240416 フィール

 ダ・カーポのアニメ作った会社の話じゃないです。

 人から頼み事をされた時に、具体的な言葉に置き換えられない理由で断らざるを得ない時ってある。ありがたい話なんだけど今はなんか違う、ちょっとアレ、ンゴゴ……的な。期間もあるし、なんなら今手も空いてるし、乗れるなら乗りたい話なんだけど、今の自分がそれやるのもなって感じの話。

 これを相手に伝えるのって難しいですよね。なにせこれをそのまま相手に伝えると、割とちゃんとした拒絶だと思われる。
 変に長い言い訳をするのはよくない。ちょっと今は厳しい! と言われるよりも、立春の候、益々ご健勝の頃と慶び申し上げます。大変申し訳ございません、そちらは難しく……って言われた方が、がっぷり4つに組んで拒絶されたみたいで嫌じゃない? どうですか?

 ちょっと今は厳しい! っていう人って、厳しくない時なら、今ならいいよ! って言ってくれそう。

 理由をでっちあげればいいんでしょうが、僕は呼吸するように嘘をつき続けているせいで整合性が取れなくなり、いざ当人とあってその頃の話をすると僕が覚えておらず爆死する。俺が呼吸するように嘘をつかなければいいんだけど、楽しい嘘もひどい質の嘘もずっと口から出まかせしまくってるので、もう止められない。
 俺が嘘をつかないのはステージでマイクを持ってる時だけ。やかましいな。

 嘘つきまくってるから嘘つけない。この強烈な二律背反。
 え? 普段から嘘つかなければいい、ごもっともですなッ(バシャウマ)。
 けどこんな世界を嘘なしで乗り切る方法がわかんねぇ。口だけでも去勢を張り、世界に対する恨みつらみをボソボソと続けていかなきゃあかん。

 最初の話に戻ると、僕は毎回うじうじまごまごもにょもにょして、最終的に「で君はなにが言いたいの!?」って怒られる側です。ごめんな、過去俺が怒らせてきた民草よ。要約能力が低いんだ、小説書いててラップやってるのに……。

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