蒼波 : 今は無きオリックスブルーウェーブの応援歌

皆さんこんばんは。翔平です。
久しぶりに投稿ができたので調子に乗ってどんどん書いてみようと思います。ということで今回は前回に引き続きプロ野球応援歌紹介の第2弾行ってみたいと思います。今回はオリックスブルーウェーブについて紹介していきます。

オリックスブルーウェーブ

オリックスといえば現在もプロ野球に存在していますが、近鉄バファローズとの合併によって現球団が誕生していまして、現チームは大阪府をフランチャイズ(本拠地)とする「オリックスバファローズ」です。2004年までのオリックスは隣県の兵庫県は神戸市をフランチャイズにもつ「オリックスブルーウェーブ」でした。若い人にはなかなか馴染みのないそこまで人気の高くない球団ではありましたが、何よりもあの世界のスーパースター、イチローが日本プロ野球時代に在籍していたのはこのブルーウェーブです。それ以外にもアメリカの舞台で活躍した日本人メジャーリーガーを数多く輩出しており、優秀な球団だったと言えます。(ただ優秀な人材が揃って海を渡ってしまったので晩年の成績はえげつなく悪いですが…)

そんなブルーウェーブの応援団の中心は「神戸青波連」です。1991年の神戸移転頃からブルーウェーブ消滅の2004年まで活動していました。現在は後継団体として「神戸蒼誠会」が活動していますが、活動人数は2人だけとほとんど残っておらず、大阪紅牛會と一緒に応援しています。ブルーウェーブの楽曲の特徴としては、港町神戸の上品で爽やかなイメージそのままに軽やかで明るい曲調のものが多いです。後に合併する近鉄とは真逆と言ってもいいくらいですね。

ではここからは前回同様におすすめ応援歌紹介していきます。なおこれも前回と同じなんですが、球団消滅から15年以上経っているので復刻デーなんかで演奏されたものも含んでます。

世界の安打製造機 イチロー

走れ疾風のように 全速力で

砂塵巻き上げて 走れイチロー

(イチロー イチロー かっ飛ばせー イチロー)

説明不要のスーパースター。昨年の引退試合は涙無しには観られませんでした。そんなイチローが日本時代を過ごしたのがオリックスブルーウェーブ。日本プロ野球初のシーズン200本安打や7年連続の首位打者など記録にも記憶にも残る活躍をしてメジャーの舞台に渡りました。メジャー生活の中でも、オフシーズンの自主トレは神戸で行うなど、神戸という土地に誰よりも愛着を持って接してくれていました。そんなイチローの応援歌は世界の盗塁王こと福本豊さんの流用になります。スピードが武器のイチローにぴったりな曲ですね。ちなみに最近までは、元エースの金子千尋投手(現日本ハム)がセパ交流戦で打席に入る際に流用されて、「イチロー」を「チヒロー」に呼び替えて使用されていました。

神戸一筋 塩崎真

神戸の夢をかけて 青い空をめがけ

そして狙いはひとつだ 星を掴め

(塩崎 塩崎 かっ飛ばせー 塩崎)

1997年の入団から2010年の引退までオリックス一筋でプロ野球選手生活を送った塩崎選手。常時レギュラーというわけではありませんでしたが、いぶし銀のバイプレーヤーとして長期に渡ってチームを支えてくれました。そんな塩崎選手の応援歌が僕的にはブルーウェーブ系の中では1番好きです。神戸というワードを取り入れている点も、ブルーウェーブ系の爽やか系のメロディも、これこそブルーウェーブと言えるほど要素がよく出ている曲だと思います。節と節の間の「チャラララ〜♪」っていうトランペットの間奏もおしゃれですよね。

Mr.チャンピオンリング 田口壮

空を駆け抜ける 稲妻のような

度肝を抜く一撃 飛ばせそれ打て田口

(かっ飛ばせー 田口)

90年代はイチローと鉄壁の外野陣を形成して日本一に貢献、2000年代はメジャーに渡って、スタメンから代打まで幅広い役割をこなす万能選手として活躍しました。表題の通りなんですが、イチローが長いメジャー生活で1つも手に入れることができなかったワールドシリーズ制覇チームの証であるチャンピオンリングを、田口選手は2度制覇して2個獲得しています。そんな田口選手の応援歌も「The ブルーウェーブ」といった感じの明るい曲です。歌詞の「稲妻」は「ブルーサンダー打線」と呼ばれたブルーウェーブの打線の中核を担った田口選手のための歌詞ですね。晩年にオリックスバファローズに復帰した際は田口選手専用のチャンステーマとして復活しています。

若武者 相川良太

この一打に懸ける 若武者相川

技の見せ所 一撃さぁ飛ばせ

(相川 相川 かっ飛ばせー 相川)

ブルーウェーブ末期からバファローズ初期にかけてレギュラー争いをしていた相川選手。2006年には少ない出場数で二桁ホームランを記録するなど輝きを放つ時期もありましたが今一歩届かずレギュラー確定とはなりませんでした。そんな相川選手の応援歌、特にこだわって選んではいなくて、リズムが良いなくらいなので特に語るところがありません。(別にディスってるわけではなくて、ブルーウェーブは基本的に好みから外れているので選ぶのが難しいんです。)

王道 村松有人

鍛え上げられた躰 そのハートも熱い

王者の道掴むぞ 魅せろ村松

(村松 村松 かっ飛ばせー 村松)

ブルーウェーブ消滅直前の2004年シーズンにFAで移籍してきた村松選手。盗塁王を獲得したことのある脚力と巧みなバッティングセンスで後継球団でも活躍しました。そんな村松選手の応援歌はブルーウェーブ最後にして最高傑作と呼ばれるほど人気の応援歌です。これまでどこか朗らかな印象の強かったブルーウェーブの応援歌にあって、強いメロディで全身の阪急ブレーブスの名のような「勇者」を思わせる勇ましさがあります。僕もこの応援歌は大好きです。

以上がオリックスブルーウェーブのおすすめ応援歌5選になります。いかがでしたでしょうか?前回と比較しても、球団ごとのカラーが違っていて面白いと思います。こういう比較も楽しいですね。

それでは…

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