Twitterにいいねすらもなさすぎる嘆き/イマジナリー彼女物語

【前編】
SNSは承認欲求を加速させた。おかげで、私を見てアピールはホウボウで激戦が繰り広げられている。

投稿の仕方次第で万を超えるいいねがつく。ネタツイ、政治話、ペット写真、推しの話し……それも大きい功績を収めたわけではない一般人の投稿が大抵である。追随して僕もひとつくらい欲しい。私もネタツイ？いやユニークな話かテレビ番組の感想なら自信があるのだが、食い付きがあまりにも悪い。ハッシュタグつけてもいいねが1つくかどうか。荒涼としている。
それに音声配信アプリで仲良くなった年齢の近い人たちからコメントくることもほぼない。テレビは見ないし、ドラマも観ないし、お笑いも興味が無い。俺がもしイケメンで令和っぽく(？)自撮りを載せた投稿すれば、ホイホイとコメントしてくれるんだろうが。そもそも俺の投稿読んでるのか、全くついていけてないのか、反応がない。

以前他のSNSを開拓したことがあった。その時も色々書いたが反応は薄かった。苦労して色々タグ付けした投稿しても誰1人コメントすらしない。もしや人間ではなく機械が操作しているのか？

私に恵みをください。私と趣味の話合う友達をください。

【後編】
最近書くことが本当にない。なので困った時は僕の中のイマジナリー彼女を召喚させることにした。その人の名前を…リサちゃん(適当)としようか。

※作者の想像が入りますが、人によっては物議を醸す点がございます。あくまで今回作者の大いなる理想像を描いてるのであって、現実的な視点はあんまりない仕上げです。ご了承ください。

リサ：お疲れ様！
俺：はいよ
リサ：今日もヴァロ？
俺：当たりめぇよ！
リサ：紅茶とお菓子用意するねー

ポイント①。可憐な瞳で、元気な癒しボイスで労ってくれる。
ポイント②。僕のすぐやりたいこと、欲しいものを察知してくれる

(ヴァロ起動中)
リサ：はい持ってきたよー
俺：ども
リサ：(黙って微笑んで外へ出る)

ポイント③。ゲームに興味無いが、俺のやってる姿見て微笑んでいる。

(ヴァロ終了後)
俺：あーーー味方めぇぇ！！何やってんだよもうーー！！
リサ：まあいいじゃないの。トロロくんの腕前もまだまだアマちゃんでしょ？
俺：そうだな(´･ω･`) ｼｮﾎﾞｰﾝ
リサ：じゃあ次は！
俺：まさか…
リサ：いつものストレッチだよー！
俺：やだ
リサ：だーめ！！身体硬いんだから！！
俺：やだやだ！！！
リサ：一緒にやる！！
俺：やだぁぁぁぁぁ

ポイント④。健康のために色々やってくれる。

(ストレッチ終了)
俺：あーーーつらいーーー(ゲームの成績の悪さも含めストレスめちゃ上がってる)
リサ：今日もえらいよー！よちよちー、はいプロテイン！
俺：ふんっ、紅茶の後に不味いものを飲ましやがって……

ポイント⑤。隙あらば俺を褒める。褒め上手最高。

リサ：じゃあごはん作るねー
俺：はいよろしく…

ポイント⑥。料理は絶対任せる。

俺：テレビつけよー。あ、有吉の壁だぁ！！わははははw……「無料⤴」の言い方、それ有吉に喧嘩売ってるじゃんww
リサ：(その姿見て微笑む)

ポイント⑦。テレビに向かって会話してるタイプの人でも微笑む

リサ：はいごはんだよー！
俺：おおー今日は豚の生姜焼きかー！いただきまスクリュードライバー！
リサ：あははは(笑)

ポイント⑧。絶対寒いギャグでも笑えるツボの浅さ

俺：ドラマ何観ようかなー！
リサ：ねぇねぇあの韓ドラの続き観よう！
俺：あーそれにするか

ポイント⑨。絶対アニメよりドラマ派。2次元に興味ない人 

(韓ドラ視聴後)
俺：ねむいから寝るねー
リサ：うん！おやすみー
俺：明日もストレッチなしでー
リサ：絶対やりますぅ～
俺：うわーん

ポイント⑩。ノリの良さ大事

うん、最悪だ俺。もう無理だ。こんなのスラスラ書けるやつに彼女はできません。
もう希少種の中の希少種よその彼女。今はもう、歳近い人でそんな人あんまりいない(俺調べ)！

さようなら俺の人生！！()