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SpotLightTalks-秋の音楽会を終えて

SLT秋の音楽会にご参加頂いた皆様、改めてありがとうございました。
初日を終えてのNOTEと内容がかぶるかも知れませんが、初日のNOTEを書いてから日にちが経ってしまいましたので、何卒ご容赦頂ければ幸いです。

このNOTEでは、秋の音楽会での私視点の所感と、忘れないうちに反省点もまとめて綴りたいと思います。

さて、この度の音楽会につきましては「あたたかい音」というテーマにて開催させて頂きました。

会場もそれに合わせて「SLT-ConcertHall SURFACE」というワールドを新設しましたので、まずはこのワールドについて簡単にご紹介いたします。

まず要点としては一目見て「コンサートホール」であるとわかる事、また暖かい雰囲気を出すために木目調のデザインを多用する事にしました。

またステージには、暖かい色の演出パーティクルと、無段階で色が変わるステージライトを設置しています。
ステージライトにつきましては、季節や天候などをイメージした色毎に設定をしたスイッチを用意していますので、演奏のイメージに合わせて適宜変更する事も出来ます。

これについてはSURFACEのパブリック版ワールドにて体感して頂けますので、VRChat内ワールド検索欄から「SLT-ConcertHall SURFACE Ver.Public」を訪れてみて頂ければと思います。

こちらはSpotLightTalksにご縁のあるアーティスト様のMVとともに、連動する会場の演出を体験する事が出来ます。

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話を戻しまして、会場内の音響配信に当たってはTopazChat(よしたかさん製作)を使用しておりまして、低遅延高音質での配信を可能としております。

その他販促ブースの設置やテストルーム等の新しい試みも多数取り入れて製作させて頂きました。

このワールドにつきましては、これからも適宜使用していく予定ですし、また使用されたいというご依頼にも出来るだけお答えしたいと考えています。
何かご質問等あれば、TwitterのDMもしくはSLTのディスコードにてお伺いいたしますのでお気軽にどうぞ。

今回のテーマが「あたたかい音」というのは前述した通りですが、アーティストの皆様にも私からはこの一点のみ指定させて頂いて、あとは各自の判断でという事でお願いしました。
扱う楽器によってはなかなか難しいテーマだったかと思いますが、各アーティストともに音色だったり歌詞だったり言葉だったり、それぞれが表現できる本当にあたたかく素晴らしい音楽を届けてくれました。

ここからは、最終日当日の所感とともに反省点等を書き連ねていこうかと思います。

まず一番に問題だったのは私自身の環境によるラグでした。
当日入場が始まって人数が満員に近づくとラグがひどくなり、まともに動く事すら出来ない状況に陥りました。

これは原因が未だわからず、最初は通信速度の問題かと思っていましたが、イベント後に環境を見直して通信速度が十分ある(下り600M・上り400M)状態にも関わらず、別イベントにて再発しました。
その時に色々と確認してみたのですが、PCの負荷状況はCPU使用率40%・GPU使用率38%で会場の全員をセーフティにてロボットに変更しても収まらず、なぜラグが起きているのか全く分からない状況でした。

人数が50人を下回ると安定しますので、同期周りかな?と思っているのですが、これに関しては本当に検討がつきませんので、もし心当たりがある方はご教授いただければ幸いです。

ですので、サブPCの配信に伴う負荷も合わせて検討し、現状では今後のライブイベントはPoor以下指定で46人~Excellent指定で52人あたりでの運営を選択する事になりそうです。
また会場への入場方法につきましても、抽選制の自由入場方式を使っていこうかと思います。これにつきましては実際のイベント開催に際してご案内いたしますので、詳細につきましては検討中につき今しばらくお待ちくださいませ。

今回はテストルームを別途用意しまして、そこで音量や音質をチェックした上でステージに上がって頂く仕組みを用意しました。

そのおかげで割とスムーズにアーティスト間の転換を行う事が出来たかと思います。ただ、この音声チェックの担当になったスタッフはステージの演奏を聴く事が出来ないので、それをとても申し訳なく思います。

ステージへの入場にはジングル(効果音)とパーティクルを伴ってステージへ直接エントリーするか、ステージ横ゲートからジングルを鳴らしてのエントリーを選択して頂きました。
いかにもコンサートステージらしく、かつVRならではの演出が出来たと思いますので、今後さらに発展させていければ良いかなと思います。

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ステージでの演出につきましては、各アーティストの曲のイメージを文章にて事前に伺いまして、そのイメージに合わせたパーティクルやライトを、主に私や演出担当のスタッフが自分自身のセンスで演出しています。

これはアーティスト自身がライティング設備を理解し、また演出を考えてライティングなりパーティクルを指定する作業、演出担当側がそれを受け取って忠実にそれを再現する作業、またその受け渡しに伴う資料作成等の人的コストを省くための選択となっています。

それを比較的簡単に実行するために、会場のライティングのスイッチは、前述した通りに季節や天候の名前が付いたスイッチが並んでいるというわけですね。

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次にサテライト会場についてなのですが、今回は同じワールドをベースとしたサテライト会場を用意させて頂きました。
初日については時折映像が乱れてしまった様で、大変申し訳ありませんでした。最終日につきましては、配信設定を見直しましてある程度のクオリティは確保できたのかな?と思っていますが、何分はじめての試みですのでお見苦しい点があった事はご容赦頂ければと思います。

また、閉会の挨拶においてのSyncRoomのルーム連結をした上での10名以上での合唱・合奏については、本当に多数の方に良かったと言って頂けました。
リアルのコンサートではいきなり歌ってと言われても、なかなか気恥ずかしい事もあるかもしれませんが、アバターを着ているとなんだかそれも気にならなかったりもします。こういうハードルが下がる事もVRの良いところかと思いますね。

そして閉会後の最後のプログラム、SpotLightTalksのイベントの恒例行事になっていますが、Ambientflow.Kuさんによるおとあそびセッションが行われました。

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出演者の方以外にも、本当に多数のアーティストの方が参加されて、その場限りの音楽を紡いでいく様子は本当に素晴らしいですね。
また、今回のおとあそびセッションの様子は有志の方によって撮影され、Kuさんの手によって動画になりYoutubeにて公開されておりますので、ぜひご覧になって下さいませ。
https://www.youtube.com/watch?v=4Nw2VD0x--k

また、この動画がVtuberのAzkiさんの企画「音楽を止めるな2」にて放送され、VRC音楽シーンへの認知がかなり進みまして、とんでもない事態に発展するのですが、これはまた後にNOTEにて書こうかと思いますので今しばらくお待ちくださいませ。

SpotLightTalks-秋の音楽会はなぜ秋の音楽「会」なのか?

割と音楽「祭」と間違っている方がちらほら見えましたが、今回のイベント名を音楽会とした理由はちゃんとあります。
今回やりたかったのは「SpotLightTalksのコンサート」であり、音楽祭とするとやはり音楽全体のお祭りというイメージになってしまいますので、自分がやりたかったイベントと少し乖離してしまう所がありました。
募集は公にはしましたが、あくまでSpotLightTalksで普段演奏して頂いている方の晴れの舞台を用意したいという気持ちがあっての開催でしたので、例えば音楽教室の発表会の様な意味合いを持たせたく「秋の音楽会」とさせて頂きました。

SLT-秋の音楽会にご参加頂いた皆様、ご出演頂いた皆様、イベントを支えてくれたスタッフ各位、本当にありがとうございました。
拙い主催ではありますが、また次回イベントを開催する折には、ぜひご参加・ご出演・ご支援をよろしくお願い申し上げます。

ありがとうございました。

2020/11/25
青猫

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