見出し画像

お金で男の子を買った私

いわゆる女性用風俗。
ずっと興味を持っていて、
今年中には叶えたいと考えていました。

Twitterでのアピール効果もあってか
いちばんはじめにDMをくれた男の子に
私の「初体験」を託してみることにした。

メッセージをくれるだけで、
こちらの気持ちを後押ししてくれる。

〝今年中〟と言いつつ、
私は有言より無言実行に近く
思いたったら行動します。

それに先日は歳下の男の子にフラれたばかり。
私はもちろん悶々としています。

恋人とのセックスももう、諦めていますから。

その会社によるとは思うけれど、
システムどおりというより、予想とは違ってとてもフランクでした。

待ち合わせも報告だけでよく、
あとはこちらで約束を決める。

私は、手始めとしていきなりホテルではなく
デートコース90分に、120分のホテル滞在を考えていたのですが、

男の子の都合で2人きりの時間は90分に。

気持ちの結論からいうと、
私はとってもとっても

新鮮でウキウキした

のでした。

私は最近よく個人的に、
1人で過ごしたい時にひっそりホテル泊をするのと同じ段取りで

まずホテルを考えた。

その前の私の予定は、映画を観ることでした。

そのあとに会うのだから、映画館から近くの駅にしたい。

まずホテル探し。

私は、普通のホテルでなく、
ウィークリーマンションのような、 
家電も掃除用具も揃い
まるで誰かが住んでいるかのような部屋貸しを見つけ、そこに決めた。

そして次はご飯屋さんだ。

宿からご飯屋さんまで距離を歩くのは嫌だ。

そして、駅から歩くのも嫌だ。

その駅はどちらかというと北口が栄えている。

でも、宿は南口。

どうしても南口がよかったので、そこでお店を探す。

彼に何が食べたいか聞き、お肉のリクエストがあったので

お肉を食べてもらいたい。

まるで、彼女とのデートプランを考えるような男の人の気持ちになっていた。

お肉のあるお店は南口にはなかなかない。   
見つけたと思ったら、まん防で休業だったり。

メニューにお肉があればいいかと妥協して、
変わったエスニック料理屋に決めた。

その当日、映画に行く前に先にチェックインをしておこうと思いました。

どうやらその宿はスタッフ無人なので、
バーコードやら暗証番号やら登録がややこしそうでした。

道を間違えずにスムーズにいかせるためにも、
チェックインでごちゃごちゃしないような配慮。

思っていたとおり、チェックインはややこしかった。受付での送られた長い暗証番号を入力し

まずマンションのドアをあけるのに数字がいる。

開け方もわからず途方にくれた。

たまたま別のお兄さんが、親切に教えてくれました。

やっぱり先にチェックインしておいてよかった。

そしてそのあと、夜行くごはん屋さんの場所も下見してから駅へ。

映画館は隣の駅近く。

それに私は今日のために

『デートする』という、女の子スイッチを入れて気分をあげるためにも

短めのプリーツスカートを買って、着て行った。

デートモードは完璧だ。

そして、ごはんのお店に直接きてもらった。

外で待ってて、初対面。

DMをいただいたときから思ってはいたし、
本人にもはっきり伝えていたのだけど

私はあまり痩せている男の子が好きではなくて
顔もシュッとしてないほうが好み。

なので、完全なるタイプではないけど
現れた彼はとても愛おしかった。

服装も、破れたジーンズや破れたデザインのシャツを着ているのは私の趣味じゃない。

ゴツゴツしたアクセサリーをつけているのも趣味じゃない。

まず、友達にもならないタイプだと思う。

だからこそ、これは縁なんだ。

私はそう思っている。

別のタイプの人間が、顔もはっきりわからない相手と初めて会い、初めてデートして、
初めてホテルへ行くのだ。

こんな機会じゃないとなかなかナイことだ。

彼はその場で、アクセサリーを外して私の好みを案じてくれた。

おしゃべりするのもお互い結構くだけていて、とても楽しい時間だった。

そうして宿へいって、
彼は私を女の子として手厚く扱ってくれました。

私はとても満たされました。

そしてやはり私は母性の強い生きものなので、
彼を守りたいような気持ちになった。

ありがとう。


本当に「ありがとう」が心から湧いてきた。

そうやって女性の自己肯定感を高めてくれて、
しっかりと向き合ってくれる。

いろんな知らない人を相手に、大変なお仕事だと思う。

風俗業界のひとを本当に私は尊敬します。

だから私が風俗をつかうときは、
相手にはしっかり感謝の気持ちを込めて
優しく接したい。

なによりも、
デートするにおいての段取りを
すべて私が計画を立てて、
色々と考えながら一生懸命動いている自分に
また新鮮な気持ちを覚えたのです。

もしも私が別の男の子からデートに誘われたら、
私もこんな風にされたいなと思う。

私は、男に生まれてくればよかったのかもしれないといつも考えるのです。

女である限り、女というものを利用して、
女としての価値を高めて、
人からもっと大切にしてもらえるよう
手厚く扱ってもらえるよう
そんな女でいたいなぁなんて

今回の初体験で、
すごく素敵な想いをさせてもらった。

嬉しかったです。

まだまだ試してみたいことがある。

それはTwitterにでも呟きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?