マガジンのカバー画像

音楽ノート

9
聴いた音楽の個人的感想など。
運営しているクリエイター

#音楽

2023年、今年出会ってよかった作品

映画『あのこは貴族』  小説も良かった。押し込められてた世界から抜け出して新しい自分に出会いなおしていく感じだった。誰かと連帯すると世界の見え方が変わっていくこともあるんだという希望を感じた。 『PLAN75』  一見、制度として実現しなさそうな設定だけど、この映画を観てから、こういう感覚って実はすでにいろいろなところに根付いてしまっているんじゃないかと怖くなった。「設定」とか「仮定」の話ではなく、実はこの世界と地続きの作品だと思う。 『スパイの妻』  後半で「ハッ」とさ

一言感想メモ (映画・本・音楽)

映画編いとみち  言葉が必要なときに言葉が見つからない状態というのが、僕にとってもリアルな話だった。暗い部屋の中で三味線を弾くシーンがたまらなくかっこいいけど、同時になぜか切なかった。同じ店のメンバーや同級生の伊丸岡など、主人公の周りもいいキャラクターが多かった。勝手な思い込みかもしれないけど、三味線ってめっちゃロックかもしれない。 はちどり  「理不尽」がひとつのテーマだと思う。その中で登場する塾の講師のキャラクターが素晴らしくて救いだった。大きな理不尽は勝手に降り注

2021年 今年よく聴いた曲

 今年、個人的によく聴いた曲を紹介したいと思います。以前にも紹介した曲がほとんどだと思いますが、ちょっと印象が変わったり、新たに好きなポイントに気付いたりすると、感想も少し違う書き方ができると思います。いつものように、発売日は関係なく、あくまでも僕が今年よく聴いた曲ということで紹介します。 コハルヒ / RAY  9月くらいから毎日のように聴いてました。自分の記憶や思い出にBGMをつけるとしたら、この曲がいいなと思わせるような、ノスタルジーな雰囲気を持つ美しい曲です。綺麗な