「俳句」2020年9月号掲載の「窃盗辞たち」の引用元について

「俳句」9月号掲載の「窃盗辞たち」の句は全ての句に引用と引用元の変形が入っているのですが、前書き等で註を付けられなかったのでそれぞれの引用元(元ネタ)を示しておきます。わかりにくい形になってしまい申し訳ないです…

〈竹の鏡〉…吉増剛造「頭脳の塔」

〈肉心〉…山村暮鳥「銘に」

〈純銀もざいく〉…山村暮鳥「風景」の副題

花瓦斯≒〈花ガス〉…稲垣足穂「一千一秒物語」

玻璃韻律≒〈玻璃状韻律〉…室生犀星「聖ぷりずみすとに与ふ」

〈瞳孔祭〉…瀧口修造「星は人の指ほどの…」

回藻…幾原邦彦『さらざんまい』〈〇回想 ×海藻〉の変形

〈水稲人〉…吉増剛造「夏の一日、朝から書きはじめて」

〈鵜原抄〉…中村稔「鵜原抄」

〈花伴〉…文京区の花屋の名、本来「はなばん」だが今回は音読みで読む

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