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日記 死の宣告

 6年ほど前、根岸線に乗っていた。
転職したばかりだったので色々悩んでいた、そして今より太っていた。170キロぐらいあったし。

←が当時の私だが右の人も180センチ90キロあるのに小さく見えるぐらいだ

そんな私が座席に座っていると、目の前で男の子がはしゃいでいた。

母親は「静かにしなさい!」「もういい加減して!」と怒っていた。

そして、息子は目の前の私を見て

「うわぁぁぁああ!!もうすぐ死んじゃう人だぁ!!」

と言ってきた。
 
私はビビった。

何故見ず知らずのガキにそんな事を言われないといけないのか?後、転職したばっかりなので『ひょっとして‥』とも思った。

母親は頭をひっぱたいて

「本当に何言ってるの!?もういい加減にして!!」

と怒っていた。
私は眼をつむり、ネタふりをした。すると、ガキは口を抑えられながら

「むぐぐ‥眼をつぶってるよ!?もうすぐ死ぬのに!!」

『ひょっとしてワンチャン私に言ってないかもしれない』

と思っていたが、確かめる為に眼を開けることはなかった。

あれから6年‥

少年、まだ生きてるぞ!!

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