ハメパチの外し方

難易度☆☆☆☆☆ けがや破損などに充分注意を払い自己責任で行ってください。お子さんは大人の方に相談してみて。
準備
1小さな万力(百均で販売しているもので可)
2小型のペンチ(ハメパチをしっかり挟めるもの、特に先の部分が重要)
3小さなマイナスドライバー(動画は眼鏡用を使用)(先が細くてアクリル板が引っ掛かりやすいもの)
4傷防止用クロス(眼鏡拭き2枚を使用)(ティッシュは表面の傷が心配)
5ハメパチ(動画はKN36ネームプレート型)
 
 3年前、この方法に至るまでかなり難儀した記憶があります。いまだに、ハメパチのふたを外す方法がネット上にないので、同じような方の助けになればと思いアップした次第です。つたないところはご容赦ください。
 
 ある日、ふたをかなりしっかりはめ込んだハメパチをどうしても外さなければならず、ラジオペンチを使ったり、針を差し込もうとしたり、冷凍庫で冷やしたり、熱湯に入れたりいろいろとチャレンジしましたがことごとく失敗に終わりました。ふたと本体の間に鉄よりも頑丈で紙よりも薄い板でも入れば外れそうだと考えてはみましたが、そのようなものがおいそれと手に入るはずもありません。それにそのような隙間はありませんでした。スマホのふたを取るように、吸盤で吸い付けて引っ張ればできそうですが、そんな小さくて頑丈な吸盤をみつけることはできませんでした。
 周囲に相談してみましたがわかる人が一人もおらず、唯一、中身を取り出すために本体を破壊しているという回答を得るのが精一杯でした。ネット上を探しても見つかりません。そこで、ダメもとでメーカーに問い合わせをしたのですが、残念ながらその方法はないとの回答でした。あっけなかったです。利用の目的から考えて、ふたが外れるようでは困るので一度はめたら外れない仕様になっている可能性もあります。そういう意味では、接着剤も使わず見事にその目的を果たしていると言えます。
 メーカーの技術力に感心。
それでもあきらめきれず、机にコンコン当てたり、上下左右前後にくるくる回したりしてみましたが何度見ても良いアイデアは浮かびませんでした。そんな時 、両手で持ってねじってみると、ギイギイと音が出ました。!! そうなのです。音が出るということは、摩擦があるということです。ということは摩擦力と方向さえ合っていればずらすことができるのではないか、そして、少しずつふたをずらしていけばやがて外れると考えたわけです。
小さな万力(クランプ)をテーブルに装着して、アクリルでできているハメパチの表面に傷がつかないよう眼鏡拭きをかけて、ハメパチを装着しました。最初は垂直に立てましたが、うまくいかなかったので、左下隅を挟むように装着し、上からも眼鏡拭きの二つ折りをかぶせて、右上隅をペンチで挟んでねじります。ギイギイと音がして、案の定、ふたが手前にずれてきました。続けるともっと出てきます。さらに続けますが、ねじり方を間違えるともとに戻ってしまいます。何度か、繰り返しているうちに、どういう角度でどれほどの力加減でねじれば良いかがわかってきて、とうとう、1ミリ程度ふたが出てきました。今度は、万力にハメパチを垂直に装着し、用意した小さなマイナスドライバーで引っ掛けてふたを外すことができました。外見に傷もなくふたもゆるくもなっていませんでした。大成功、ほっとしたのを覚えています。
 この方法ですでに200本以上外していますが、外せなかったものはありません。失敗(リング穴の横にひびが入った)は、1本です。ぬれたり汚れたりしていると成功率は下がるかもしれません。
 左利きの方は反対で行ってください。
 マイナスドライバーを使うことなく、ペンチでねじっているうちに外れてしまうこともあります。

youtube動画

https://youtu.be/M9Rb3QyVN74

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