新しい抗がん治療の経過が良好。ありがとー。
今朝は2週間ぶりにシャーを連れて動物病院に。
それまでは、ここでも書いていたように、週に1度の通院で、ステロイド薬と、抗がん剤を注射で投与する治療法を1カ月半ほど続けていました。
その治療のおかげで、10㎝あった腫瘍がみるみる小さくなり、容体も安定してきました。
ただ、足首の細い静脈への抗がん剤の注射が痛くて辛くて、治療台に乗る前から全身で拒否して鳴き叫び、看護師さんに押さえられても、暴れてすぎて針が飛んで抜けて血まみれになったこともあったり。
あと、なにより、自宅でも、わたしが突然自分を病院に連れて行くのではないかと警戒して、日中は暗くて寒い押入れにとじ込もって出てこなくなったりしてきたり。
そのことから、これは相当なストレスがかかっているなと感じて先生に相談したところ、ほんとうはもう一度だけこの治療を続けてから切り替えようかと思っていたけれど、もうやめましょう。猫のためにも、と。
それからの2週間は、自宅にて、週に3回のやや強めの抗がん剤の丸薬をわたしがぽいっと口にいれるという、投薬治療に切り替えて、その薬の効果がどうか、経過を見る検査が今日だった、というわけでした。
結果的には、腫瘍も大きくなることなく、もうほとんど消えていて、血液検査の数値からみても、悪性リンパの方も薬で抑えられているようです。
肝機能や腎機能など内臓にもほとんど影響がなく、どうやら新しく試した薬とシャーの相性が悪くない、ということで、次は1カ月自宅投薬を継続して様子を見ることになりました。
治療のストレスを減らす。
通院の回数も減らす。
通っている動物病院の先生の判断がほんとにすばらしくて、猫のことすごく考えてくれてるのがひしひし伝わってきます。
QOLを低下させない抗がん治療。人間も猫も一緒なんだよなあ。
通院は1カ月に1回になり、正直、泣き叫ぶ猫を連れていくのが辛かったので、本当に嬉しいです。
写真ではふっくら見えるけど、体重はまたちょっと減って今日は2.7キロ(普段はたいてい2.8キロ)。
少しでも何かを食べさせるのに日々苦心しているけれど、なんとかこのまま薬が効いて安定すれば、2~3年いけるかもしれませんと先生。
診察室でも先生はじめ看護師さんやみんなに笑顔が浮かびました。涙。
初診の日(昨年12月10日頃)には、年内なんてとんでもない。いつどうなってもおかしくないと言われたシャーが、まだしばらく一緒にいてくれる可能性がどんどん高まっています。
シャーの様子を細かく見て、治療方法も本当に丁寧に段階を経て考え抜いて、できるかぎりシャーに負担の少ないように治療を進めてくださる先生に、もうなかったはずの命をいただきました。
これまでは、辛い治療を受けた日は、病院からの帰り道も暴れて、帰宅してからも心がどこかにいったかのように悲痛に鳴き叫んでいたのですが、今日は血液検査の採血のみだったからか、別猫のように落ち着いて、帰宅後も押入れにもこもらず、少しカリカリを食べたりした後で、窓際で日向ぼっこをしたりのんびり過ごしていました。
そんな姿がほんとうにありがたくて。
先生はもちろん、ここでいつも応援くださる皆さんにもこころから感謝です。
あとは、正直なところ、急に具合が悪くなる可能性だってあります。
でも、もうそういうことを考えてもしょうがない。
誰にでもある可能性なんだから。
そんなふうに開き直っている自分もいます。
そう思えるほど頑張って生きてくれているシャーのおかげです。
ありがとうね。