見出し画像

糸魚川ヒスイ

町家の軒先でミセを始めて数週間が経ちました。
家主はご興味の範囲が広くていろんな領域に深い知識をお持ちです。
研究も深まるうちにいろんな方との交流ができ、各分野の専門家の方にお知り合いもとても多いようです。骨董屋さん、古美術店、ギャラリーオーナー、大学教授などなど。そんな深い知識をお持ちの方ですので、お茶をしながらのお話はとっても面白い。まぁミセとはいっても町屋の軒先ですからそんなに広いスペースではないですし、大変自由にのんびりやっています。そのそんなに広くないスペースに、家主が蔵から持ってくる商品達がどんどこ運ばれ積み上げられてゆきます。
陶磁器はもちろんですが、明治大正のガラスがあったり、石があったり。その石も面白いですね。この辺りは糸魚川も近いので、国産の糸魚川翡翠が割と身近に存在します。昔のことですから。植木屋さんから翡翠の原石を庭石にもらったとか、何かの代金をヒスイで支払われたとか、ちょいちょいあったようです。ですので、ポロポロと翡翠が出て来るのですが、これはちょっと面白いよ、と見せていただいたのがちゃんと昔買ったものだそうですが、弥生時代の翡翠のビーズ!
「この穴の開け方が考古学的にも価値がある」と見せていただいたものです。


弥生時代の糸魚川翡翠ビーズ


すごく綺麗な!


横道にそれますが
私の知人の糸魚川翡翠職人、自称縄文人見習いいわく
「ろうかん翡翠はもう絶滅の危機」と聞き、ろうかんの「ろう」の部分が勝手に「蝋」に脳内変換され、ロウのような色合いの、と勝手に思っていたのです。
で、家主のところにある翡翠原石

このロウのような感じの色合いのものが一番「高い」んだろうと思っていましたが、実は「ろうかん」とは「琅玕」と書くらしく「暗緑色または青碧(せいへき)色の半透明の宝石」という意味なんだそうです。だから透き感があるものなのね。
なので、家主にも頭のデータが間違っとる!と指摘され上書きした次第です^^;;;


そしてこの弥生ビーズは琅玕翡翠。
光を当ててみると半透明のとても美しい光を放ちました。


それをですね〜〜〜


先生!
お願いします!
身につけさせてください!
(貸してください)


。。。と厚かましくもお願いしたところ


布団の中ででもじっとみて夜更かしするくらい観察するんやったら貸したるっ!
。。。ってことで 無事?お借りすることができました。

わーいわーい

それを昨日大麻紐に通して背守り作って🎶
満足❤️
とっても素敵なお守りができた。

背守り
大麻が背中でふさふさ揺れてくれることで、背中から魔の侵入を防いで守ってくれます♪
inorian オリジナルデザインです



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?