関東社会人芸人バトルライブ「藤四郎」壱ノ陣ライブレポート

社会人芸人たまプラーンのアオキプランです。

さて、1月30日に開催された関東社会人芸人バトルライブ「藤四郎」に出場しましたので、そのライブレポートです。

前回記事で「藤四郎」がどのようなライブになるのか考察もしましたので、ルールやシステムが考えていた通りだったのか、そちらの記事も併せてご覧ください。リンクはこちらから→https://note.com/aokiplan/n/ne97d699e0995

1 聖地「方南会館」

会場は杉並区立方南会館。学生お笑いに詳しい方なら「大学芸会」や「NOROSHI」の予選で使用される会場だとすぐに思い浮かびます。

そうです、ルミネtheよしもとが学生芸人にとっての甲子園球場だとしたら、方南会館は千葉県出身の学生芸人にとってのZOZOマリンスタジアムなのです。そんな”聖地”でのライブに出場者は自ずと気合が入ります。

ちなみに私は、残念ながら大学芸会やNOROSHIが立ち上がる前に学生お笑いを卒業しているので、大学お笑いの大会と言えば、まずヒ〇〇〇スが思い浮かびます。2日間で行われた大会に出たとき、余裕で家に帰れるのに、指定された旅館に宿泊することが絶対条件で、エントリーフィーが一人10,000円以上(たしか)だったのは良い思い出です。

2 わらリーマン出身プロ芸人のMC

壱ノ陣のMCはサンミュージック所属の「村民代表南川」さん。実は第一回わらリーマンに出演されている、元・社会人芸人のプロ芸人です。我々のような社会人芸人が、舞台に臨む気持ちを理解してくださっています。

ネタ合わせをしていたところ、わざわざ挨拶に来てくださいました。村民さんのことを知っているぜアピールをするために、「いやー、やっぱり、松坂桃李さんに似てますね!」と言ってしまいましたが、よく考えたら瑛人さんに「いやー、やっぱり、香水の良い匂いがするんですね!」と言うのと同じくらい意味分からなかったです。

3 お客様投票の方法

壱ノ陣の順位を決めるお客様投票の方法は「特に面白いと思った5組に◎、面白いと思った5組に○を付ける」というものでした。ここから以下の条件で順位を決定しました。

(1) ◎または○が付いた数が多い順
(2) (1)の数が同じ場合は、◎が付いた数が多い順
(3) (1)(2)の数が同じ場合は、香盤が先の組が上位

前回の考察記事で、「お客様の投票の総数が少ないと、得票数が同じになってしまうのではないか」と書きましたが、「◎票」を設けることで、順位が決まりやすくなる仕組みになっていました。

全国大学ラグビーフットボール選手権で、同点の場合はトライ数の多いチームが勝ちみたいなやつですね、画期的です。主催のハバネロ胡椒は、セルであり、ピッコロを吸収した後の魔人ブウくらい頭脳派です。

壱ノ陣は、25組中上位20組を決めるという特殊な形式でしたが、次回以降の出場組数は金獅子が約10組、銀狼が約15組なので、お客様の投票数は「◎票が1組、○票が4組」くらいになるのでしょうか。次回も注目です。

4 結果発表

申し訳ありませんが、ライブや楽屋の雰囲気のレポートはなく、早速結果発表です

というのも、このご時世なので、ソーシャルディスタンスを意識して、ずっと方南会館の事務室の前のスペースにいたため、周りの雰囲気が掴めていないからです。ときには会場のホールへの行き方が分からないお客様に道案内もしていました

かろうじて袖で待機していたときに「ともしび」と「ナイルパーチ」のネタだけ聞くことができました。2組ともめちゃ面白かったし、めちゃウケていました。

ということで、次回の金獅子に出場する上位10組と銀狼に出場する11位から20位までは、上記の結果になりました。たまプラーンを含め21位以下は1回お休みです。

ハバネロ胡椒がツイッターのスペースで結果発表を行ってくれましたが、上位9組まではすべて漫才とのことでした。社会人漫才王2021で最終決戦3組に残った「ハバネロ胡椒」、「コウキシン」、「カタヤイネン」が、上位10組に残れなかったのは意外な結果でしたが、それだけ3組に対する期待も大きく、また他の出場者の実力も高かったということでしょうか。

5  完全敗北

たまプラーンは上位20組に残れなかったのですが、今回は完全敗北でした。M-1グランプリや社会人漫才王といった年一回の賞レースでもなく、わらリーマンやペチカといった定期ライブでもない、新しい形のライブでネタのチョイスを失敗したという感じです。

ネタ自体は好きなタイプのものですし、色々と考えてそのネタをチョイスしたので、他の出場者のレベルが高かったということもあり納得しています。最近どのような考えでネタを作って、どのような気持ちで舞台に立っているかは、また別の記事にしたいと思います。

言い訳にしかならないのですが、会場に集合する前に相方とネタ合わせをしており、出場者集合の後にそのネタでネタ合わせを始めたら、「今日それやるんですか?」と相方に驚かれました。完全に敗北フラグが立っていました。竹内ズさんごっこしている場合じゃありませんでした

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6 ポイントランキング

出場者集合のタイミングで、ハバネロ胡椒から「年間チャンピオンシップを行いたい」と説明がありましたが、前述のとおり、ずっと事務室の前のスペースにいたため、それがお客様に発表されたのか、また、年間チャンピオンシップ出場者の決め方が発表されたのか分かりません。

ということで、前回の考察記事のとおり、勝手に独自のポイントランキングを作りました。非公式なので、面白半分に読んでください。エクセルがそんなに凝っておらず、すみません。

藤四郎2022ポイントランキング

壱ノ陣は一つのライブで上位20組が決まったので、1位=20ポイント~20位=1ポイント獲得という結果にしました(便宜上、金獅子10組と銀狼10組の順位としています)。

そして、合計ポイントの上位12組が年間チャンピオンシップに出場できます。同点の場合も考えられるので、「金獅子の出場回数が多いユニットが上位」、それも同数の場合「金獅子出場時の平均順位が高いユニットが上位」とします。

ポイントランキングの仕組みとしては、「金獅子上位=5ポイント、金獅子下位=4ポイント、銀狼上位=3ポイント、銀狼中位=2ポイント、銀狼下位=1ポイント獲得」というような方法も考えられます。

前者の仕組みの方が、獲得できるポイントに幅があり、1回のライブで大逆転ができるので、よりポイントランキングがエキサイティングになると思います。しかし、前者の仕組みのデメリットとして、一度ライブに出られなくなると、上位争いに復帰できる可能性が極めて低くなります。ライブに出場することができないユニットは、次回獲得できるポイントはありませんので、次回金獅子が確定しているユニットとの獲得できるポイントに差がありすぎるためです。また、壱ノ陣から参加していないユニットも不利になってしまいます。

それっぽいこと書いていますが、全て非公式です。今後、事務局から発表があると思いますが(もしかすると壱ノ陣で発表があったかもしれませんが)、事務局と方針が違っても、個人的には前者の仕組みでポイントランキングを記録していきますので、興味がある方は是非一緒に追いかけてください。

7 今後の展望

たまプラーンは、壱ノ陣で上位20組から漏れてしまいましたので、3月19日(土)の弐ノ陣には出場することができません。自分で考えたポイントランキングの仕組みでは、既に年間チャンピオンシップ出場は絶望的です。なんと恐ろしい仕組みを考えてしまったのでしょう。前回記事でドラゴンボールでいうところのトランクスくらい活躍したいと宣言しましたが、セル編の赤ちゃんトランクスくらいしか活躍できませんでした。

次回からは、直前回に出ていないユニットが出場可能ということで、どれくらいのエントリーがあるのでしょうか。壱ノ陣の客席にも、わらリーマン勢がいらっしゃったので、かなりの数のエントリーがありそうです。エントリーしても次回に出場できない人は、その次の優先エントリーになるのでしょうか。その場合は、我々が出場できるのはかなり先のことになりそうです。

ということで、Jリーグでいうところの宮澤ミッシェルさんになると宣言しましたが、なかなか出場機会に恵まれず、ライブの結果を追いかけているということもあり、サッカー中継の解説でおなじみの引退後の宮澤ミッシェルさんなってしまいそうです。

たまプラーンとしては良いネタが披露できるよう、引き続き精進してまいります。「藤四郎」自体はすごく面白いライブなので、観に行こうと思います。皆さんも、是非「藤四郎」に足を運んでください。そして、非公式のポイントランキングの結果と、非公式のポイントランキングが公式に採用されるのかその結末にも御注目ください!

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