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人に教えさせて頂くということ(アイドルの矜持) EP 3

アイドルの矜持とはなんだろうか。国に関係なくこのカテゴリーに属する人は、皆美人であるし可愛い、男性ならうらやましいイケメン(完全な僻み)。しかし、それだけで人気を獲得出来ないことも世の常です。実に厳しい。「かわいい、美人」と何か、「イケメン」と何か、この「何か」の乗算(マルチプル)が駆け上がる為には必要です。それを矜持として持てるか、それを発見できるかどうかが問題です。AKB48 Team SHは瑞希と魏新、本人の意思と可能性と、そして偶然が結びついて日本にいる2人。彼女達は、アイドルとして輝ける「何か」を日本で発見できるのだろうか。All things we can do is  encourage them to find or not, That is question.

と、硬めに入りましたが、厳しくても、楽しく新しい体験をして、いつか人生の振り返りに「あの時に日本滞在は輝かしい記憶として残ってる。」と言って欲しいだけでございます。ささやかな僕の望みであり義務です。結果と同じぐらいに体験を記憶してくれることは非常に大事。未来がある彼女達の人生の大きな糧になると信じて。敬愛するシャア・アズナブルいわく「人は流れにのるものだ」。そう、日本の風に流れるままに。

研修のスタート

ジュンコさんとの面談の翌日、2019年3月5日、僕と同じか、それ以上に彼女達に大切な事を教えてくれた、小塚さんとの初の対面。配信動画をご覧になった方はご存知の通り、小塚さんのセカンドオフィス(代表です!)は、鎌倉の七里ガ浜にあるロンハーマン(セレクトショップ)の近くにあります。おしゃれな一軒家をオフィス(なんなら住んで見たいわ)にして、彼女のライフスタイルであるサーフィンベースの生活とデザイン活動を両立した、理想的な人生です。(僕と同じぐらい変わっている事は内緒ですが、、、)非常にソフトな彼女、瑞希と魏新とも、さすがにスムーズにコミュニケーションして楽しそうです。すぐに仲良くなれるのは才能か。。彼女にお願いする事は以下の内容が中心でした。

・アイディアからデザイン、デザインからプロダクト(服)へのプロセス
・仕様書の作成方法等のテクニカルな指導
・デザイン画の書き方や表現方法
・様々な企業訪問と体験の提供

特に最後の企業訪問と体験は非常に重要なものでした。弊社、ご存知の通り、究極のニッチコマースです。極論、新しいもの、斬新ものをの作り欲しい方だけにお譲りする業界内でも特殊なデザイナーズブランドです。(もちろんビジネスライクなブランド多数保有しておりますが、看板はJUNKO KOSHINOです。)弊社だけが全てではない、個人の嗜好が極端に細分化したファッションマーケットには、オリジナルなポジションをとるブランドが多数あります。多数の個性を見て、体験して自分が共感できるスタイルを探して欲しい、そんな思いがあります。だからこそ、業界で幅広く活躍する小塚さんのネットワークを利用させて頂いてたくさんのブランド、展示会、企業訪問を実現してもらいました。彼女達は何を体験して、何を掴んでくれるでしょうか。

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サンリオ企業訪問にて(一言メモ)

ちなみに僕がメインで教えることは以下内容でした。

・スケジュール管理とアップスケール為のPDCAの実施
・ブランドプリファレンス理論講義(確率思考の戦略論から)
・デザインプロセスとデザイン画(小塚さんと)
・2人の食場所の選定(最重要)

ラフなペン入れの仕方

3月研修(前半戦)

三月は基礎研修です。どんなにアイディアがあっても表現できなければ、伝わりません。最低限の伝えられる表現力が必要。(画力は上手いに越した事は無いですが、画家になる訳ではありません。デザイン画=伝える手段、です。ここをお間違えなく。)

ゆえに、毎日三枚(色付きデザイン画)が最低課題です。

そうです、お判りの通り平日は朝から夕方まで慣れない日本で研修、一緒に食事、もしくは自宅に帰り食事をして終わってお風呂に入り、大体21時ぐらい。そこからが負けられない戦いです。何かを写すのではなく、

・テーマに沿った(例えばフラワーモチーフや建築物)デザインを考える
・デザイン画を描いてからペン入れ、着色

をする訳です。3月時点のレベルは1枚あたり2時間〜3時間。三枚で6時間〜9時間です。9時からスタートして早くて翌日の3時ぐらいです。(ちなみに我々は1枚15分〜20分程度、一応現役です。)最初から午前様をさせる悪魔の研修、まさに鬼ですね。普通の専門学校生でもやらない課題レベル。そして翌日課題確認、修正指導の繰り返し。そして、

結構デザイン画にダメ出しをした記憶がございます。。。

多分恨まれてました私。2人の為なんだよ(と言いませんが、遠い目で)。。。そして帰る背中を見送る日々。でも大丈夫。2ヶ月後、3ヶ月後の急激な成長を確信する僕は、悪魔の手先に成り下がります。

そのな日々が、JUNKO KOSHINOファッションショーの手伝い、東京芸術大学オペラ鑑賞を挟みながら、怒涛のごとく過ぎて行きます。

そして1ヶ月面談です(続く、よね)

2人の食事(番外編)


みずきは非常に健康に気を使っていました。体調や体型維持を気にするタイプ。お菓子もあまり食べない。ストックなコントロールはみずきらしい。ただしフルーツは好きです。また意外と洋食が好きな印象。ウェイは逆にその時に食べたいものをその時決める!的なタイプです。ご存知のように火鍋をこの世界の何よりもこよなく愛する(ブランドコンセプトを作る時のペルソナ(仮想顧客イメージ)の項目にも、火鍋がありましたよ。)彼女は何でもパクパク食べてしまいます。お菓子をあげれば、元気なります。機嫌も治ります。ゆえに15時のティータイムにはお菓子を用意します。でも太らない。何で?若さゆえの過ちか。ちなみに目黒で食べたインドカレーをいたく気に入っていました。確かに上海にはインドカレーの美味しいお店は無いですね。

せっかくだからと色々な場所に食事に連れ出しました。お蕎麦、カレー、イタリアン、ステーキ、パンケーキ、中華、ロンハーマンカフェ(多数)、原宿のカフェなどなど。楽しんでくれたかな。

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3ヶ月間で最高に集中して火鍋を選択した2人(後半です)

食べる2人(楽しそう)

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