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「しつこくフォロー」~ 指示をやりきらせるためには

前回書いた上の記事の最後に、「しつこくフォロー」と書きましたが、なんかとってつけたオマケのようになってしまっていたので、もう少し書いてみたいと思います。

年を取るにしたがって記憶力は低下していきます。また、経営の中枢に近づくに従って、インプットの情報量は増加していきます。だから、経営者というのは物事を覚えられず、どんどん忘れていくものだと思っています。これは言ってみれば、あきらめであり、開き直りでもあります。社員の側はそれを知ってか、言われたことをやらずに放置することがあります。

そんな「あるある」ですが、ミスミの三枝氏は本当にしつこいと評判でした 笑。
我々としては忘れてもらって放っておいてもらいたいのに、彼だけはいつまでも覚えている。「あれ、どうなった?」と嫌なタイミングで聞かれるのが困るので、やっておくしかない。「しつこくフォロー」が大事と言っていたのを本当に実践している人でした。

さて、そんな芸当ができない我々としてはどうすればいいか。これはフォローすることを何らかのルーチンに入れていくのがいいと思っています。毎週このタイミングで、こういうことを確認する、そういったリストを作る。あるいは月次や隔週でもいいかもしれません。強制的にやっているかどうかを確認する場と、その確認するもののリストを用意します。少なくともそういう形でリストアップしたものは着実にこなしていく、そういう仕掛けがあって、初めてしつこいフォローができると私は思います。

AI生成画像 「2人のランナーが走っている。マラソン競技の終盤で、先頭を走る男がおってくる男を突き放そうとしているが、追いかける男はしつこくて引き離せない。」

いやー、手を出すのはさすがにダメだと思うけど 苦笑


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