240508 ビタミン誘導体

 ビタミン誘導体って言葉エロくない? この言葉を見る度黄色のビキニをつけた金髪のお姉さん(ビタミン誘導体)と、それに釘付けになっている男子中学生(ビタミン)が頭の中でイメージされる。これを考えている自分が1番男子中学生の脳みそかもしれない。

 人の中にある男子中学生は、ちょっとでも匂わせる言葉があれば過剰に反応して、なんかあれエロくね? って言い出す。ウイルスみたいなもんですね。バイオテロですたい。

 最近頭の男子中学生が反応した言葉に「ねだる」がある。漢字にすると「強請る」で、これには全く反応しない。ただひらがなでねだると書いて、これを口に出した時、なんかほのかに暗いエロの香りがしないですか?

 そこまで共感を得られるとは思っていない。共感覚的というか、うっすらとした無意識にあるチリみたいな思考を文字に起こすと、目覚めた男子中学生みたいになるよねという話。

 もっと単純で、ピンクはエロいよね、紫は偉そうだよね、的な話に近いと思う。紫が偉そうって概念は超昔、聖徳太子が冠位十二階を決めた時からそうだったらしいし、我々人類が色や音の中で何をどう受容しているかは、意外と変わっていないのかもしれないネ……。

 我々人類、ネ……。他人を巻き込んでいくぞ。

 面白いとか、エロいとか、賢そうとか、バカっぽいとか。我々がものを見聞きした時になんとなく残る感覚がそういうものの積み重ねと考えたら、第一印象って大切なんですね!

 逆に言えば、この感覚が自分にちゃんとあるなら、そこから逆算して他人からの印象をある程度コントロール出来るってことなのでは!? 気づくの遅いですか?

 これからはピンクと紫のボーダー柄の服を着てビタミン誘導体を顔に塗りたくりねだる人間になろうと思います。すごい偉そうなスケベを目指して……。


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