料理に大切なもの

それは何か。
ある人は愛情という。

10年ほど前フランス料理のレストランで働いていた頃。
料理人は恋をしてはいけないという話を聞いた。
恋が上手くいっている時と味が濃くなり。
恋がが上手くいっていないと味が薄くなる。

その時なんだか納得できた。

昔は女性は料理人に向かないと言われていた。
なぜかと言うと、月経周期の関係上体温が変化するためである。
体温が変化すると味覚が変わる。
そのため一定の味を保つのが難しいからだ。

料理に必要なもの。
それはなんだろうか。
愛情や思いやり。
提供する相手を気遣ったり、好きなものを出してあげよう。美味しいものを食べさせてあげよう。

それは大切なことだ。

では、美味しいとは何か。
それは人の生活環境や体調によって変化する。

一言で美味しいとは、味はもちろん。香り。食感。温度など様々な要素がある。

鼻が詰まっているときに、食べるご飯は美味しくないのはそのせいだ。
味の90%は香りからくるものである。

そんなことは知ってるよ。と言う人は多いかもしれない。

長々と前置きをしておいて、
私個人見解での料理に大切なもの。

それは旨味である。

旨味成分のアミノ酸の種類は様々でグルタミン酸、グアニル酸、イノシン酸などがある。
この組み合わせによって相乗効果を発揮し、美味しい!と感じる。

中華料理やタイ料理を食べたとき美味い!!
と感じるのはアミノ酸調味料が大量に使われているからだ。

コンソメ、味の素、中華だし、鳥ガラスープ、味覇、和風だし、白だし、昆布だしなど様々あるが私はとにかくどの出汁かを入れる。
和風洋風関係なく昆布だしを入れたりすることもある。

旨味成分は相性が合わない食材がほとんどない。

ぜひ旨味を意識した料理を作ってみて欲しい。
必ず美味しいものが出来上がるはずだ。

でも、愛情も大事だけどね。