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小さな喜び


私はずっとホルモンが激崩れしいるらしい。

病院に行っても毎度ストレスはありますか?
食生活、睡眠はとれていますか?

いつも同じようなことを聞いてくる目の前の人は医師なのにそんなことしか言えないのかよって思ってしまう。
ストレスなんて何に感じているのかわからないし、割とずっと幸せに生活しているし、食事と睡眠は少し偏っているけど。ストレスはそんなに感じていない。むしろ好きに生きている。同じことを聞かないでほしい。

私は医師に何を求めているんだ。

遠回りしたけど言いたいことは、そのホルモンバランスが崩れていることによって、私の肌の不動産屋がニキビをいっぱい建築する。今日も新しいニキビが建てられていた。不動産屋さん、ここの土地はやめてよ。せめて背中とかならまだいいよ。まだね。

この仕事をしている上で肌が荒れているのは致命的だ。ヘアメイクさんにもカメラマンさんにも一手間加えさせてしまう。そんなの申し訳なさすぎるし、こちらも自信を持って肌を魅せられない。
毎度本当に御免なさいと心で何回も謝りながら共に作品を作り上げていくのだが、

先日、

カメラマンさんの研修のモデルをさせて頂いた。
その際にも同じように申し訳なさと戦っていた。
いつも「あおいさんの肌の質感がとても好きなんです」って言ってくれる方が今日も同じ口調でそのまま同じ言葉を言ってくれた。優しい。優しすぎると胸いっぱいになって撮影を終え、そのあとすぐデータが送られてきた。
私は泣きそうになった。肌の加工がされていない。私のありのままをこの方はいつも切り取ってくれる。ありのままなんていいつつ、肌は加工した方がいいかなと優しく気を遣ってくれる方もいるけれど、この方は心から私のありのままを求めて切り取ってくれているということが分かって、凄く嬉しかった。凄く。
この肌の荒れも直向きに過ごしている今だから持ち合わせているものなのかもしれないと思ったらいいのかなって思えた。

データを見返してすぐに連絡をした。私の緑の部分と同じくらいの文量で。


私はこの方とこれからもずっとお仕事をしていきたいな。と思った

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