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私史上最も過酷な試合

それは2022年3月18日
ニッパツ三ツ沢球技場で行われた明治安田生命J1リーグ、横浜Fマリノス対サガン鳥栖の試合。

この日はバックスタンドの2列目で観戦。
始まる前から既に雨は結構降っており、カッパを着用して荷物も45リットルのビニール袋を2重にして席へと向かった。いつもは試合前のウォーミングアップの写真も撮るのだがそのデータがないということはギリギリまで屋根のあるところに避難をしていたということになる。(そんな記憶が書いてる最中によみがえってきた)

19:00 キックオフ


キックオフ時の円陣
観客はほぼカッパ姿デスネ

↑キックオフの時間はまだ、、、まだ!ピッチもギリギリ平気な状態でこちらも険しい顔をせずに見ることができていたの図。

そうなんです、前半はボールを蹴ることができていた。サガン鳥栖も好調でお互い負けじとゴールを狙う。が、今日の誤算は雨だけでなく風も強く吹いていたことだ。どうやら過去3番目くらいに気温が低かった試合の様(確実な情報ではない)。風が強く吹くことによってボールも流れていく。GKをはじめ、選手たちのボールはそれるそれる…。以下撮影した写真を掲載しこの日の試合の様子を見ていただきたい。(写真に関しての注意事項をここで明記します→二次加工&無断掲載、アイコン使用は御遠慮いただいています。)

見たらお分かりいただけます………ね。
ニッパツ三ツ沢球技場のピッチは水しぶきを上げ、選手の体力やメンタルが低下していくのが分かる。ハッキリ言ってしまえば、"フットボールをしている"状態では無かったように思います。ボールが滑らず思うように繋がらないパスに両チーム悪戦苦闘し、観戦に来ているサポーターも滅多にゴールまで運べないボールを雨に打たれながらじっと見ているのがとても辛かった。しかしこんな状況でも両選手たちはアディショナルタイムまで必死にボールに食らいついており、その走る姿に心を打たれた。

雪かな


試合が終わる笛が吹かれたと同時にマリノスの選手たちはこちらに向かってきた。マジで速かった。すんごい速かった。もはや走って来てくれた。選手たちはサポーターもこの雨と風で辛いのを承知しているから駆け足でこちらへと来て"お互い早く家に帰って温まろう"としてくれたのだ。泣ける。
この状況、両者好調だっただけに上手くいかないゲーム内容、スタジアムのコンディション、全てに泣けた。

試合終わりに走って来てくれた選手たち
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という訳で私にとって史上最も過酷な試合観戦となりました。後半は震えながら見ていました。あー屋根があったらなぁーっと凄く思う試合。ニッパツ三ツ沢球技場には屋根がありません。作ろうとはしてる…らしい!が分からない。この記事を奇跡的に読んだ偉い人がもしいたら、、安心安全の環境下スタジアムをつくっていただきたい。



90分+AT 私はずっとカメラを構えながら試合を見ていました。カメラにはレインカバーを付けたがヨドバシで買った安いカバー。


数年前初心者向けのkissx7を使っていた私はそのカメラを水で故障させてしまった事がある。その時は電池パックの所に水が入ってしまい、シャッターがパチパチ言い、すぐさま電源が付かなくなり「あぁ……オワッタ」と思った。が、カメラ友達に助けを求めたら「家帰ったらまず電池パックをとってジップロックに米を詰め込んでその中にボディを入れろ!絶対に1週間ジップロックは開けるな!!!!!!」という返信。

え、、、、、ジップロック、、、?米、、、?

すぐさま修理に行く選択もあったが、高額なのは間違いなさそうだしお金もなかったので言われるがまま米にイン!そして1週間が経ち、その友人から「おうよ、開けてみてみ?」と一言いただき、いざ!開封!


復活


まじか……米恐るべし…………。
その後も故障することなく使えることができた。友人曰く、ポイントは心配して2.3日でジップロックを開封しないこと!だそうです。もしお金がなくて水でカメラがお亡くなりになったらひとつの方法としてこのような事例があるよっということで。(あまり推奨はしません、修理へ出しましょう)復活したカメラにごめんねぇぇぇっとスリスリ謝ったのを鮮明に覚えています。

すごい試合のことから脱線しましたが、カメラを持って試合観戦する際には対策を。私が90分カメラをしまわなかったのはこの試合の風景、実状を伝えたかった。絶対に選手も、この日見に行った人も、忘れられない試合になったはずだよね。

ニッパツ+雨 の日はこれからも気をつけて臨みたい。

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