【パルデアプロローグ 最終457位】超速破壊!ブーストエナジーを凌駕する最速超火力!
【はじめに】
こんにちは、青二才と申します。
私自身のSwitchでのポケモン復帰後、初の公式大会となったパルデアプロローグで結果を出したい、今作の禁止伝説枠であるミライドンのポテンシャルを知りたいと考え、きちんと構築を組みました。
大会はもう既に3か月も前の話ではありますが、思いの外好成績をおさめられたという感触がありましたので、反省や自己満足の目的で記事を書きました。
本記事読んでいただき、感想なども仰ってもらえると幸いです。
【結果】
1日目
14-1
2日目
8-7
3日目
4-1
総計
26-9
1日目は調子が良く瞬間5位を達成しました。
2日目に炎テラスコライドン軸のパーティに3戦ほど崩されました。
3日目は序盤から連勝で持ち直してレート1700台を安定させました。体力的に限界を感じ35戦目を終えて撤退。
【構築】
今回の構築は、ミライドンの眠り無効、S135を誇る速さ、弱点時の超火力を活かしたものになります。
パルデアプロローグに向けての仲間大会に参加してみて、キツいと感じた構築のメタを導入しつつ組みました。
以下の基本選出・個体紹介と共にその役割を解説していきます。
[基本選出]
①ヤミカラス&~
追い風により本来抜くことのできないハドロンエンジン下のテツノツツミの上を取ることができる。
例えばミライドンを選出したとき、テツノツツミをはじめ電気技が通るポケモンにボルトチェンジを食らわせながら次ターンでねこだましによるテツノカイナで牽制することができ、常に優位な盤面を保つことができる。
②テツノカイナ&~
S調整をしてあるテツノカイナであるため、相手のテツノカイナより早くねこだましを打ち怯ませる。これにより、ねこだまし先が隠密マント持ちや精神力でない限りは相方が1ターン必ず仕事を果たす。
ヤミカラスであれば確定追い風撒き、ミライドンであれば必ず破壊的なダメージを入れられる。
③パオジアン&カイリュー
現レギュレーションCでも汎用される並び。基本的にはカイリューがノーマルテラスを切りながら対面で最低限入る火力を意識しながら殴る。この当時から、しんそく読みでテツノツツミがゴーストテラスを切る場面は多発していた。そのため、①②と比べて読みが必要となる選出といえるが、刺さってしまえば相手視点での巻き返しは困難になる強い選出でもある。
ただし、おにびやいかくなどで火傷をもらってしまった場合はこちらが機能停止したり、手痛い返しをくらうため注意が必要。
【個体紹介】
・ヤミカラス@しんかのきせき
いたずらごころ ずぶとい
テラス:あく
H252 B252 D4
追い風 挑発 イカサマ 黒い霧
本構築の肝とも呼べるポケモン。
黒い霧によって、レギュレーションA当初からトップメタ構築の合体寿司や、ハドロンエンジンを利用したエレキシードミライドンの能力上昇を無力化させる役割があり、ギミック破壊をしてしまえばこちらのミライドンやパオジアンカイリューが自由に殴り続けることができる。
追い風は、最速スカーフミライドンと合わせることにより、クォークチャージ下の最速テツノツツミの素早さを上回る点がアドバンテージだった。
また、いたずらごころの影響を通せない場合等のダメージリソースとして、自身の状態異常や能力変化に左右されないイカサマを採用した。
・カイリュー@こだわりハチマキ
マルチスケイル いじっぱり
テラス:ノーマル
H252 A252 B4
ドラゴンクロー しんそく アイススピナー けたぐり
ゴースト以外をガンガン削る役。
基本的に、まもるを切らなさそうな相手にノマテラハチマキ神速をおみまいする。アイススピナーでテラスなしミライドン、カイリューミラーに強く出る。
・テツノカイナ@とつげきチョッキ
クォークチャージ いじっぱり
テラス:くさ
H52 A252 B12 D156 S36
ねこだまし ヘビーボンバー ドレインパンチ ワイルドボルト
[努力値調整]
HD:臆病CSハバタクカミ妖テラスムーンフォース確1耐え
S:同速カイナ、同速抜きカイナ抜き
<おいかぜ時>
<テツノカイナ草テラス時>
臆病CS命の珠ハバタクカミ妖テラスムーンフォース乱数2耐え99.6%
117~140 (49.6 ~ 59.4%)
未来のパワーたる所以。
粉胞子回避+じめん受けで草テラス。
合体寿司のヘイラッシャへ弱点、残党のシャリタツの攻撃を耐えるチョッキ耐久が優秀でした。
ねこだましで片方を封じて、ヤミカラスが確実に仕事できるようにします。初手ミライドン-テツノツツミの並びを予期して基本選出のヤミカラス-テツノカイナを出せる理由でもありました。
見返してみると、A特化ヘビーボンバー採用によりフェアリーテラスハバタクカミを返しで落とせるのが、有利盤面に持ち込めた大きな要因であったと考えられる。当時の環境において、フェアリーテラスマジカルシャイン採用のミライドンが流行しており、その打点となるためヘビーボンバーを採用。アイアンヘッドを採用していない理由は、ハバタクカミへの威力が増加する点を優先しているためである。
・ハバタクカミ@いのちのたま
こだいかっせい おくびょう
テラス:いわ
B4 C252 S252
マジカルシャイン シャドーボール パワージェム まもる
未来キラー枠。
ミライドン+テツノツツミが相手の選出だった場合、双方に弱点を突けるため相手にテラスを切らせながら殴ることができる。打ち分けをするために珠持ち、まもるによりテラスだけ相手に切らせて牽制することも可能。
臆病CS252の振り方により、コライドン軸に対しては古代活性を発動して素早さを1.5倍にしながらテラス切りを強制させることができる。ここでマジカルシャインとパワージェムの択(未テラス時コライドン→マジカルシャイン4倍、炎テラス時コライドン→パワージェム2倍)を発生させる、コライドンのHPを確実に減らすことができる。
残る技の1枠はタイプ一致技のシャドーボールを選択。マジカルフレイムは通る相手が少なく、専ら物理軸であるコライドンに通らないと判断して非採用。
また、ミライドンと相手のテツノカイナが対面した場合、ミライドン側に打つであろうウエポンのねこだまし・ドレインパンチを避けて無償降臨する可能性があり、その後に上から殴ることができる。この点はハバタクカミ特有のタイプ相性における明確なアドバンテージといえる。
・パオジアン@きあいのタスキ
わざわいのつるぎ いじっぱり
テラス:こおり
H4 A252 S252
こおりのつぶて つららおとし せいなるつるぎ かみくだく
中速封じ。パオジアン未満の素早さであるポケモンは大概つららおとしによる怯みをはじめ、こおり・かくとう・あくの3タイプのウエポンで圧力をかけられる。
本構築はS勝負が肝心であるが、意地っ張りAS252でふいうちを採用していない。理由は、ヤミカラスの追い風を入れている、高い火力を確実に入れるためである。
HP1残りケアでこおりのつぶて、怯み希望でつららおとし、ミラー意識でせいなるつるぎ、トリル枠への殴り+タイプ一致かつ外しがないかみくだくを採用している。
パオジアンのあくタイプへの打点にムーンフォースやマジカルシャインが飛んでくるため、テラスタイプはその回避+タイプ一致技の火力増強にこおりを採用。
・ミライドン@こだわりスカーフ
ハドロンエンジン おくびょう
テラス:フェアリー
B4 C252 S252
ボルトチェンジ イナズマドライブ りゅうせいぐん マジカルシャイン
本大会における軸でありメイン火力。特性とイナズマドライブによる超火力、素の高耐久から採用しない理由がない。
フェアリーテラスや技の2つ、りゅうせいぐん・マジカルシャインが禁伝枠意識。
パラボラチャージでなくマジカルシャインを採用している理由は、未テラスのミラコラにバツグンをとれる、四災に等倍以上のダメージが入る、無効にならず双方に攻撃することができるという3点からである。
居座りたい場合はイナズマドライブ、引きたい場合はボルトチェンジを打つことで、スカーフによりまもるが採用できない欠点を補填している。
【欠点】
今回の超火力構築ですが、勢いが失速してしまったことの原因はあります。
まず、カイリューとテツノカイナ、パオジアンを見る限り、やけど・いかくに弱いです。
両方にやけどが入った後はメインウェポンが特殊のみになり、一度でも受けられると厳しいです。
次に、おいかぜ+こだわりスカーフを活かす構築であるために、トリックルームへの対処ができません。
まもるを採用しない選出だと耐え凌ぐことができないため、早急に決着をつける必要があります。したがって、読みが重視される場面が多発しました。
【さいごに】
ポケットモンスター スカーレット・バイオレット発売後、初の公式大会ということで高い順位を取りに本気で挑みましたが、プレイングと体力的に1歩及ばず1700台後半のレートを乗せることはできませんでした。
しかし、一足先にコライドン・ミライドンの強みや立ち回りを理解するという面で本大会には多大な意義や教訓があったと感じられました。
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