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夜明け前 人生はすべて霧の中である

みなさん、GWはどのようにお過ごしだったでしょうか?
私は自家菜園の拡張をしました。夏野菜が実るのを見守っています。とても良い時間でした。

それともう一つ、自分の存在目的から声をかけられた出来事もありました。今日はそれを共有したいと思います。


陰と陽はもともと非分離である。2つで1つなのに、外的圧力で陰を過度に悪者にしてしまっている。陰の評価を取戻し、全体性を回復しよう。というものです。

陰極まって陽に転ずる

軽々しく使っていましたが、この言葉の本質はとんでもなく深かったです。


例えばこんなケース

4月に希望に胸をふくらませて企業に就職しました。しかし、現実社会と自分の思い描いていた世界が折り合わず、体調を崩して退職。退職後は毎日自宅でゲーム三昧。外にも出ずにずーっとゲーム。

これってどのような状況に見えますか?


・根性のないヤツだ
・ゲームばかりでは次に繋がらないだろう
・今の若者はスグに辞めるからなぁ

色々な意見が出てくると思います。


が、あえて言いたい。人生には必要のない出来事など存在しない。という事を。

他人の言葉は全部無視してください。重要な事はあなた自身の心のゆらぎです。どのようなキモチで退職しましたか?ゲームに打ち込んでいる時はどのようなキモチですか?

微細なゆらぎをキャッチしてください。

※周囲からの意見を聞いたしまうと、どう見られたいか?という力学が働きます。いわゆる同調圧力(Peer pressure、ピア・プレッシャー)。これはアナタ自身の心を惑わすものです。全部無視してください。


筋肉に例えると分かりやすいのですが、成長には成長痛が伴います(筋肉痛)筋肉痛がある時はトレーニングを休んだほうが良いと言われていますよね。その部位が回復する事が何より優先なので(超回復)

何か自分自身が耐えられない事があって(筋肉痛)、それでゲーム三昧の日々に移行した(超回復)。ならば、しばらく回復に専念すると良い。

このような解釈が大事です。


他人はスグに意味づけをしたがります。あいつは軟弱だ!とか。
これはその人自身が不安だからです。自分が不安だから他人にラベリングして自分の安らぎを得ようとする。

ゲームばっかりして!と他人に言うのは、自分自身を守るだけであって、そのゲームしている人の回復のキッカケにはなりません。むしろ、超回復を妨げているだけです。


逆に

俺、ゲームばっかりしてて、楽しいけどこれで良いのかな〜?
と思ったら、変容が始まった合図です。

自分の心のゆらぎに敏感でいてください。



というのが、陰極まって陽に転ずる。です。

我々人間は、大きな錯覚をしたまま一生を過ごしています。

・自分の力で人生を切り開ける
・科学の力でコントロールできる
・開発や発展は努力で獲得できる

このような肥大した自我にドライブされてしまっています。自分の足で大地を踏みしめていないのです。


人生はすべて霧の中

良いも悪いも渾然一体としている

意味づけをするより前に世界はあるがままに存在している

陰と陽を味わう事が健全な精神の発達である

努力だけで獲得したものは精神の発達ではなく自我の肥大



人生はすべて霧の中である。あるところは岨づたいに行く崖の道であり、あるところは数十間の深さに臨む木曾川の岸であり、あるところは山の尾をめぐる谷の入り口である。一筋の街道はこの深い森林地帯を貫いていた。

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