっきり伝えてください。

きっと、あなたが一番だ、とおっしゃってくださるお客様があらわれます。

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