不思議ちゃんたち
私は子どもの頃から動物が大好きです。
小さい頃は父が山羊を飼っていて、乳を搾り、火を通した後私たちに飲ませてくれました。牛乳の代わりと考えたのだと思います。
山羊は家の中にも入ってきて、私は追いかけまわして遊んでいたようですが
2歳上の姉は動物は得意ではないので、その夜発熱したと聞いています。
小さい頃は、おもちゃや友達の感覚で遊んでいたと思いますが、自分で犬や猫を飼うようになり、少しは彼らの性格や特徴を見ることが出来るようになったと思っています。
今でも朝夕の散歩時にワンちゃんと会うことが多いのですが、どうやら私は犬に好かれるタイプのようです。
今朝会ったのは、初めましてのチワワちゃん。
パパさんとママさんでお散歩に来ていたのですが、挨拶をして通り過ぎようと思っていたら、そのチワワちゃん、私の足元で遊び始め、絡んできます。
小型犬は、飼い主さん以外は怖がったり慎重になる子が多いなと感じていたし(個人の感想です)、柴犬は飼い主に忠実と聞いていたので、散歩の時にはこれらのワンちゃんには近寄らないように距離をとりながら歩いていました。しかし今日のチワワちゃん、随分人懐っこいなと思い、しゃがみこんでなでなでしていたら、全身でアタック!してきます。
ママさん曰く、「うちの子激しいんですよ」って。
元気なチワワちゃんでした。
黒柴の「サクラちゃん」にも時々会います。
さくらちゃんは蘭や紫苑の時からのお友達ですが、蘭が亡くなった後ちょっと変なのです。何が変かと言うと、私に対してのスキスキ攻撃が激しいのです。今まではおやつをもらったり、犬友さんに会うと嬉しそうにしているだけだったのですが、最近は私を見かけると、パパさんを引きずりながらダッシュしてきます。私の周りをぐるぐる回り、尻尾ははちきれそうにぶんぶんし、おまけに顔をベロベロとなめてくれます。パパさんが抱っこしようとすると怒るのですが、私には怒りません。蘭と散歩しているときは一度もそんなことはなかったから、とても不思議な気がしています。
もう一人の不思議ちゃんは、ゴールデンレトリバーの「カール君」です。
カール君は1歳男子で、蘭が亡くなって2週間位経った頃初めて会いました。
昨日の朝会ったときの事、なでなでしながら「暑くなってきたね」なんて話しかけていたら、ジッと私の顔を見て頬をベロンとひと舐めしてくれました。その時、私の身体が一瞬フワッと軽くなりました。散歩中に硬くなっていた腹筋や大殿筋がスーッと柔らかくなるような感覚があったのです。
カール君とパパさんにお礼を言って、帰り道足取り軽く帰ってきました。
動物は動物の死を感じ取り、時には飼い主の病気の身代わりをすると、
誰かに聞いたことがあります。
確かに、チャトラ(初めの保護猫)や紫苑や蘭が亡くなった時、残された動物たちは深い悲しみの中で過ごしていたと思う。なんとも切ない表情をするんですよね。
それでもちゃんと今を生きてる、
そうすることしかできないのだからとは思うが
彼らの大脳と心の中を覗けたら
私には想像もできないような何かがあるのかもしれないと思ってしまいます
mysteriousな動物たち!
散歩で出会った不思議ちゃんたちの話でした。
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