人を馬鹿にする人は、人一倍馬鹿にされたくないと思ってる人



 身近に、マウントを取ってきたり、人を見下すような悪口を言って盛り上がってる人はいませんか? 私はいました。今は関わり合いはないですが、どうしてそういう思考に至ってしまうのか、色々と考えてみたくなったので、今回はそれについて語っていきたいと思います。



劣等感が強い



 幼少期からの成功体験が少ないか、仮に成功しても、さらに上の人間と比べて、自信がない人がほとんどのように感じました。その上で、構築されるのが劣等感です。どこまでいっても劣っているように感じ、自分を尊重してあげられないからこそ、他人を尊重できないのだと考えます。



 その結果、マウントを取って、自分より下の人間を見つけたり、悪口を言うようになり、そこで得られる快楽で、劣等感を緩和させたいのでしょう。タバコや薬物にハマってしまうのと同じような原理ですね。



 そういう人がいてもいいと思うのですが、タバコや薬物を強要してくる人が煙たがれるように、悪口で盛り上がるのを共用してくる人も私にとっては同じで、関わりたくないと思う人でした。悪口は依存性が高い割に、得られるものはそこまでないように感じますからね。



絶対評価より相対評価を重んじる



 次に思ったのが、こちらです。絶対評価は過去の自分と今の自分を比べた評価で、相対評価は周りの人と自分を比べた評価のことです。その上で、人を馬鹿にするタイプの人は相対評価を好む傾向にあります。



 なぜなら、人を馬鹿にする人は、自分より下の人間を見つけて優越感に浸り、自分より上の人間を見て、劣等感を抱えているからです。負の現状維持ですね。絶対評価を重んじる人なら、まずこの状態に陥ることはないと思われます。過去の自分と今の自分を比べるだけなのですから、劣等感も優越感も無縁で、過去よりどれだけ進めたかが目的です。過去の自分よりサボっていたら落ち込むこともあるかもしれませんが、今の自分がもっと頑張ればいいだけなので、他人にその感情をぶつけることはほぼないでしょう。



馬鹿にされたくないと思っているから馬鹿にする




 さらに、追加で思ったことがこちらです。人を馬鹿にするタイプの人は自分が馬鹿にされるのを嫌います。劣等感に誰よりも敏感なので、見下される側に回るのは嫌なのでしょう。そのせいで、完璧主義に陥り、論理的思考を司る左脳に依存し、直感や無意識の行動を司る右脳を軽視し、行動力が乏しいように感じました。



 下手なものを公開したら馬鹿にされる→馬鹿にされたくないから行動しない→行動しないから劣等感を感じる。この負のループが完成してしまうわけですね。そのループに陥った上で、上手くいく人もいるのですが、少なくとも私は、右脳で勝負したいですし、劣等感も優越感も不要だと考えるので、人を馬鹿にするような人にはなりたいと思いません。 



まとめ



 人を馬鹿にする人は、自分と他人を比べる相対評価に依存している傾向があり、下の人間を馬鹿にすることで薬物と同じように一時的に優越感を覚えるも、上の人間を見て劣等感を抱えてしまい、人に馬鹿にされたくないという心理が働き、完璧主義に陥り、行動力が乏しくなる。



 以上が、まとめです。これはあくまで個人的な意見であり、相対評価派と左脳派の人は必ず上手くいかないと断じるものでも、人を馬鹿にする人が必ずその傾向に当てはまると断じたい記事でもありません。自分の中の考えを明確にするために必要だった対比です。できるだけ悪口にならないように書いたつもりですが、相対評価派と左脳派を下げるような言い方となってしまったので、何か思うことがあれば、遠慮なくお伝えください。 


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