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壁一面本棚の広い家であそんで暮らしたい。

あえて「夢」と言えばコレですかね。なかむら真朱です。

今回は「夢や目標は持たない」という話をしたいんですけど、たぶん目標って持った方が安心だと思うんですよ、なんか自分がいい方に向かっているかんじがして。でもわたしは、自分のいいと思うことをキチンと把握して、その方向になんとなく向かえていれば、小さなことはやり過ごそうと思っていて。ただ何もやっていないと思うのは嫌なので、その対策についても話したいと思います。

機嫌のいい自分の方がいい。

目標を持たない理由、ひとつめ。
目標を立てて出来ないと凹むので、ちゃんとこなしたいタイプ。だけど育児中は自由に使える時間も少ないし、突発的な出来事も多いし、そもそも自分を含め家族に快適に暮らしてほしいからやっているのに、その目標を達成したいがためにイライラしてしまうというのは本末転倒。みんな不幸。

子どもに手をかけれる時間は有限で、今はそういう時期だと思えば目標を達成出来る自分より、機嫌のいい自分の方がいいかなって。機嫌の悪いお母さんは自分が子どもだったら嫌なので、今は目標は持たないことにしているのです。


無理矢理やっても意外といいことない?

目標を持たない理由、ふたつめです。
「なんか今はやりたくない」ってどうにも行動に踏み切れないときって、「今は行動しない方がいい時」って過去の経験からそう思うことが多くて。

「ずっと気になってるから、増税前だし思い切って買っちゃおう!」って満を辞して行動したつもりが、その翌週にぐっと値下がりしちゃったりもっと理想通りのモノが現れたり…あーあのなんとなく気が乗らなくて動くのに気合いが必要だったのはこのせいかーとか。

このことに気づいてから、気がのらないときは行動しない方が結果上手くいくと思うことが多いので、迷うならやめてます。時には思い切りが必要なこともあるけれど、わざわざ気合いを入れたりしなくてもタイミングがくれば体が勝手に動くんじゃないかな。


でも、いくつか例外はある。

気が乗らなくても…むしろ全般的になんとなく気が乗らないようなときこそやった方がいいこともあります。

例外1:寝ること。
睡眠時間が少ないって体の調子が悪いのはもちろんですけど、気持ちも落ち込んだりイライラしたりしがち。なんか理不尽にイライラしてしまうときは、諦めて寝ることも大事。ここはがんばるポイント。

例外2:掃除。

断捨離的掃除ではなく、汚れを落とす掃除です。ちょっとした気になる汚れって地味にダメージ与えてきます。時間は取られるけど、やれば絶対スッキリして他のことも活性化したりするので、やればいいよね。

例外3:人に会うこと。

自分の常識の中にいるのは楽だけど、自分の狭さに気づけない。篭るって安全だけどよくはないですよ。気心が知れている友だちと会うとか、興味のあるイベントに思い切って行ってみるとか、刺激って必要です。

て、まあ自分に言ってます。Twitterとかでつぶやくことも大抵自分に言ってます(笑


夢は持たないんじゃなくて、持てない。

シンプルに、子どもの頃の家庭環境せいで「夢が持てない思考」の人なんですよ。なので夢を語れる人を見ると、幸せな家庭環境だったのかなーとか羨ましくなります。(妬ましくなるの方が正確かな。

でもわたし、本を出した時にたくさんの人から「夢が叶ったね!」って言われたんですよ。わたし的には「虎視眈々と狙ってきたことが実現した」という感覚なんだけど、こういうのを「夢」っていうのかな?よくわからないです。


逆に、もっと大きなところから考える。

目標がないからって、別に「雑」に生きているわけではないです。
自分の最期のときに「人生結構楽しかった」と思いたいので、常にそれは意識しています。

「楽しい」って意外と難しくて、自分勝手な行動をしても楽しくないんですよ。家事はやりたくないけれど部屋が汚れてたり不健康な食生活になると楽しくないんです。好きなものだけを食べていても太ったり不健康になると全然楽しくないです。なので、楽しくなくならないようには気をつけてます。


「こうだったらいいな」は明らかにしておく。

手帳をしばらくつけてみて、自分のことって自分でも「よく分かっていない」し、「意外と誤解も多い」。あと「よく忘れる」ことにも気づきました。なので、なんか調子悪いなって時は「こうだったらいいな」をあの手この手で明らかにしていきます。

最初は大変だと思うんですけど、慣れると出てくるようになるので気楽に。わたしは「それいいなー」とぼんやり思ったときにすぐそれをメモったりしてるうちに、自分の「いい」が分かりやすくなりました。

あの手この手1:ただ紙に書いてみる。

A4の紙など用意して、ただダラダラとこうだったらいいなを書いてみる。箇条書きなら30個くらいは捻出しようとがんばるとそういえば!みたいなのも出てきたりします。

あの手この手2:ジャンル別に書いてみる。


仕事、家庭、趣味、健康、友人みたいなのに分けて数個ずつ書いてみる。ジブン手帳のMY DREAMにあるジャンル分けは「夢じゃないけど」って思いながら結構書いてます。

あの手この手3:イメージマップを作る。

雑誌を切って貼って1枚の大きめの紙にまとめるんですけど、そうじゃなくても雑誌のスクラップを作ったりするのもいいです。潜在意識と顕在意識みたいなやつで、潜在的ないいなーが見えてきたりします。

あの手この手4:自分を把握してみる。


自分について棚卸ししてみると何か浮かんだりすることもあるんですよね。好きなこと、好きな食べ物、好きな人、嫌いな食べ物、やりたいくないこと、自分のいいところ、悪いところを書き出してみます。
↓フォーマットがあったほうが書きやすければ。
「わたしのいろんなこと」を把握するミニブック。

ということをやっておくと、なんとなくいいと思われることをやるのではなく、自分の「いい」に向かってると頭で分かってから行動するので、すんなり動ける気がするんですよね。


あとは、自分の「大事」を把握しておくも大事。

これは、てはさんが記事を書いてくれているので、↓読んでください。

大事BEST5をしっかり持っておくと迷ったときに選択しやすいし、あえて「やらないこと」も見えてきます。なんでもかんでもは出来ないので、いつでも簡単に見れるところに書いておくと、なんか楽です。


「何もやってない感」からの脱出。

目標を達成したり、ToDoをバリバリこなしていると、わたしやれてる!ってなんか調子よくなるの分かります。でもわたし、結構怠けたいし、何しろ体力がないので、たくさん寝たりぼーっとしたりしたいんですよね。

でも、先に言った通り自分勝手は楽しくないんですよ。最低限は出来ていないと楽しくないんです。
なので、そのために朝と夜の「家事セット」があります。何も考えなくても出来るように内容と順番を決めて(最初は順番を書いておいて見ながらやります)、その日やるかやらないかは考えず、いちいち感情ものせず、ただ淡々とやるやつです。

目標達成できなくても凹むし、何もやってなくても凹むっていう、もうどうにもすぐ凹むわたしですが、最低限のことを習慣化しておけば結構大丈夫なのです。


「分かる」って大事。

さらに手帳も書けてないと凹むので、最小の労力で書けるほぼ日は毎日必ず書いています。これもいつ書くか、どこに何を書くかなどは明らかにして、苦労なく書けるようにします(これも家事と同じく出来るようになるまでフセンに書いて貼っておきます)。書くことが大変と感じたら、分量や内容、時間などを再考して無理なく続けられるよう調整します。

「分かる」って大事です。分かってなお直せないことがあるなら、それは何かしらの対応が必要だったりします。対策をするときもデータがあれば説得力が増すので、手帳は出来るだけでいいので書いておくといいです。


ToDoも絶対にやれる量だけ。

「やらなきゃいけないこと」って面倒ですよね。他にも「やった方がいいこと」や「やりたいこと」もありますし。それを全部山盛りにしてToDoリストに書くと、それを見ただけですっごく忙しいじゃないですか。しかも、目標と同じく書いたら達成したいんですよ。出来ないとイライラするんですよ。

なので、今日のToDoリストに書くのは絶対にやれる!っていう量だけ。気になることがあると体が勝手に動くことがあるので、ToDoに余白を持たせておかないと成立しない日が出てくるんですよね。やらなきゃいけないことは仕方ないけど、他のことはやり過ごすもアリかなって思いながらToDoのストックページに置いておきます。

ToDo管理もずっと同じだと飽きてしまうので、滞り気味になったら新しいやり方に変更します。ただの紙、フセン、情報カード、スマホのアプリなど失敗したときの対策で「すぐに捨てれる」ものを使うことが多いです。
↓今はプランニング用ノートパッド使ってます。


結構充実していて楽しいですよ。

わざわざ夢や目標をもたなくとも、
自分の「こうだったらいいな」と「大事BEST5」を把握して、
日々のルーチンワークと最低限のToDoをやっていれば、
結構充実していて楽しいですよ。
ずっと何かに追われているよりは「あそび(余白)」があると体も動くし、休むことも出来るのがいいです。

昔、ToDo管理ガチ勢だったことがあるんです。分単位でログを取ってそれを元に朝起きてから夜寝るまで休憩も含め全て計画を立ててそれ通りに動くっていう。これを本気でやったからこそ見えてきたこともたくさんあるので、自分の中に「松岡修造を持つ」のも必要な時もあります。


何か成し遂げたいと思うなら。

本を出したときに「夢が叶ったね」と言われたわたしですが、ホントこれはずっと虎視眈眈と狙ってきて実現したことなんです。

わたしが圧倒的に自分に足りなくて努力しなくては思ったことは「継続」。思い起こせば、自分が成功した体験は何かをしっかり「続けた」ときに起こっていました。なので、手帳を長く続ける仕組みについては考えて考えまくりました。そしてそれが本になったわけですが。(あと、インスタを続ける仕組みも結構考えました。トラッカーとかではなくて。

で、驚くことに継続のカギは「人」なんです。
とにかく人に会わないひきこもりのわたしが言うのはアレなんですけど…、憧れの人から認知されるくらいになりたいとか、かわいいページ作れたから見てって言えるとか、他の人のを見て刺激を受けるとか、ネット上のことですけど…その向こうには「人」がいるわけで…、そもそも「わたしみたいに孤独なワンオペ育児してる人に手帳で楽しくなれることを知って欲しい!」と思うって「人」の存在があってこそです。

冒頭に書いた「壁一面本棚の広い家であそんで暮らしたい。」って完全に自分ひとりのための夢がぜんぜん叶う気配がないのは、そういうことかもしれません。って、今気づいてびっくりしました!(笑


さいごに。

ここまで読んでくれてありがとうございます!

よくTwitterなどで「夢や目標を持たない」ということを言うんですけど、何もやらないっていうことではないんですよね。だからって、手帳に書くだけで簡単に何かが叶うというのもやっぱりちょっと違います。

目先の達成だけにとらわれず、もっと広くいいかんじに(語彙力…)。でもやっぱり努力なしでは良くはならないです。「結局、努力かよ」と思う人もいるかもしれないけれど「辛くなければ努力じゃない」というのは違います。むしろ何かの力を借りたりあの手この手で「楽しつつ努力する」みたいなのは上手く使うといいかなって思います。


さて、わたしは文章を書くのが好きなのですよ、仕事にしたいと思うくらい。だけど、文章をあまり読まないうちに書くことが下手になってしまった。これはピンチなので、しばらく140文字の世界はお休みして、部屋の片づけもしつつ本を読んだりしたいと思います。

一部分でも誰かの何かの参考になればいいなと思いつつ、またね。

ありがとうございます。 かわいいもの楽しいことはみんなでシェアして楽しく!