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一年の行事とお菓子


日本の年中行事には、和菓子と深いかかわりを持った行事が多々あります。
一年を通して四季折々の伝統行事の際に食す和菓子のご紹介です。

◇1月 お正月

〇花びら餅
約600年も昔から新年の宮中料理に出されるようになった「菱はなびら」に由来し、一般でもお正月の間『はなびら餅』をいただくようになりました。

花びら餅 

〇干支万頭
可愛らしい干支の焼印を押した食べやすいサイズの紅白万頭です。
青木屋オリジナルのお正月限定万頭です。

干支万頭

◇2月 節分

〇塩あん豆大福
節分に「塩あん豆大福」で厄除け祈願。

塩あん豆大福

◇3月 ひな祭り(桃の節句)

桃の節句とは、3月3日。女の子の健やかな成長を願いお祝いする日です。
旧暦の3月3日の頃に桃の花が咲くことや、桃は魔除けの効果を持つと信じられていることに由来しています。

〇菱餅
菱餅は、女の子の健やかな成長や厄除け、子孫繁栄、長寿を願って飾られます。菱餅が下から緑・白・紅なのには色々な説があります。
一つには、緑が健康や長寿、白が清浄、紅が魔除けという説。
二つには、緑が大地、白が雪、紅が桃の花で春の風景を表しているという説。三つには、もともと草餅をお供えしていた上におめでたい紅白の餅をのせたという説です。いずれの説にせよ、おめでたい意味が込められた、ひな祭りにふさわしい特別なお餅です。

菱餅

〇さくら餅

さくら餅 

◇3月 春のお彼岸

お彼岸は、春と秋の2回あります。春分・秋分の日を中日とし、前後3日を合わせた7日間をいいます。現代では、ご先祖様のお墓参りを通して供養を行う期間として定着していますが、お彼岸にお墓参りをするのは日本独自の習慣です。日本では自然を敬い、ご先祖様を大事にするという文化が古くから定着してきたために「お彼岸」にお墓参りをするという習慣が定着してきました。他の仏教国では見られない習慣だそうです。

おはぎ

◇5月 子どもの日(端午の節句)

端午の節句とは、5月5日の子供の日。菖蒲の節句ともいわれています。
男の子の健やかな成長と健康を願って、お祝いする日です。
兜や五月人形を飾り、鯉のぼりを上げて、柏餅や粽を食べてお祝いします。

柏餅

◇7月・8月 御中元

御中元とは、お世話になった方々へ日頃の感謝を込めて贈り物をする夏のご挨拶です。東日本は7月上旬~15日まで。西日本は7月中旬~8月15日までが一般的です。御中元を過ぎると熨斗の表書きを「暑中御見舞(立秋の前日にあたる8/7頃まで)、「残暑御見舞(8月末まで)」に変えて贈り物をします。

◇9月 十五夜・十三夜

十五夜とは旧暦の8月15日の夜のこと。「中秋の名月」ともいいます。
別名「芋名月」とも呼ばれます。
旧暦では7月~9月が秋の季節となり、「中秋」とは7・8・9月の秋のちょうど真ん中の日の8月15日の日をいいます。この日に月を鑑賞しながら秋の豊作を祈願する日です。
十五夜の後には十三夜。昔からどちらかの月だけをみることを「片見月」と呼び、縁起がよくないといわれてきたそうです。
ちなみに十三夜は、収穫に感謝する日です。 

      月見万頭     
月見団子
月見団子(あん入)

◇10月 ハロウィン

かぼちゃ万頭

◇11月 七五三

七五三とは、子供の健やかな成長を祝い祈願する行事です。
3歳、5歳、7歳で行われます。
〇3歳の男の子・女の子「髪置きの儀」
〇5歳の男の子「袴着の儀」
〇7歳の女の子「帯解の儀」

千歳あめ

◇12月 御歳暮

御歳暮とは日頃お世話になっている方々へ1年の締めくくりに感謝の気持ちを伝えるために贈り物をする風習です。その起源は江戸時代までさかのぼるようです。

    冬至

冬至とは、一年中出昼が一番短く、夜が一番長い日です。
この日は寿命が長く病気にも強い柚子の木にならって、柚子風呂に入り栄養豊富なかぼちゃを食べて無病息災を祈る日です。
2022年冬至は12月22日です。    

冬至万頭

    クリスマス

クリスマスは、イエス・キリストの降誕を記念する祭です。
その由来は諸説ありますが、2世紀~4世紀頃に始まったという説が有力視されているようです。

バスクチーズケーキ

    

      


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