”蒼汁”という名前の由来の話

どうもこんにちは。蒼汁です。
ハースストーンの配信やキャスターや選手をしてる天才的プレイヤーです。
<Twitter @aojiru2581

最近は本名で呼ばれるよりもハンドルネームで呼ばれることが増えました。
少し前の時代では考えられないことですね。
そこで定期的な配信や酒の場で話題になるのが、

”蒼汁さんの名前の由来ってなんですか?”

という話。

合コンにおける、「休日はなにをされてるんですか?」に匹敵するほどのド定番な質問。
でも意外とその人の人生が見えて来たり、独特の創意工夫が仕込まれていたりするもので面白かったりする話。
だからこそ軽い気持ちで星の数ほど投げられてきた話。

で。

当然っちゃ当然なんだけど、蒼汁って名前にも由来というか誕生秘話みたいなものがあるわけだ。
じゃあそれを話せばいいじゃんってなるわけなんだけど、そうも簡単にいかない。
事実、私蒼汁は名前の由来に関する質問を断固として拒絶してきた。
何故か?理由はひとつ。

”たいして面白くもないくせに、あんまりピンとこないから”


これです。

自分よりも立場が上の人からの質問でさえ、断ってきた理由がこれなんです。
これを提示すると、「逆に気になる」と好奇心を刺激される人もいるんだけど、しびれを切らしていざ説明すると「?」マークしか生まれない。

封印されるにはされるなりの理由がある。
チョコレートの箱にはチョコレートしか入っていない。

ではなぜ、”名前の由来”なんてタイトルで記事を書き始めたのか。
それはもう、自分の口からこの話をしたくないからです。
つまりこの記事が、蒼汁の名前の由来を語った最後の文献。
歴史の末端に刻む寄稿だ


なんでこんなに前置きがダラダラ長くて、勿体ぶっているか。


”たいして面白くもないくせに、あんまりピンとこないから”

出来ればここで引き返してほしい。人生の時間は有限。
それをどのように使うかはあなた次第だけれど。
10年後の自分が胸を張れる人生を選んでください。
私はあなたが心配なんです。

では、たいして面白くない上に、あまりピンとこない話を始めます。
ダラダラとした文章を書くのが得意なので、ダラダラ読んでください。


「主人公の名前を決めてください」


小学生くらいなら、RPGの主人公には自分の名前を付けるケースが多いはず。
事実、自分もポケモンルビーの主人公には本名の「まさや」を拵えた。
だけど中学生にもなると、キャラクターネームに本名を当てるのは恥ずかしいという感情が生まれる。

初めてハンドルネームをつけたのは中学2年生の時。
文字通り中二病真っ最中だった時代にオンラインゲームを始めた。

キャラクターネームの項目にて、我が分身に与える名前を考えていたところから物語は始まる。

だけどこの工程は、これまで全ての主人公が「まさや」だった蒼汁少年には荷が重かった。
かなりの時間を要したことを今でも覚えている。


そこで、当時好きだったキャラクターの名前を借りようと考える。
現在の中学生がSAOにハマって「キリト」って名前にするのと同じ発想だ。

テイルズオブデスティニーというゲームにリオンというキャラクターがいた。
めちゃめちゃ好きだった。ノートにイラストとか技の名前とかめっちゃ書いてたし、秘奥義の詠唱とか全部覚えてた。なんなら今でも言える。

画像1

じゃあ名前を「リオン」にするかと言われるとそこまで単純なクソガキじゃなかった。
当時から、名前が被るのがあんまり好きじゃなかったってのもある。
少し捻った名前にしたかった。できればこう、かっこいい感じに。

そこで着眼したのが、リオンの声優「緑川 光」氏。
こちらであれば被ることも少ないと考えて、少しもじった名前として完成したのが

”緑光”

という名前。
なんということか。
今は蒼い汁でしかない自分も、10年前は緑色に輝く光そのものだったのだ。
読み方は”りょっこう”

新たに名前を与えられた主人公・緑光は、モンスターを狩り、武器を振り回し、学生時代の大切な時間を画面の中で過ごした。

そんなある日、共に遊んでいたチームのメンバー、リアルでは少林寺拳法を習っているF君がこんなことをチャットしてくる。

りょっこうって名前、この前テレビで見たよ」と。
りょっこうあおじるっていう商品があるらしい」と。




画像2

「今度から蒼汁って呼んでいい?w」と。


パチリ。
これはジグソーパズルがハマった音。
まさにこれこそ歴史の全貌。


蒼汁という名前は、少林寺拳法を愛するF君の「謎のセンス」と「変換ミス」から始まった名前だったのだ!!!


うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
蒼汁最強!少林寺拳法最高!!!!!!!!!!!!!!!!



画像3

独りよがりな文章で本当に申し訳ない。
でも最初にいったじゃん、
”たいして面白くもないくせに、あんまりピンとこない”話だって。
この話を客観的に分析すると、問題点が浮き出る。

①緑川 光を知らないとイマイチピンとこないチョイス。
②緑光になった理由が曖昧すぎる。
③「りょっこう」から「緑効青汁」に飛躍する突飛さ
④なぜ青汁を蒼汁と変換ミスしたのか。

このあたりが納得できないというか、ピンとこない要因だと思うんだよね。
でもこれが全部なんだよ。仕方ないだろ。



【おまけ】


この話を出来るだけしたくなくて、18歳くらいの時に”名前の由来の偽エピソード”を作ることになった。
ハンドルネームなんて悪く言えば偽名なのに、その偽の由来まで作ろうという狂気の沙汰。

注目したのは、姓名+名前の一部を抜粋したありがちなニックネーム。
キムタクとか、オカリンとか。

この辺のリアルな偽名を作ろうとして生まれたのが、

蒼木 知彦 (アオキ トモヒコ)

という偽名。そしてこういうエピソードと共に話す。

蒼木と知彦の頭文字をとると、蒼知。
蒼に知ると書くから蒼汁なんですよ~~w

自分でいうのもなんだけど、天才的だった。
一時期Twitterの名前を蒼汁/蒼木知彦にしていたこともあって、この話を信じ切っていた人も多かった。
初めて仕事の依頼が来た時も、メールの宛名に「蒼木知彦様」と書いてあった。
人は工夫を凝らした旨のエピソードを披露されると、騙されやすいんだよね。

ここまで読んでくれてありがとう。
君の明日が素敵であることを祈っているよ。

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