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比較級以外の比較表現

英作文、自由英作文、英語小論文で、メリット / デメリット、海外 / 日本、過去 / 現在など、対比や比較をするときに、使いたい比較表現があります。

単純に、形容詞・副詞の -er の形で示すこともできますが、動詞を使うことをおすすめします。より洗練された言い方になります。

比較表現に用いる動詞でインプットにもアウトプットにも簡単で便利なのは、接頭語 out- で始まるものです。

たとえば、「~より数が多い」というときに、greater  in numbers とか moreを使った
    A is greater in number than B.
もいいのですが、それをoutnumberという動詞で言い換え、
    A outnumbers B.
とします。

このoutnumberは、exceedと同義語なので、もちろんそう言って全然かまわないのですが、out- 系の動詞はとにかく超簡単で超使いやすいんです。out- は、「~をしのぐ、~よりすぐれている、~をこえる」という意味ですから、初めて見る単語でも容易に意味が推測できます。また、比較級を使わなくとも、語数が少なくて済みます。本当に便利!

とりあえず最初におぼえたいのは、

outdo 「~にまさる、~をしのぐ」
outnumber 「~に数でまさる、~より多い」
outlast 「~より長く残る、~より長く続く」
outlive 「~より長生きする、生き抜く、生き延びる」
outpace 「~より速い、~を追い越す」
outperform 「~より機能・性能がよい」
outrank 「~より順位が上だ、~より重要だ」
outsell 「~より(多く/高く/速く)売れる」
outsmart 「(知恵で)~に勝つ、一枚上手だ」


といったところでしょうか。

そのほか挙げたらきりがないのですが、ぜひ一度、辞書でout- で始まる動詞をチェックしていただきたいと思います。







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