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飛行機レビュー⑮フィンエアー

フィンエアーのレビューはもう書いているけれど、初めての時に気持ちを思い出しながら書いてみる。

20代の後半からずっと北欧に行ってみたくて、そして行くならフィンエアーで、と思っていたのだけど、巡ってきたチャンスで選んだ旅先はなぜかチェコ。
イギリスの話の時にも書いたけれど、2004年に行ったイギリスですっかり怖気づき、ヨーロッパには行きたいと思いつつ、なかなか一歩を踏み出せず、いつか余裕のある大人になったらと思いながらも、そんな日は永遠に来ない!と悟って、とにかく行ってしまおうと決めたのがこの旅行だった。
でも、今思うとチェコよりずっとフィンランドのほうが旅行初心者に向いていると思う。

というわけで、初めてのフィンエアーの思い出を振り返ってみる。
これが2012年か2013年のどちらかだったと思うのだけど、タイ国際航空同様よく覚えていない。とにかく、2004年にイギリスに行って以来のヨーロッパがこの旅行だ。寒い季節だった。たぶん2月?クリスマスの雰囲気も特になかったので、たぶんそういう航空券が安い時期だったのだと思う。
空港でチェックインを終えてまず感動したのが、航空券がとってもかわいかったこと。
ベリーの模様が透けていて、さすがフィンエアー、航空券からすでにかわいい、と感動したことを覚えている。さすがにもう残っていないだろうなぁ。
ワクワクしながら無事飛行機に乗り込み、機内食。今に比べると量もずっと多くて、さらに今はなくなってしまったゲイシャチョコも配られていた。
そして同じく今はなき機内販売もあり、日本人女性の購入がとにかく多かったし、私もこの後に行った初めての北欧旅行でのフィンエアー利用時に購入しようとしたのだけど、すでにほしかったものが売り切れてしまっていた。
そして、当時は乗継案内のビデオが、ムーミンのぬいぐるみを持った女の子の映像で、これが到着間際でずっと流れていた。かわいかったのに、これもなくなってしまった。
そんな乗り継ぎはとってもスムーズで、たしか乗り継ぎ時間も2時間とか、短すぎず長すぎずだったところが良かった。
そして乗り換えたヨーロッパ内短距離便には、今はなき機内食があった。でも、正直このサンドウィッチはそれほどおいしくなかった。

2010年代半ばのフィンエアーはよかった。
と、2023年に乗ってみて改めて感じた。
仕方ないということは分かっているのだけど、あの時よかったと感じたものが全部なくなってしまったことは悲しい。
さらに、日本からヨーロッパへ10時間以内で行けるという強みさえ、なくなってしまっている。
今後エコノミークラスのサービスが向上することはない気がするし、もしよりよいサービスを期待するなら、それこそ余裕のある大人になって、ビジネスクラスを目指すしかないのかな。
・・・せめて、プレミアムエコノミーには乗れるようになりたい。

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