【上村ひなの】一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない

上村ひなのちゃんのソロ曲。特別な曲。大好きな曲。

この曲の何が特別かと言うと、まず発売当時まだ日向坂(ひらがなけやき)に加入して1年ほどかつ超人気メンバーとは言えなかったひなのちゃんのソロ曲だということ。普通秋本グループでソロ曲もらえる人というのはグループの中でも超人気メンバー、もしくは卒業前のメンバーであり、当時のひなのちゃんはどちらでもない。ではなぜソロ曲をもらえたかというと、当時三期生が1人だったから。この曲が収録されてる3rdシングルには一期生曲二期生曲と入っており、三期生曲という位置付けでひなのちゃんのソロ曲が収録された。

この曲を初めて聴いた時とにかく衝撃を受けた。ひなのちゃんといえばふわふわしてておっとりしてて可愛らしいという印象が強かったが、この曲の歌声はとにかく強くて逞しくてかっこいい!「こんな歌声なんだ」というのが本当に衝撃だった(今思うとこの楽曲に合わせた歌声を出していたんだなと。明るい三期生曲とは全く違う歌声なので。アイドル歴一年やで?)
若さと青春の輝きと思春期の苦悩が入り混じる歌詞に疾走感のあるメロディ、それにひなのちゃんのピュアでまっすぐでかっこいい歌声が重なって本当に眩しくて輝いていて、一瞬で大好きになった。ソロ曲だけど割とがっつり踊るところとか、MVでの制服とか、ひなのちゃんのまっすぐな表情とか、全てが最高だと感じた。

ライブでの初披露は『ひなくり2019』。絵本の中のような世界観で、もこもこのオーバーオールを着て髪をおさげにしたひなのちゃんが歌うこの曲はとにかくピュアだった。ひなのちゃんの緊張がもろに伝わってきて、この早口の歌詞が飛んでしまうんじゃないかってドキドキして。でも音源と変わらず、音源よりも力強い歌声で。そのひなのちゃんの青くてまっすぐな姿が楽曲にもライブの世界観にも合っていて、夢を見てるような気分になった。

次に披露されたのはちょうど一年後の『ひなくり2020』。この頃にはもうすっかり日向坂に馴染んだ上に、新三期生も加入して先輩にもなったひなのちゃんはめちゃくちゃ逞しい存在になっていた。真っ直ぐな瞳は変わらないまま、全く危うさを感じさせない圧巻のパフォーマンス。真剣な眼差しの中に笑顔も見せ、表情からも昨年からの成長を感じられた。ストーリー性のあるライブの中で披露された小説は、やっぱり夢の中にいるような気分だった。

そして今年、横浜スタジアムで行われた『4回目のひな誕祭』で久しぶりに披露された。もうライブではやらないのではないかとも思っていたので、まさに青天の霹靂だった。
そしてなんと、このライブではバックダンサーのような形で三期生の他3人も参加した。元々「三期生曲」として与えられたこの曲を三期生全員で披露する姿を見て、ひなのちゃんにお友達ができて良かった、と改めて感じ初っ端から涙腺崩壊。未来虹ちゃん、茉莉ちゃん、陽世ちゃんの眼差しとダンスの力強さにひなのちゃんと楽曲へのリスペクトを強く感じた。(唯一サインボールをバットで打つ演出だけ悔しさが残る…)
ひなのちゃんのパフォーマンスはもう言わずもがな圧巻だった。どんどん上手くなる歌と、花道をまっすぐ歩く姿は神々しかった。三期生、そして日向坂全体をも引っ張っていく存在としての説得力を強く感じた。横浜スタジアムの夜の雰囲気に白い衣装も相まって、飲み込まれそうな感覚になった。

メンバーとファンに見守られながらたった1人でステージに立った『ひなくり2019』、直前に「この夏をジャムにしよう」を三期生で披露した後、1人ステージに残って成長を見せた『ひなくり2020』、三期生4人で圧巻のパフォーマンスを見せた『4回目のひな誕祭』。小説の歴史はひなのちゃんの歴史であり、三期生の歴史であり、日向坂の歴史だ。今後ひなのちゃんがどんな表情で披露してくれるのか、楽しみで仕方がない。

#上村ひなの #一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない

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